停車場憧憬  秋の夕暮

  • 停車場憧憬  秋の夕暮
  • 停車場憧憬  秋の夕暮

刈り入れが終わった頃

父は畦道に腰を下ろして 

切り株だけになった田んぼを見ながら

煙草をプカリとふかす

手塩にかけた稲が手を離れる時だ

嬉しいような 寂しいような気持ちだ

と父は語った

秋の夕暮時になると想い出す光景だ

2017.10.12:orada:[停車場憧憬]

この記事へのコメントはこちら

※このコメントを編集・削除するためのパスワードです。
※半角英数字4文字で入力して下さい。記号は使用できません。