存命の喜びを

 4月9日から開催されている「風と大地と猿の写真展」は、これまでの写真展とはひと味違ったものを感じます。西村さんがSNSに投稿していた記事も展示され、西村さんがなぜ猿を撮るのか、が語られていました。このメッセージを一読されてから、改めて作品をご覧になってみては如何でしょうか。

 

 

 なんで最近猿なのか?

 それもニホンザルのみ撮るんだけど何故か?

 「存命の喜び、日々に楽しまざらんや」

 「生を愛せ」 

 命ながらえる喜びを毎日大切にしなくてはいけない

 

 色々な話を聞き、状況を見ながら心底にて思ったこと

 これが影響してあの動物に妙に魅力を感じたのかもしれない

 過酷な自然環境下で生活するニホンザル

 彼らはいつも死と隣り合わせ

 ひと冬、ひと夏を乗り越えることの重要さを彼らは知っています

 

 人間もある意味同じじゃないですかね?

 日々、死の近きことをわするることなかれ

 命という宝を忘れ、快楽や金銭という別の宝ばかりを追い求めていては、いつまでたっても心満たされることはない。

 そんな感覚が日本ザルに興味を持たせたんでしょう。

 

 

【おらだの会】さて皆さんは、上の作品にどんなタイトルを付けますか。

 

2022.04.17:orada3:[駅茶こぼれ話]