東北芸術工科大学:入試課ブログ

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ときどきご紹介する「新入生アンケート」からの「入試アドバイス」。
時期も時期なので、自己推薦入試に関するアドバイスを抜粋してご紹介。

○面接→正直にかしこまらないでいつもどおりに。「これだけは言いたい」ことを事前に2,3つ決めておく。あ、あと本を沢山読みました。日頃から様々な情報を取り入れておくのが一番かなと思います。[美術史・文化財保存修復学科]

○はっきりとした目標をもつことが、結果的に合格につながると思う。飛び交う情報に紛らわされず、自分に必要なものを見極めること。[美術史・文化財保存修復学科]

○自分の学びたい事とぴったりの学部、教授の方々にめぐりあえたと思える、今の自分のおかれた境遇に自分ながらおどろいている。めぐりあわせとしか思えないが、求めていれば道が開かれたのだとも思う。アドバイスというより、いかに自分がそれを求めているかをアピールすることなのではないか。[歴史遺産学科]

○自己推薦入試の前に、まず絵の完成度を上げるために、時間は切らずに制作して、一週間前からは、タイムアタックと、人体クロッキーに取り組みました。[日本画]

○大学に入りたいからという目的じゃなくて入ってから自分が何をしたいかという考えをしっかりもたないといけないと思います。受験のためにデッサンしないといけないと描くのではなく自分はこう描きたいんだ!って取り組んでいったほうが絶対いい。[洋画]

○私は自己推薦(洋画コース)を受けたので、学科がなく、実技と面接の対策に専念しました。
実技というと、とりあえず技術のレベルを上げなくてはと考えてしまいますけど、私が対策を続けるに当たって大事だなと思ったのは、やみくもに「上手くならなきゃ」と思いながら描くのではなくて、「芸工大に本当に行きたい!」と思い続けることでした。「上手くならなきゃ」と思って描くと、ちょっと上手くいかなかった時でも、ただ落ち込むばかりで、焦って進歩がなかったけど、最終目標を明確に考えたら、少し冷静に上手くいかない理由を考えたりだとか、焦らずにそういう当たり前の事が出来るようになりました。[洋画]

○資料を見て考えるのも悪くないと思いますが、自分の目で大学を見ておくと在学生の方々ともお話ができるし、設備や学校の雰囲気など、資料には載っていない情報も分かってくるので足を運んでみたほうがいいと思いました。自己推薦は自分の考えをまとめておくことだと思います。実技は過去の合格作品を参考にしました。自分に足りないところを意識してデッサンしてました。[彫刻]

○とにかく不安要素を1つでも解消して試験に臨むことだと思います。苦手なモチーフの扱い、時間の使い方等を、自分が「大丈夫!」と思えるまで徹底的に考えては実践して改良するためにまた考えるの繰り返し。まわりの人がいくら「大丈夫」と言っても、自分自身がそう思えないと厳しいと思います。
それと、試験本番までの気持ちのもっていき方がとても重要だということです。特に前日の夜から当日の朝まで。試験のことだけ考えて疲れるよりも、友人や大切な人と電話したりおいしいものを食べたり、すきな本を読んだりしてリラックスして「いけるいける」と良い方向に気持ちを持っていく工夫をしてみてください。やはり実技となると表現ですので、心の状態は作品に大きく表れると思います。[工芸]

○プロダクトデザイン自己推薦・構想表現+面接 普段の生活で不便に思うこと、改善すればいいと思うことを考えておく。[プロダクト]

○入試へ向けての対策は早めに始める事が大事です。(実技も面接も)
何度も何度も練習を重ね、自分の中の伸ばしていきたい部分、改めていきたい課題点などを見極め、それに向かっていくことを進めます。そして、自分の世界だけで考えないで、色々な人の意見を聞いて、参考にすることを忘れないで欲しいです。[プロダクト]

○僕は芸工を受験するにあたって、美術の先生に絵の描き方の手ほどきを受けた。また、自分の受けたのは自己推薦入試だったので、面接の練習をもした。ただ、面接の練習といっても、好きな建築について語るぐらいしかしていない。[建築・環境]

○「受験」というものをあまり重く受け止めなくていいと思います。気楽にというのもおかしいですが…。私は「受験」というものをあまりに意識しすぎて高校受験に失敗しているので、大学では軽い気持ちで受験しました。
でも最終的に自分を評価するのは大学側なので努力は大事だと思います。
夢を持って頑張れ!![建築・環境]

○私は3年生の6月まで部活一色の生活なので、ほとんど絵を描くことをしてきませんでした。なので、部活を引退してからか顧問を解くことと、AO入試の提出課題の作品制作を平行して行いました。私は1枚の絵を仕上げるのがとても遅かったので、2時間半で描き上げられるように美術の先生にテーマを頂き、何枚も描くようにしました。あとは、「これが描きたいな」と思っても何も見ずに描けないと、本番では描けないので、「これが描けない」と思ったものはスケッチブックに資料を見ながら描き溜めるようにしました。今まであまり描くことができなかった絵を存分に描け、とても楽しい受験勉強でした。
AO入試・自己推薦の面接は、形式ばった面接練習よりも、自分の作品をきちんと説明できること、思ったことをまとめて話すことができることが重要なのではないかと思います。[グラフィック]

○とにかく、多くのことを学んでほしいです。映像コースだからと言って、映画をより多くみようではいけないのです。映画をより多く見るということは、言うに及ばないことです。やはり、まず本を読むことです。そして、自分の嫌いな本をより多く読むことです。そして、美術史を学ぶのです。ビザンチン・ロマネスから現代美術まで、一通り勉強してみてください。そこから必ずみえてきます。[映像]

○私は映像コースをAO、自己推薦と受験しました。AOに向けては作品提出が一次であり、私はその時まで、自分でテーマを見つけ、本格的に作品を作ったことはありませんでしたが、この機会に作ってみようと思い、アイデアから考えました。最初はテーマがなかなか決まらず、映像としておもしろいものではありませんでしたが、何度か作り直し、納得のいく作品を作ることができました。しかし、AOでは不合格になってしまいました。時間をかけて作ったので残念でしたが、次の推薦に向けてがんばろうと思いました。推薦に向けては、少しでも自分の事や伝えたいことを表現できるように気をつけました。本番は落ち着いて、自分の考えを表現できました。[映像]

○インスピレーションも大事だけども、素直な気持ちで挑めば道はひらける。そしてやる気があれば今できないことも、やがてできる日が必ずくるという気持ちで受験してもらいたいです。[メディア・コンテンツ]

○自分が何をしているのか、そのためには何をしたらいいか、ちゃんと考える。
何だったらいいなではなく、何が出来るのかを考える。[メディア・コンテンツ]


以上。
こういうのを載せると、

「ブログに○○って書いてあるんですけど、絶対やっておかないとダメですか?」

とかってアドバイスを絶対的にしてしまう方も時々いらっしゃるし、入試前だからそのキモチも分かるんだけど、アドバイスの中にもある通り、

飛び交う情報に紛らわされず、自分に必要なものを見極めること。

が大切。あくまでも「アドバイス」ですから右から左に受け流しつつ、自分なりにうまく使ってくださいな。

なんでしょう、この喪失感。

こんにちは、入試課ブログです。


抜かれたァァァァァァァァァァァ


ショックです・・・


長澤まさみ熱愛騒動の次にショックです・・・


昨日のニュースを見て、今日は熊谷さんあたりにやられちゃうかもなぁ〜と思ってましたが、始めに多治見さんから抜かれ、その20分後に本命の熊谷さんに抜かれました。

こうなったらどんな手を使ってでも抜き返し(略)


何がツライって、全国の説明会で入試課スタッフが

「山形って日本の最高気温記録を持ってるんだよ」

という数少ないネタが使えないことがツライ。。。


はい、AO入試を中心とした「07年度版入試アドバイス」は

■情報デザイン学科映像
■メディア・コンテンツデザイン学科ゲーム・Web、映像計画
■メディア・コンテンツデザイン学科情報計画

で最後でございます。


■情報デザイン学科映像
○本当に入りたいという意志のある人は、是非AOから受験することをすすめます。もし落ちたとしても、あきらめずにチャンスがある限り何度も受けてください。最後まで自分を信じていれば、きっと受かれると思います。

