Nさんからのメールはその後も続きます。
「羽前成田駅が無人化された翌年、平成11年1月16日に宮内駅と西大塚駅を再訪したのでした。西大塚駅はその年の4月1日から完全な無人駅となっています。西大塚から今泉行きの券(左側の中央の切符)には、右側に裁断位置を示す線があります。通常硬券は券紙を所定の大きさに裁断してから印刷するので、これは硬券専用の印刷機を持たない地元の印刷屋さんで印刷している証だと思われます。」
よく見ると6枚のうち3枚は料金改定直後のものと思われ、変更後の料金がスタンプで表示されているのも面白いところです。フェイスブックでも「鉄道きっぷ専科」というグループが活発な投稿を行っていますが、使用後の切符からもいろんなものが見えてくるようです。宮脇俊三の「時刻表昭和史」風に「長井線鋏痕鉄道史」が創作されるのを期待したいと思います。