鉄道遺構を発掘

おらだの会が紫陽花の移植作業を行うために、ホーム西側の土手の草刈作業を行っていた際に、コンクリートの擁壁を発見しました。西側にもう一本の線路があった事は広く知られていましたが、今回見つかった擁壁は、その一部と思われます。

 

山形鉄道によると、側線が撤去されたのは1960年代でないか、とのこと。長井線の多くの駅では、列車交換のために側線が設置されていたとされていますが、その遺構が発見されたのは羽前成田駅が初めてのようです。

 

目の前に姿を現したホームの遺構を眺めていると、当時の人々の嬉々として列車を待つ姿が見えてくるようです。すぐそこに50年、100年前の歴史が見え隠れしていることが、とても不思議に思えます。マニアの間でブームになっているという「廃線跡ツアー」の感慨が少しだけわかるような気がします。

2020.07.28:orada3:[停車場風景]