○私はAO入試で映像コースを受験しました。提出するポートフォリオは、鈴木敏恵著「ポートフォリオ評価とコーチング手法」を参考にして作製しました。これは医療の本ですが、日々の製作や就職活動にもとても役立つだろうと思いました。

○AO入試の時はひたすら作品(とはいえないかもしれないが)を作ってました。自分ができる範囲で自分を表現するということが難しくて毎日悩んでいました。オリジナルと言ってしまえば簡単ですが、それを生み出すことはとても大変だと思います。それでも自分をアピールできる作品を作れたとき、その過程そのものが自分の財産になると思います。

○私は映像コースをAO、自己推薦と受験しました。AOに向けては作品提出が一次であり、私はその時まで、自分でテーマを見つけ、本格的に作品を作ったことはありませんでしたが、この機会に作ってみようと思い、アイデアから考えました。最初はテーマがなかなか決まらず、映像としておもしろいものではありませんでしたが、何度か作り直し、納得のいく作品を作ることができました。しかし、AOでは不合格になってしまいました。時間をかけて作ったので残念でしたが、次の推薦に向けてがんばろうと思いました。推薦に向けては、少しでも自分の事や伝えたいことを表現できるように気をつけました。本番は落ち着いて、自分の考えを表現できました。

○たとえ落ちても、何回もチャンスがあるので、あきらめなければうかる!自分がしたいことや作った作品について、しっかり言えるようにした方が良い。

○結果としては落ちたけれど、入試の場を体験できたのでよかったと思う。1次だけでも受かることができたので、その後の自信につながった。

○映像コースの試験はとてもざっくばらんでやりやすかったです。

○自分の力不足を実感する良い機会だった。

○失敗したと思いました。しかし、その失敗でこの大学が望んでいる人がどういう人なのかわかりました。

○AO入試は、通常の受験の形と違って楽しかった。

○楽しかったけど、緊張しすぎて面接でロクなことがいえなかった。


■メディア・コンテンツデザイン学科ゲーム・Web、映像計画
○受験で大切な事は、自分に合った受験方法を選択するものだと思います。
私は早めにAO入試の受験を決めていたため、じっくりと課題に向き合うことができました。
具体的には、課題が企画プレゼンテーションだったため、学校の先生達に付き合っていただいたり、友人に頼んで、多くの人の前でプレゼンテーションをして練習しました。そのおかげで、本番はさほど緊張しなかったように思います。
ただプレゼンは緊張しませんでしたが、面接は緊張しました。

○とにかく入学試験を過大視しすぎないようにして、気を落ち着かせていけば、程よい緊張感の中で入試に挑むことができると思います。

○インスピレーションも大事だけども、素直な気持ちで挑めば道はひらける。そしてやる気があれば今できないことも、やがてできる日が必ずくるという気持ちで受験してもらいたいです。

○私は理由を付けて諦めずに良かったと、合格して実感しています。

○日々の情報を敏感にキャッチし、自分の考えをまとめ、口にすること、文章に表すこと、絵に表すことがとても重要なことだと思います。

○志望理由書(面接資料)を書くにしても、面接にしても、そのための準備は私にとってとても為になったので受験をして良かったと思っています。


■メディア・コンテンツデザイン学科情報計画
○合格しませんでしたが、楽しかったです。とくに面接。
○東北芸術工科大学の受験の特徴は、予想できないことだと思います。特にAOでは「普段のあなたを知りたい」というような話を聞きました。なので「受験勉強」をするだけでは足りないと思います。自分に自信をつけて、表現力を高める努力をするべきだと思います。セミナーで言われたことですが、短編集を読んだり、たくさんの人に作品の感想を聞いてみるのは効果的でした。

○AO入試では、自分が面白い、または楽しいと思えることに取り組むと楽しんで受験の準備が出来ると思います。(私はそうでした)
一つ一つのチャンスを楽しんでいけば、きっと大丈夫ではないでしょうか?頑張ってください。

○AO入試で大事なのは「どれだけ芸工大に入りたいのか」を伝える事だと思います。

○どんなものができたら楽しく過ごせられるか、そこをよく考えて商品企画をする。

○AO入試のときは、物事を一から的確に考え、先生に相談しながら取り組みました。第二次選考に向けて、教授の方たちの意見を参考にさせていただきました。

○私はAO入試に合格しましたが、自分の興味のある事について日頃から知ろうとする意識が大切だと感じました。最初から知っていなくてもよいのでは。その考えはAOだけに言えることではなく、論述・実技においても同様だと思います。今は情報を手に入れる事が容易ですが、知ろうとする情報について、全てを詰め込むのではなく取捨選択していく眼を養うことも大切だと思います。

○AO入試で受験しましたが、私は夏ごろに進路を決定したので、受験の準備期間が短く、夏休みはほとんど毎日学校へ行き、受験に必要な志望理由書や企画書に追われました。もし、芸工大を今年受験しようか、考えている人は早めに資料請求やオープンキャンパスなどへ行き、情報を集めた方が良いと思います。

○この学校に入りたいと思ったら、AO入試は必ず受けてください。


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こんにちは、入試課ブログです。

今日は

■プロダクトデザイン学科
■建築・環境デザイン学科
■情報デザイン学科グラフィックデザイン

の3つでございます。



■プロダクトデザイン学科
○芸工大に来たいと思ったら、AO入試から受けていくことが良いと思う。受験していくうちに成長していける。

○AO入試は試験内容があまり公開されていないので、受験するか悩むと思うし、不安もあると思います。でも、絶対受けるべきです。受けても損をすることは100%ありません!一回くらい落ちたってどーってことないので受けましょー。

○私自身強く印象に残っていることは、AO入試ではもっとデッサンをして基礎力をつけていればよかったということです。デッサンはあらゆる学科でも大切な基礎だと思うので、自分の練習の不足さを痛感しました。また、あらゆる視点で物事を見ることもいいと思います。美術・デザイン関連の雑誌、書籍に限らず、様々なジャンルの本を読むのもいいかもしれません。

○AOだったら、早め早めに用意する。願書の書き方は単調にならないように工夫して、読んでいてたのしいものを目指す。たくさん大学に顔を出し、イベントに参加するなどして、大学の方と仲良くなる。そうすると、思わぬ情報がもらえたり、きんちょーが軽減される。作るものがあったら、すみずみまでキレイにつくる。自信をもつ。誰かも考えたかもしれない、と思うアイデアはつかわない。先生方に話をきく。わからないことは、わかるまできちんと聞く。

○AO入試の2次選考は、ほとんどの時間とリサーチに費やしました。まとめは徹夜でもすればできますが、リサーチはそうはいかないです。始めは広く調べていき徐々にテーマを絞っていくといいです。意外なところではじめに調べていらないと思っていたものが使えるときが結構あるので。

○AO入試
デッサンが必要…重要だと思いました。
円錐を作るとき、道具が使えない(長さが足りないなど)時に、どうやって作ればよいか悩んでしまったので、そこら辺は気をつけたほうが良いと思う。

○自分は自宅が大学からかなり遠いため、なかなかイベントには参加できなかった。そのため、AO入試を受験したとき、ボードを使ったプレゼンテーションをするのも見るのも初めてだった。そして、他の受験者と自分との間には明らかに差があった。その後、その悔しさをバネにして、自己推薦で合格することができた。自分はAO入試でいい刺激をもらったが、これから受験する人は、感性を高めるチャンスが周りにたくさんある。その1つに大学のイベントがあるということを知っておいてほしい。

