若者達へ ⑪酒席に思う

 私の部下職員と飲む時に、酒席も時代が変わったなと感じることが多い。昔は宴席というと、新入社員は先輩方に「○○です、よろしくお願いします」と言いながら、酒をついで回ったものです。でも今は、瓶ビールでなくて生ビール、日本酒でなくて焼酎梅割りなどなど。これでは会話も生まれないと思いませんか?
 【シンポジオン・シンポジウム ⇔ 饗宴】シンポジウムの原語であるシンポジオンは、ギリシャ哲学者達が、酒を飲みながら議論するとの意味である。現代のシンポジウムのように、酒も飲まないで講演を聞くといったものではないのです。【酒・バッカス ⇔ 発酵・醸造】酒席も個別化が進んでいるようだが、酒を飲む時は、瓶ビールで、「差しつ差されつ」飲むことを考えてみて欲しい、と思うのだがどうだろうか。
いま、教育現場で問題なのは、コミュニケーション能力がなくっていることなのである。成人式を終えた大人であれば、酒の力を借りて会話をすることの重要性を考えてみて欲しいのである。
2013.03.20:orada:[変な民族学4巻 若者達へ]

この記事へのコメントはこちら

※このコメントを編集・削除するためのパスワードです。
※半角英数字4文字で入力して下さい。記号は使用できません。