○大変ではあったが、その後の入試に大きく影響した。

○AOを受けて本当に良かったと思う。

○大変でしたが、楽しかったです。

○AO入試は不合格でしたが、自分に不足しているものがきちんと理解できて本当によかったです。

○AO入試はためになった。どこまでできるか試せた。先生と直接話せた。発表順は早ければ早いほど緊張しない。難しそうだと思われがち?だけど、やってみると楽しい。

○1次が本番まで試験内容がわからないのが準備の点で大変だった。

○達成感があり、AO入試を受験してよかった。

○良いところも悪いところも容赦なく指摘されるので多少落ち込んだが、それをバネにして、次の入試に取り組めた。


■建築・環境デザイン学科
○(AO入試)問題意識を持って街の中を何度も歩いてまわり、良い所悪い所を自分なりに把握する。
オープンキャンパスは大学の雰囲気を知ることのできるとても大切なものなのでできるだけ参加してもらいたい。AO入試で受験すると考えている人は、早めに課題提出の内容に目を通して取り掛かってもらいたい。

○AO入試での試験では、時間が足りなくて大変な思いをしたので、余裕を持ってやればいいと思った。やってみて損はないし、逆に新たな発見ができるので、諦めないで最後まで頑張って受験して欲しい。

○・出来る限りキャンパスに足を運んでおく。
・少しでも疑問に感じる所は残さず調べるなり、聞くなりする。わかったふりをしない。
・書類提出等、日付・締切のチェックを忘れない。余裕をもって行動。

○課題とした自分の地域を、よく知ることができてよかった。
○自分の個性をアピールできる良い機会をあたえてもらえてよかった。
○普通の入試とは違う形式でとても緊張した。

■情報デザイン学科グラフィックデザイン
○AO入試は、他の入試方法と比べて、上手くいけば早く入学が決まることが一番の特徴だと思います。
あとは、他の入試は大学側から出された課題をその場で行うだけだけど、AO入試はその課題で、いままでの自分、どれくらいその学科に入りたいかという意気込みも、見せることが出来ると思います。

○AO入試は準備期間めいっぱいやった方が良いと思った。

○AO入試では、実技試験と面接だけなのでその2つの対策をした。(入試課ブログ註:作品ファイルの提出もあるよ)
実技は誰に聞いても「対策しようがないから、何にでも対応できるように。」と言われたので、先生に出してもらった課題をしました。
面接はどんな質問が出されるか分からないので、「笑顔と、はきはきした話し方」に注意しながら自分らしくしました。
そして、私がどちらでも大事にしたことは、「この学校で学びたいという気持ち」と「自分らしさを忘れない」ことです。

○受験は「受かりたい」と思うより「楽しみたい」と思うほうが、うまくいくと思います!私は楽しかったです。

○全ての物事に自分ならどうするか、どう思うか、たくさん考えて考えを広げることでアイデアもたくさん生まれると思う。
普段からいろいろな事を聞いたり見たり読んだり行動することが大事だと思います。
ひょんなところで作品制作のきっかけになったり、面接の会話のネタにできたりするかもしれないです。

○私は3年生の6月まで部活一色の生活なので、ほとんど絵を描くことをしてきませんでした。なので、部活を引退してからか過去問を解くことと、AO入試の提出課題の作品制作を平行して行いました。私は1枚の絵を仕上げるのがとても遅かったので、2時間半で描き上げられるように美術の先生にテーマを頂き、何枚も描くようにしました。あとは、「これが描きたいな」と思っても何も見ずに描けないと、本番では描けないので、「これが描けない」と思ったものはスケッチブックに資料を見ながら描き溜めるようにしました。今まであまり描くことができなかった絵を存分に描け、とても楽しい受験勉強でした。

○AO入試・自己推薦の面接は、形式ばった面接練習よりも、自分の作品をきちんと説明できること、思ったことをまとめて話すことができることが重要なのではないかと思います。

○AO対策:周囲をよく見る事。自分の誰にも負けないスキルを1つでも作る。描いて描いて描きまくる。

○周りのレベルの高さにびっくりしたのが印象的でした。
○AO入試についての情報が少ないため不安だった。

○実技作品をたくさん作り、評価していただいて、本当にためになりました。



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こんにちは、入試課ブログです。

ホント山形の暑さはいつまで続くんでしょうかねぇ。

そんなオイラは秋田にいますけど。

はい、昨日の続きです。

■美術科洋画
○私は、AO、自己推薦と落ち、一般前期で合格したのですが、AO入試は他の試験の練習という気持ちで受け、その時には自己推薦も受験する気持ちでいたほうが良いと思います。自己推薦がだめだったとしても、まだチャンスはたくさんあるので、最後まであきらめず努力してください。

○私はAO入試だったので、あまり一般の学科試験のことは考えませんでした。なのでアドバイスをするならば、何が大切なのか自分が誰にも負けないものは何か、本を読んだり、音楽を聴いたり、映画を観たり、風景を見たり、そこから楽しみながらスキルアップにつなげていくことが大事だと思います!!もちろん、学科試験の勉強も大切ですけど・・・。

○予備校に通い始めた時は本当に自分の力不足と知識不足に失望しました。周りの生徒が上達していくのに対して不安や焦りは募る一方でしたが、決してあきらめはしませんでした。AO入試当日は、ダメ元でもベストを尽くす!!という気持ちで挑みました。自信は全くなかったのですがオープンキャンパスに何度も参加したおかげか緊張しないで、むしろ他の受験者たちとも気軽に話すことができて、リラックスして取り組むことができました。面接では自分が予想していなかった質問をされ、肩の力がとれてありのままの自分を表現できたと思います。結果は合格で本当に嬉しくて、涙がでる程でした。

○私はAO、自己推薦、一般、センターと全ての受験形態を受けました。AO、自己推薦と2回落ち、正直受験が嫌になり、逃げ出したいと思ったこともありました。しかし、あきらめず逆にそのことをバネにしてやる気を出せたから、一般、センター両方で合格することができ、今入学することができました。2回、3回の失敗でめげてはいけません。あきらめず挑戦すれば、必ず結果がつかめます。

○AO、自己推薦、一般前期と受験し、一般前期で合格しました。AOの時は、部活や高校のイベントと重なり、作品づくりが上手くできず、不合格になってしまいました。また、自己推薦でも、デザイン選手権大会決勝大会があり、資料づくりをしながらの練習でなかなか時間がとれず、不十分なまま受験し、不合格となりました。しかし、ウィンターセミナーに参加し、一般に向けてするべきことを教わり、自分なりに毎日練習し、頑張った結果合格することができました。受験生のみなさんは、頑張ってください。

○実技というと、とりあえず技術のレベルを上げなくてはと考えてしまいますけど、私が対策を続けるに当たって大事だなと思ったのは、やみくもに「上手くならなきゃ」と思いながら描くのではなくて、「芸工大に本当に行きたい!」と思い続けることでした。「上手くならなきゃ」と思って描くと、ちょっと上手くいかなかった時でも、ただ落ち込むばかりで、焦って進歩がなかったけど、最終目標を明確に考えたら、少し冷静に上手くいかない理由を考えたり、焦らずにそういう当たり前の事が出来るようになりました。

○制作中のアドバイスや他の受験者の絵を見ることで刺激になり、今回の合格につながったと思う。
○描いている最中、教授からアドバイスをもらえたり、他の受験者たちと協力してモチーフを並べたりするのがとても楽しくて、緊張しないで意欲的に取り組めた。

○自由で入試という感じがしなかった。
○もし後輩が受験したいと言うならば絶対AOを受けるといいよとすすめたい。
■美術科彫刻
○受けようか迷い始めたらまずひたすらデッサンをしてみよう。

○AO入試をするにあたって、多くのデッサン経験をつむことが何よりも大事だと思い、毎日休むことなくデッサンをし続けて得られた結果だと思っております。毎日が入試のような気持ちでいましょう。

○基本から応用まで、何度もデッサンを繰り返しました。



■美術科工芸
○私はAO入試で工芸を受けました。今までの作品の資料を提出しなければいけなかったのですが、資料をとっておいていなかったので、他の子のものと比べると少なかったです。作品の資料を残すことは大切だなとわかりました。試験では面接の待ち時間のあいだ、他の受験生の作品を見たり、作品に対する考えや今までの制作活動を聞いたりでき、刺激があって、面白かったです。一般入試ではなかなか他の受験生と交流する時間がないので貴重だと思います。私はAO入試に落ちましたが、大学から通知と同時にアドバイスがもらえたりと、いい体験ができたと思います。

○AO、推薦は結果がどうあれ受けて損はないので、様子見のつもりで受けてみるのもアリだと思う。あとは、最後まで諦めない事が肝心。

○私は工芸コースをAO入試で受験しました。受験勉強は、とにかく「自分が大学でどんなことをしたいのか」ということをポートフォリオにまとめ、アピールすることが大事だと思います。

○AO入試においては、準備が大切です。提出物、課題の内容をしっかりとチェックした方がよいと思います。本番では自分がどんな考えをもっているかなど明確に伝えるようにすればいいのではないでしょうか。私の場合は準備が少し遅めだったのですが「短期集中」?という感じでがんばりました。

○AO入試を受ける人に限らず人前でしゃべる練習をしておくと、いざといういう時に役立つ!

○面接で緊張して自分のことを話しきれなくて心残りです。
○プレゼンは緊張したけど、先生方がなごやかなムードだったので落ち着いてでき、楽しめた。
○大学の先生方と話して自分を知ってもらえるのが良かった。


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こんにちは、入試課ブログです。

好きな食べ物は、もずく酢です。

さっきもイトー●ーカドーで3個パック¥158のもずく酢を買いました。

いまIKKO食べてます。

でも、3個パック¥158だと「三杯酢」を使ったやつです。

ほんとは「黒酢」のやつが食べたかったとです。

でも高いんです。

「黒酢」だと3個パック¥163。

ね、5円も高いのよ。

この5円の差がデカイ。

まぁお盆ですし、ネタがあるわけでもないので、1年生の皆さんに入学手続き時にご協力いただいた「新入生アンケート」から、「入試アドバイス」をここ数日で全学科コース分ご紹介しましょ。

AO型入試が近いこともあるので、それ関連のものを抜粋してお送りします。

え〜、今日は

■美術史・文化財保存修復学科
■歴史遺産学科
■美術科日本画

の3つを。

注意してほしいのは、それぞれの学科コースによって選考の方法が異なるので、自分が受けようと思っている、あるいは興味を持っている学科コース以外のアドバイスだけを見て「これが芸工大の入試なのか〜」と判断してしまわないでね、ってことで。

あくまでも、AO入試は学科コースによって選考方法が違いますので。

ちなみに、AO入試は他大学との併願もOKですが、合格された場合は本学に入学することをお約束いただきますので確認しといてね。


■美術史・文化財保存修復学科
○オープンキャンパスで大学の先生と話すことはとても自分のためになるし、面白い。そして、ここの大学で学びたいという気持ちが必ず湧くと思う。AO型入試は、はっきり言えば厳しいけれど、気をぬかずに最後まで強気でいれば受かります。面接の時には先生達に自分がどれだけここで学びたいかという思いのたけをぶつけていくべき。プレゼンテーションは、暗記すること。

○AO入試についてアドバイス(自分がして良かったこと)
1.実際に作品を見ること。
2.現在、美術を仕事としている多くの人と出会いをもつこと・話すこと。
3.そして、自分自身・主張に自信が持てるまで、今できることを精一杯やることが大切だと思う。

○自分を信じて、気持ちを強く持って頑張ってください!!あと、やっぱり進路決定は絶対早い方がいいです!!!!特にAO入試は色々と準備が大変なので・・・私は本当に進路決定がギリギリだったのでこのまま死ぬんじゃないかと思うぐらいAO入試が大変でした。皆さんはこのような事がないように絶対に気をつけてください!!でもまあ・・・受験後泣きながら母と一緒に帰ったのも今ではいい思い出?かな・・・。

○苦労はしたが、これから学ぶうえで自信・支えになる経験だと思う。

○色々な人の発表する内容や工夫を見れたのでいい経験になった。

■歴史遺産学科
○AO入試については、自分から何事も積極的に行動することが大切です。自分の住む地域にある歴史遺産は何かを調べ、実際に訪れたり、博物館で日本に限らず世界の遺産を見ることもいいと思います。また、出願期間までには夏休みがあるので、その休みを利用して普段より少し行動範囲を広げ、より多くの遺産に触れてください。遺跡の発掘調査に参加するとそこでしか得られないことをたくさん知ることができます。AO入試が残念な結果であった場合、次の自己推薦までそんなに時間はありません。AO入試での反省点を忘れずに、あとはただ過去問を利用して小論文を書きまくってください。同じ課題であっても何度も書いて、物事を様々な視点から観察し、論じることができるようにしてください。あとは本番、できるだけ落ち着いて試験を受けるのみです。

○まず、AOは必ず受けたほうがいい。早めに準備を始めれば受かる可能性も上がるし、将来必ず何かの役に立つというのは嘘ではありません。

○AOで歴史遺産に受かりました。AOは自分の能力とやる気を大いにPRできる入試方法です。ただ、知識を集めただけではダメです。その知識を使って、自分はどうするかが一番のポイントです。それと、オープンキャンパスには必ずいくこと!!試験は、もうオープンキャンパスから始まっています。そこで、どんどん先生にPRしてください。強い熱意があれば、先生方に想いは伝わります!!悔いのない受験にしてください。

○AOでの自分への評価がどの程度であったかわかりませんが、色々な人にレポート、論述どちらも意見をもらうと良いと思います。

○自分の考えを述べる機会が多く与えられていたので、自分の意見を存分に話すことができたと思います。また、それによって自分には何か足りないのかも知ることができました。

■美術科日本画
○実技力は即席では身につかないため、早いうちからはじめる必要があると思っていました。それからは、ひたすら描くために椅子に座る毎日でした。その当時は非常につらく、苦しいこともありましたが、今となってはその座り続けた時間が、課題や問題に立ち向かっていく力として今の自分を支えてくれています。受験はひたすら努力したことによって実力が身につくことを実感できる良い機会だと思います。大事なことは、成長するためにどのようなプロセスを経て受験に臨むかで、合否はその結果でしかありません。目標の実現に向けてかけた時間は裏切りのないものだと思っています。

○3月のスプリングセミナーに1人で参加することに戸惑っていると、美術の先生が喝を入れてくれ、セミナーに参加できたことを本当によかったと思っています。予備校に入ってからはAOに向けて週5日ひたすら着彩を描きました。夏休みは課題を描くために、始まる前にアトリエに行き、閉まってから家に帰る、という毎日でした。だからテレビも観ていなかったので、その頃にでた新曲は、ほぼ知りません!!(笑)そうして無事合格することができたのですが、その後1ヵ月程、何をしても楽しくないという無気力におそわれて本当に何もできないでいました。絵もろくに描けませんでした。今思えば、そのときに英語を勉強していればよかったと後悔しています。とにかく、人に相談すること、集中力、やる気で受験を乗り切ってほしいです。実技試験では、他人の絵は見ず、楽しく描きましょう。

○まずは自分を信じてみてください。芸工大へ入りたいと思ったのも、受験しようと決めたのも自分自身です。私は実を言うと芸工大に1勝4敗という無残な成績を残しています。去年の現役の時は、AO入試に始まり、後期試験まで奮闘してきた1年間でした。しかし、私は自分を信じる事を常に忘れませんでした。次こそは、次こそは!という気持ちで毎日、必死になって予備校に通ったことを今でもはっきりと覚えています。芸工大で日本画を学びたい!という気持ちが私をここまでそうさせたのだと思います。皆さんも、目標を達成するために、芸工大に入りたい!という気持ちを持ち、私は絶対受かるんだ。と自信を持って頑張ってください。そうすれば必ず受かると思います!!。

○日本画コースをAO入試で受験したのですが、オープンキャンパスの時に、「細密デッサン&着彩を多くした方がいい」というアドバイスをいただき、細密デッサン&着彩に多く取り組みました。その結果、ものの見方が前よりよくなったと思います。オープンキャンパスでいいアドバイスをいただいたり、直接、金箔や岩絵の具を触れることができ、大変ためになりました。

○長期間受験が続いているような感じであった。作品をその都度出すので、その中で自分の成長を確認できた。
○AO入試は合格後大学へ行く機会が多く、大学との交流が持てた事がとても良かった。

このペースだと、明日14日は美術科洋画・彫刻・工芸かな。

過去数年分の新入生アンケート「受験生へのアドバイス」から抜粋しました。

●自己推薦を受験してみて緊張や、その場での雰囲気、他の受験者との接触で、私の中で何かが変わり始めていました。そして、自己推薦の合格者作品を見て、同じ問題でもたくさんの物語がありました。単純にこの考え方はすごい!と思わせられるものばかりでした。一般受験までの間は2ヶ月程度あり、やる気を持続させていくには、少し長いかもしれませんが、この2ヶ月は大事です!この間にも色々悩み、他の大学への受験や、専門学校へも考えたりして、無気力な時もあると思います。しかし、それはちょっとしたきっかけで、自分のやりたいこと、今、やるべきこと、やらなければならないことがぱっと見えてくる瞬間があるのです。そこで、本気になってやっていけば合格へつながる1歩をふみ出せると思います。ただ、やりたいことへの道は1つではないので、他の道からつながることもあると思います。また、受験、特に実技は自分で点数をつけられるものではないので、ただ納得いく作品をかいて下さい。これなら自信がある!と、描けてよかったと思えるように。受験者にとって、良い結果になるように、祈ってます。(映像)

●自己推薦から一般入試までの間、自分のかきたいものを学ぶ猶予期間があって、自分らしさを見つけられて本当によかったなぁとつくづく思うし、来年の受験生の方々に「推薦でおちてもクヨクヨするな!!」と言うことができます。あとは友達の大切さを学べましたね。私の学校は国公立大学を受ける人が少ないためか、あまり1〜2月まで受験で残ってますという人が少ないところでした。だけど決して受験生がいないわけでもなく、一緒に勉強したりしました。友達がいたから励ましあえたし、友達がいなかったら私は芸工落ちていたと思います。どんな時も、どこにでも少なからず仲間はいて、それをみつける喜び、一緒にいられるたのしさは一般だからこそ味わえました。新しい受験生のみなさんもきっといい仲間がいつもどこかに、そばにいてくれると思います。そういう人をみつけられると安心してリラックスできますよ。本当に一般はいい受験。AOや推薦でおちても最後まであきらめないでがんばって下さいね。(映像)

●私は自己推薦入試を受けて、落ちました。美術の先生からは「落ちるつもりで行け」と言われてて気楽に受けたから落ちたのでしょう。友人は全員受かっていてかなり焦っていましたが、家族・先生・友人の支えのおかげで立ち直り、前期合格できました。私は高校時代は運動部で、いきなり美術系にうつる不安もありましたが、そんなのは自分の気合いと根性、そしてまわりの支えのおかげで頑張れました。グラフィックを受験しましたが、実際に描いてみて色々な人から意見をもらえるのは大事なので友人に見せて感想を聞かせてもらいました。最初は恥ずかしいけど、その意見が自信と勇気を与えてくれます。学科は1科目だけなのでとことんやるのみです。きちんと得意科目を選びましょう。私は失敗して地獄でした。自分の考えをしっかりもっていれば大丈夫だと思います。元気に頑張って下さい。(グラフィックデザイン)

●私は自己推薦が不合格となり、やる気をなくしたが、あきらめず一般入試へ挑んだ結果、合格することができた。一度不合格になればかなりのダメージを受けるが、“もういいや”とそのまま落ちていかずに辛いだろうが、はい上がろう。(コンテンツ・プロデュース)

●私は、洋画コースでAO、自己推薦、一般(前期)と芸工大の入試を受けました。倍率が高いこともあり、残念ながら毎回不合格でした。落ちる度になんども泣きました。「もう受験なんかしたくない。」と思ったことも何度もありました。それでも私は「大学にやっぱり入りたい。」という気持ちがあって、最後まであきらめずに受験勉強に取り組むことができました。しかし、そればかりではなく、試験後に大学での受験作品の講評会や入試課のアドバイザーの方々からアドバイスがとても参考になりました。また、別の分野に目を向けることも知りました。受験する学科は、AO、自己推薦は1つしか出願できませんが、一般では併願ができるようになり、より多くの可能性も広げられるようになりました。受験にあたって大事なことは、・目的意識を高く持つこと。目的があるとより頑張れる。・1人で考え込まない(かかえこまないこと)いろんな人に相談しよう。そこから見えてくることもある。・自分を信じてあげること。信じることが一番大事。

●私は洋画コースをAO・推薦・一般前期と受験し、前期で合格しました。この3つの試験を通して大事だと思ったことは、「経験」「度胸」「客観視」です。私はAO、推薦と落ちたことで自分に足りない点や、試験中にしてしまったミスを知ることができました。そして試験会場や緊張に慣れておくことである程度の度胸もついたと思います。あとは、ウィンターセミナーに参加したことが大きく影響したと思いました。自己推薦の作品の講評や一般入試へのアドバイスを聴き、参加者が持参した作品を見ることでモチベーションも上がりました。モチベーションは試験中も大きく関わってきます。何か上手くいかない、と思ったときはおとなしくトイレ休憩をとって、作品を客観視できる様にしました。緊張して動揺しがちな試験中だからこそ冷静になることは大事だと思います。

●学科試験の対策は、芸工大から過去問を送っていただき、それをもとに出題パターンやメインとなるテーマを確認し、試験(過去の)内容に合わせて、問題集で学習した。試験を終えて感じたことは芸工大の学科は非常に基本的な問題、基礎問題が多かったので、学科で点を落とすことは致命的だと感じた。学科以上に実技に力を入れることが大切だと思う。専門的な知識、自分の進路に対する明確な考えを持つことが大切だと思う。(歴史遺産)

●私は運良く、自己推薦で受かりましたが、一緒に受けてだめだった友人は、まだチャンスがあることをとても有難いと言っていました。一度だめでもこのチャンスを利用して頑張って欲しいです。(日本画)

●自己推薦入試を受けましたが、面接の下手さと実技の実力不足から落ちてしまいました。今思えば受からなくてもいいというどうでもよさと、倍率を見ておじけづいていたんだと思いました。でも自己推薦でこのような体験をしたからこそ一般入試を受けようと思いました。一般入試では美術の先生から実技を受けたほうがいいといわれたにもかかわらず小論文を選択したのは自分にはこっちの方があっていると思ったからです。学科も自分の一番好きな「世界史」を選択して今度こそ絶対に大丈夫と言いきかせて試験にのぞみました。大分苦労をしましたが、努力した後のテストの開放感はとても気持ちが良かったです。やっぱり最後は自分の力を信じることと努力をすることだと思っています。(美術史・文化財保存修復)

●私は、AO、自己推薦、一般と受験をして一般入試で合格しました。AO型入試では、課題が難しく、何を作ったらいいのか、考えるだけで大変でした。自分では、時間をかけ、精一杯取り組んだつもりなんですが、いざ受験当日になると、他人の人の想像力や考えのすごさに圧倒され、自信がなくなってしまいました。実力のなさに、くやしかったけれど、仕方のないのだと、次の自己推薦に気持ちを切りかえました。次は合格しようと、自己推薦の受験科目の構想表現の練習を始めました。まず、構想表現とはどういうものかということを理解するために、参考解答集を3年分読み、過去の問題を受けた人はどういう解答を書いたのかを学びました。次に、自分で実際に構想表現を書いてみました。テーマは過去問題3年分の9テーマで考えました。自分だけではどのようにしたらいいのかわからなかったので、高校のデザインの専門の先生、芸工大の卒業生の先生、芸工大の教授など様々な先生に見てもらい、アドバイス等をもらいました。アドバイスをもらったら、どのようにしたらいいか忘れないために、紙に書き、次、又は受験の時の参考になるようにしました。受験当日は、練習した構想表現が頭に入りすぎてしまい、テーマが少しずれてしまいました。案が2つ浮かんだのですが、迷い、結局後の方を選びました。先の方を選んでいれば…という後悔でいっぱいでした。一般入試への取り組みは、自己推薦への取り組みと同じように、構想表現の練習をできるだけたくさんしました。テーマは先生にもらい、書いたら先生に見てもらう。これをくり返しました。先生からアドバイスをもらうことで、こういう考えもあるんだ!!と、自己推薦の時とは違う考えも持てるようになりました。構想表現は、自分だけではなく、他人にもわかってもらい、なるほど!!と言わせなければならないので、先生などにアドバイスをもらうことはとても役に立つことだと思います。何度も様々なテーマで書いてみることが大切です。そして、絶対芸工大に入りたい。という気持ちを強く持ち、何よりもあきらめないことが大切です。(プロダクトデザイン)

●自己推薦を受ける前までの間、最後の定期テストやセンター試験の勉強(少々…)、絵の塾での鉛筆デッサン、芸工大の過去問をやっていた。本番の時、実技の時はとってもわくわくして楽しんでいたけれど、面接はものすごく緊張した。(30分が5分に感じられた)自己推薦で落ちた時、絵は満足に描けたが、文は滅茶苦茶だったと思っていた。けれど、「自己推薦入試合格者作品」を見て、「あ…こりゃ落ちたのが当たり前だ…。」ってやっと心から納得した。それから落ちて良かったと思った。「あんなにドキドキして受かってもためにならない。もっと強い心を持つ機会が与えられたのだ!」と思ったからである。そして前期で絶対に受かってやると燃え始めた。自己推薦後、センター試験にむけて模試を受けたり、黙々と課題をこなしていった。私にとって合格できたのは、グラフィックのことを調べて知った事、受けるまでの3週間、根性で描き続け、自分の思っている事を絵でどう表現するかをたくさん考えた事のおかげであり、周りの人達の協力あってこそ出来たおかげでもあると思う。私は自分のやりたい様にやれたし、アドバイスなんてできないけど、これだけは言えます。「最後まで諦めないこと!」。これは本当にそう実感しました。あと、自己推薦を受けておくと、受験がどういうものか分かって次からの全ての受験にあわてなくて良いです。(グラフィックデザイン)




昨年掲載した記事を再掲します。


本学1年生に協力していただいた「受験生へのアドバイス」から紹介します。



これから受験される方へ。


   今日まで積み重ねて来られた事、

   初心、

   意気込みなど

   心の中で御自分で確認すれば

   それが自信だと思います。

   応援しています。







昨日から一般入試(後期)の出願開始です。

まずは、こちらをどうぞ。

さて、後期ともなると募集人員も少なく、みんな不安になります。

でも、同じように不安を抱えながらも一般入試(後期)にチャレンジして入学してきた学生が、
本学にも毎年たくさんいます。

というわけで、過去何年か分の「新入生アンケート」からちょいと抜粋してみました。


●芸工大の入試方法は、他の大学とは全く違い、実際に対策をしはじめた頃はとてもとまどっていました。どんな答えを大学側は求めているんだろう、どんな答えを描いたらよく評価してもらえるんだろう、とそんなことばかり考えていたように思います。
楽しく描ければそれでいい、そうは思っていても、やはり楽しく絵を描くことと大学入試は結びつけることができず、うまくいかないまま前期試験までその気持ちをひきずってしまいました。
前期試験が始まり、もうここまできたらやるしかないという気持ちで実技試験に挑みました。終了後、自分に残ったのは達成感。周りが何と言おうと自分が描きたかったから描いた、と言い切れる自信のようなものも、その時はじめて感じることができたように思います。結果は不合格でしたが、学科試験の無い後期ではいけるのでは?という自信につながってきました。
大切なのは「どんな絵を描いたら受かるか」じゃなくて、「自分の気持ちを自分の絵で描けるか」ってことだと思います。自分の絵を描ききれたら、ここまできたら悔い無し!って思えるぐらいぐらいにリラックスを。
きばらずにリラックスして、絶対にこの大学に入りたい!という気持ちを持って入試に挑んでください。(グラフィック)

●私は推薦、前期の試験で、本学を落ちてしまいました。先生からは「後期はもっと難しいぞ。合格できる確率はほとんど0に近いぞ。」と言われてしまい、後期受験を諦めようかな、と思いました。しかし、私は先生から「あなたは自分のやりたいことは最後まで諦めない人だよ。」というはげましの言葉に背中を押してもらい、後期を受験しようと決心しました。私は推薦、前期で描いた絵を思い出してどこがいけなかったのか、0から考えなおしてみることにしました。私は絵は正直得意ではなかったので、論述で受験しようと思っていました。練習では、字のスペースを広く、絵のスペースは、論述で空いたスペースにちょいちょいと書いていました。しかし、受験では練習不足でとにかくあせってしまい、文章が全然思いつきませんでした。あと合格者参考解答を読んでいると合格者のほとんどが楽しんで描いているような気がしました。自分が気づいた事2つと先生のはげましの言葉を忘れないで後期の試験を受験したら合格することができました。(映像)

●一般の後期ともなると一番大事なのは「あきらめない」ということだと思います。精神的にもきつくなってくるので、そこらへんは本当に根性です。(映像)


●私は自己推薦・一般入試(前期)と受験を決めたときは最低でも前期で合格するだろう、どうにかなるだろうと思っていたので、不合格とわかったときはとてもショックでした。私は東北芸術工科大学が第1志望だったので、後期も受験することにきめたのですが、後期は募集定員も少なくもし不合格だったら浪人…と精神的にとてもツラかったです。でも、どうにか合格することができました。私が前期不合格とわかってから入試直前までにした受験勉強の内容は、1:受験学科科目を英語から現社に変え、1ヶ月間1日6〜7時間勉強。(英語は自分ではイケると思っていたのですが前期でできが悪かったので思いきって現社に変えました。)2:実技は構想表現を選んだのですが、効果的な勉強方法がわからなかったので、過去問の参考解答を見たり、通販のカタログにのっているいろいろな商品を見て、改善した方が良い点を考えたりスケッチをしたりしました。最後に構想表現では、ひらめきや発想力が大事だと思います。その為には体調管理をしっかりとして試験前は早めに寝るようにしましょう。(生産デザイン)


●私は初め全く違う大学を目指していましたが、3年の春からある先生から進路相談を受けて、色々考えた結果、貴学への進学へ希望変更しました。最終的に貴学に決めたのは3年の夏で、自己推薦の準備は学校の様々な事業とかさなり心身共に大変になって思うように進めることができませんでした。それに私は油は描いていましたが、道具の使い方や描き方が、自分に身についていませんでした。そしてそのまま受験になってしまったので、結果はやはりだめでした。しかし、それによって自分のレベルを知ったと共に、試験の雰囲気を知れたので、自分にとってこの試験はとても大きいものとなりました。これが終わったすぐに「直前セミナー」がありました。セミナーに間に合うように家で初めての自画像を描き、先生方から多くの知識を得、他の人の作品によっても益を沢山得ることができました。このセミナーを期にアドバイザーの方の援助によって洋画の先生に個人的に見てもらう機会が与えられました。多くの益と励ましをいただき、練習する度に筆や絵の具の使い方や画面のつくり方など少しずつ自分らしい描き方をつかめてきました。又、知り合いの方の様々な励ましやアドバイスがすごく力になっていたのも感じました。そして前期当日…緊張し、思うような色を出せず、構図もうまくいきませんでした。学科の方も頭が真っ白になり、全然書けませんでした…やはり結果はだめ。もうチャンスは1回しかありません。しかし後期はレベルも高くなり、課題も難しくなりますし、倍率も前期の倍です。自分には他に何の進路も考えていなかったのでとにかく必死に取り組みました。今までの試験のことを思い出し、とにかく「緊張せず…周りを見ず、落ちついて」というのを心にとめました。学校の先生方や、友人、周囲の方々に多くの協力をいただき練習をしました。そして最後の試験がやってきました。例年にない男性のモデルが出てきてかなりあせりましたが、自分が決めた言葉を何回も思い出しました。祈り、気持ちを落ちつかせ、野性の感を信じ筆を置いていきました。試験であんな楽しく満足して描けたのは初めてでした。…結果は補欠の第1位…何ともいえない気持ちで最終の電話を待ち、結果は“合格”自分はもちろん周りの人、自分のことを応援して下さった全ての人が心から喜んで下さいました。そして私の受験が終わりました。私は本格的に受験生になったのは12月ぐらいだと思います。(やっと身についてきたのは)そんな人が来年の人に残せる言葉なんかはありません。それに私は周りの人や環境にとても恵まれていたので、できました。でも、とにかくチャンスは逃さずに自分からあきらめないということを伝えたいです。(洋画)

●AO、推薦、前期が駄目でも、気力を振り絞って後期を受けてみて下さい。駄目でもともとでもいいのです。(未来デザイン)

●自己推薦や前期に落ちても、「芸工大に入りたい」と思ったら後期まで粘り抜いて頑張る。(日本画)



自己推薦までは、「とりあえず」書けばいい、と考えていました。何枚でも書けばいいと。それが力になるものだと考えていました。・・・勘違いでした。
(生産デザイン学科・山形県出身/一般前期で合格)


Q:芸工大との出会いは今考えるといつでしたか?
A:高校の美術の時間に先生から作品をほめられて、
「芸工大はいい大学だからどうだ?」と勧められました、半ば強引に(笑)。それまでは調理系の専門学校に進もうと思っていたけど、芸工大について調べていく間に同じ「つくる」という共通点を見つけて、オープンキャンパスに参加したり資料を読んでいる間にどうしても芸工大に入りたくなりました。

Q:自己推薦入試の試験日から合格発表まで考えていたことがあれば教えてください。
A:全然自信がなかった。面接では緊張して、考えていたことが全然言えなかった。構想表現も思うように描けなかった。
でもどこかで「合格すればいいな」とは思っていた。

Q:自己推薦入試では涙を飲みましたが、結果を受けて初めに考えたことは?
A:かなりショックでした。同じ高校に芸工大の別の学科に合格した人がいて、職員室で褒められているのを見て余計落ち込みました。
半分期待はしていなかったけど、とにかくショックでした。

Q:自己推薦入試の後に進路変更しようとは考えた?
A:考えませんでした。素早く切り替えて、「次やらなければ」と思いました。

Q:一般入試では学科科目が必要となりますが、不安はありませんでしたか?
A:なかったです。
学科は得意だったし、模試の成績も悪くなかったし。
それだけに推薦で不合格だったのはショックだった。
「俺のどこが悪いんだ」って。

Q:自己推薦入試で不合格になったことで学んだことはある?
A:大学って甘くないんだ、ということ。
自己推薦入試では「受かったらいいな」くらいだったけど、
一般入試では勝負をしなければならない、と考えが変わった。

Q:再チャレンジを決めてから一般入試までの取組を教えてください。
A:自己推薦までは、とりあえず書けばいい、と考えていました。何枚でも書けばいいと。それが力になるものだと考えていました。勘違いでした。構想表現ではただ描いただけではダメでした。一般入試に向けて、構想表現の練習に取り組んだら、いろんな人に見てもらって意見をもらうようにしました。
自己推薦までの方法では、自分だけの見方でしか物事をとらえられなくなっていました。
練習した構想表現の裏に、いろいろな人から感想を書いてもらいました。大学に来て、生産デザインの先生にも直接見ていただいたりもしました。試験前日、たくさんの人に書いてもらった感想を読みながら自分を安心させました。

Q:一般入試で合格が決まったときの率直な感想は?
A:うれしいの一言。学校中を走り回るほどうれしかった。

Q:入学して半年、入学前に思っていたイメージと同じところ、違うところは?
A:プラスチック、メタル、木材など扱う素材が幅広いことは、思っていた通りでした。考えていなかったことは、何もかも自分から動かなければ身に付かないこと。高校までのように受け身の姿勢ではダメだと最近痛感しています。

Q:今授業で取り組んでいる課題は何ですか?
A:素材・造形の授業ではメタルに取り組んでいます。
銅を溶かして型に流し込んだりしてます。
自分としては早く木材をやりたいんですが。
CAD(パソコンによる製図)の授業課題は大変。
でも基礎となる分野なので、自分でもびっくりするくらい集中しています。

Q:どんなサークルに入っていますか?
A:MUSIC PROJECT(MP)に参加しています。
MPはダンスを中心に活動していて、60〜70人が参加しています。

Q:最後にリベンジを目指す受験生にアドバイスをお願いします。
A:英語や数学などと違って、構想表現や論述には正解がないからこそ、いろいろな人にどんどん自分の作品や論文を見てもらって、意見を聞いてください。



一般入試では学科科目が必要となりますが、不安はありませんでしたか?
−ありました。すっごくありました。(洋画コース・秋田県出身/一般前期で合格)

Q:芸工大を知ったきっかけはなんでしたか?
A:県内に残るか県外に進学するかで悩んでいたときに、高校の先生に「いい大学だよ」と勧めてもらったことです。

Q:自己推薦入試の試験日から合格発表まではどんな風に過ごしていましたか?
A:普段通り過ごしてました。ちゃんと勉強もしてました。絵も描いてたし。

Q:自己推薦入試では涙を飲みましたが、結果を受けて初めに考えたことは。
A:納得がいかなかった(怒)。自信があったし、どうしても芸工大に入りたかったので、「なんであたしが・・」というのがはじめに頭に浮かんだこと。
 でも、大学入試課の方に合格者の作品と自分の入試作品を高校に持ってきていただいて、並べてみて納得しました。あ〜、って(笑)。

Q:自己推薦入試の後に進路変更しようとは考えた?
A:変更までは考えませんでしたが、「一般入試でまた落ちたらどうしよう」という不安はかなりありました。

Q:自己推薦入試で不合格だったことで学んだことはある?
A:あきらめてしまってはダメということ。
「どうせ落ちる」と考えていたら一般でもダメだったと思います。気持ちを切り替えて、「次は合格する。そのためにこれをやる」って考えてました。

Q:一般入試では学科科目が必要となりますが、不安はありませんでしたか?
A:ありました。すっごくありました。
でも1科目だけだったし、「実技」の配点が学科より大きかったので、「きちんと取組さえすれば」と自分を納得させました。

Q:再チャレンジを決めてから一般入試までの取組を教えてください。
A:自己推薦入試までは、ゆっくりとあせることもなく絵を描いていました。それが自分のペースだったので。でも今考えると緊張感が足りなかったかも。
一般入試に向けては、油絵に集中して取り組みました。自分でもびっくりするくらいの集中力。あれで技術的なものだけじゃなく、精神的に成長できたのだと思います。

Q:一般入試で合格が決まったときの率直な感想は?
A:うれしくて泣きました。
そこからは大学生活の妄想の世界に入ってました。

Q:入学して半年、入学前に考えていたイメージと違う部分はある?
A:大学って先生も学生も堅い人たちばかりなのかなと思ってました(笑)。なんかみんなギラギラしてるのかと。実際はとってもアットホームで、絵を好きな人たちの集まりだから毎日がとても楽しいです。

Q:受験に向けて頑張っていたときに一番大変だったことは何ですか?
受験生の時は予備校に通わずに、学校の美術の先生に教わってずっと一人で描いていました。だから、比較できる人がいなかったんです。いつも自分の作品しか見られなかった。先生にいろいろと指導はしていただけたんですが、結局自己満足になってるところがあって。大学ではたくさんの友達の作品を目の当たりにしながら描くことができるので、自分にとって、ものすごく刺激になります。大学で行われた入試直前セミナーなどに参加して、いろんな人の作品を見ることはとても大切なんだと今ひしひしと感じています。

Q:今授業で取り組んでいる課題は何ですか?
A:静物画に取り組んでいます。好きなんです、静物画。

Q:どんなサークルに入っていますか?
A:「ものづくり」を通して子供達とふれ合うDOING SOCIOLOGY(チュートリアル)、チャイルドアート(チュートリアル)、弓道部、こども芸術大学 などなど。
ちゃんと全部に参加してます。

Q:最後に、リベンジを目指す受験生にアドバイスをお願いします。
あきらめないで、とにかくやること。
落ちるかもしれないという気持ちを持っていると絵に出てしまいます。
「合格する」という気持ちを持つことが大切です。



自分がやりたいことのためには、「あきらめる」という言葉は頭になかった
                (映像コース・宮城県出身/一般前期で合格)

Q:芸工大を知ったきっかけはなんでしたか?
A:知り合いに芸工大の在学生がいました。授業の様子などいろんな話を聞いて「面白そう」と思ったのがきっかけです。

Q:自己推薦入試の試験日から合格発表日までは何を考えていましたか?
A:第一志望だったので、もしダメでも一般でチャレンジすることを決めていました。あきらめようとは思いませんでした。

Q:自己推薦では涙を飲みましたが、結果を受けて初めに考えたことは?
A:試験ではうまくいかなかったので、半分期待はしていなかったけどかなりショックでした。

Q:今思えば自己推薦入試で不合格になった理由がわかる?
A:受験に対する考えや取組が甘かったと思います。入学してすぐだと、同じコースの友達と入試の話が出たりするんですが、みんないろいろな工夫をして受験に向けて取り組んでたんだと、改めて知らされました。

Q:進路変更しようとかは考えた?
A:全く考えませんでした。自分がやりたいことのためには、「あきらめる」という言葉は頭の中になかったです。デザインの分野で専門学校に進んだ友達もいますが、芸工大の授業の話をするとものすごくうらやましがられるので、私の選択は間違ってなかったんだな、と改めて思います。

Q:一般入試では学科科目が必要となりますが、不安はありませんでしたか?
A:ないといえばウソになるけど、1科目だけだったし、「論述」「実技」の配点が学科より大きかったのでそれほど不安には思いませんでした。

Q:再チャレンジを決めてから一般入試までの取組を教えてください。
A:自己推薦入試までは、過去問中心に取り組んでいましたが、それだけではダメだと感じました。一般入試に向けて、自分は「実技」で受けるつもりだったので、いろんな角度から物事を考えようと思って、日頃の何気ないことを題材にしてみたり、石膏デッサンに取り組んでみたりしました。

Q:一般入試で合格が決まったときの率直な感想は?
A:とにかくうれしかったです。
自己推薦でダメだったら併願しようと考えていた大学に比べて学費が安いこともあって、親が喜んでくれたのが何よりうれしかったです。

Q:入学して8ヶ月、入学前に考えていたイメージとのギャップはありますか?
A:グラフィックコースとの合同演習でパネルを制作したりするのは少し意外でした。でもグラフィック的な考えを勉強することが映像制作にもプラスになっていると感じます。
映像コースのみんなは、あの形式の入試を突破しているだけあって、面白い人ばっかりです(笑)。

Q:今授業で取り組んでいる課題を教えてください。
A:3分間の映像日記です。およそ1ヶ月で撮影や編集をしました。
学校にこもって編集作業をしたり、友達が編集ソフトを持っているので友達の家でワイワイやったり。とにかく入学前にやりたいと考えていたことなので「楽しい」の一言です。

Q:入学からの授業の流れを教えてください?
A:前期はカメラの使い方など映像の基礎的な課題をやっていましたが、後期からは実際に映像の撮影や編集をしています。みんなやりたいことがあって入学してきたので、真面目に取り組んでいるし、友達の作品を見るとものすごく刺激を受けます。

Q:どんなサークルに入っていますか?
A:バルーン部です。大学祭や山形市内のイベントで一般の方に乗っていただいたり、週末は県外まで行ってフライトしたりしています!先週は秋田県まで行ってきました。ぜひいっしょにフライトしましょう!

Q:最後にリベンジを目指す受験生にアドバイスをお願いします。
A:あきらめてしまっては始まりません。
「あの時やらなかったから」と後悔したくなかった。
だからあのとき頑張って良かったと思います。
とにかく「あきらめない」ことです。


本学在学生には、自己推薦入試で涙を飲んだものの一般入試でリベンジを果たし、晴れて芸工大生の切符を手にした人たちがたくさんいます。
彼らも自己推薦入試後は、
「一般入試では学科試験が入るから難しいかも」
「一度不合格になったし芸工大はあきらめようか」
「進路変更しようか」など悩み苦しみました。
しかし、それらを乗り越えていま充実した学生生活を送っています。今回はそんな「リベンジ組」へのインタビューを少しずつみなさんにお送りします。

「なんであんな問題なんだ〜、芸工大なんて〜(涙)」
            (グラフィックコース・山形県出身/一般前期で合格)


Q:芸工大を知ったきっかけを教えてください。
A:地元の大学だったので、テレビや新聞でよくとりあげられていて知ってました。高校生の時に、全国模試の山形会場が芸工大で、実際に大学の建物を見る機会があった時は「ここ!」って決めました。

Q:自己推薦入試の試験日から合格発表日までに考えていたことは?
A:傾向が変わったことに愕然。不合格を確信していました。
面接はあまりに楽しかったので余計なことまで話しちゃったかな、なんて考えてました。

Q:自己推薦入試では涙を飲みましたが、初めに考えたことは。
A:覚悟は完了してたけど泣きまくりました。
「なんであんな問題なんだ〜、芸工大なんて〜(涙)」

Q:今思えば自己推薦入試から学んだことは?
A:自己推薦で合格してしまっていたら、その後学科や絵の勉強をきっとしなかったかも。推薦で合格した人に何人か「入学までの間に気が抜けちゃって絵を描いたりしなかった」っていう人がいて、入学してから授業で苦労してたのでその点ではよかったかもしれないです。あとは、時間配分の難しさですね。

Q:進路変更しようとかは考えた?
A:考えました。保育士にもなりたい、と一時期考えていたので。そちらに進もうかと自己推薦の後本気で考えました。

Q:でも最後にはグラフィックと決断したんですね?
A:自己推薦受ける前に、一度「グラフィックをやる」って決めてたけど、不合格になっちゃったから保育士との間でまた揺れちゃって。どちらにしようか悩んでたときはホントに苦しかった。自分が今までどんなこと考えてたっけ、ってもう一度頭を真っ白にして考えました。でも考えれば考えるほど芸工大の校舎が頭から離れなかった。
「やっぱり私はあそこに行きたい、あそこで勉強したい」
それで決まりです。

Q:一般前期入試では学科科目が必要でしたが、不安はありませんでしたか?
A:ありませんでした。1科目だけだったし、日本史が好きだったし。それよりも実技で「次、なにが出るんだろう」ばかり考えてました。

Q:再チャレンジを決めてから一般入試までの取組を教えてください。
A:2時間半の時間をきっちりと計ってやるようにしました。
ポイントは、目覚まし時計のようなちょっと大きいやつにすること。しかもアナログで針のやつ。
デジタルだと頭の中で残り時間を計算しなきゃいけなくなるけど、大きめのアナログ時計ならちらっと見ただけで視覚的に頭に入ってくるから。で、試験当日もその時計を持っていく。
あんまり大きい時計は邪魔になるのでダメですが。

Q:一般入試で合格が決まったときの率直な想い
A:やった!

Q:入学して8ヶ月、芸工大はどうですか?
A:教養科目の「教養の庭」、面白かった!
作品を作るためにも勉強になることが教養の授業には隠されてます。これは専門学校では体験できないですよね。
あとは、他の学科やコースとの境目がないこと。
他の大学にいった友達の話を聞くとこの点は芸工大のすごいところかも。自分が動けば他の学科やコースの知識や技術も知ることができるし、単位にもなる。
いろんな学科の人と交流できるので、話をするだけでも勉強になることが多いです。
いま興味があるのは美術科工芸コースです。

Q:今授業で取り組んでいる課題は何ですか?
A:ナンバーズBOOKです。
これは1つの数字が与えられてその数字から60個のアイデアを出して本にするもの。
自分なりに作っていたけど、
「本」ということでストーリー性がなくちゃ、と気づいた頃には
完成間近でした・・・。
ただ作るだけじゃダメなんだと改めて感じました。

Q:リベンジを目指す受験生にアドバイスを
A:自己推薦でダメだったからといって「自分はダメ」とは絶対に考えないで!
そこからまた芸工大にだけではなく、自分に再チャレンジしないと!!
そして学科はあきらめない。



本学1年生に協力していただいた「受験生へのアドバイス」から紹介します。



これから受験される方へ。


   今日まで積み重ねて来られた事、

   初心、

   意気込みなど

   心の中で御自分で確認すれば

   それが自信だと思います。

   応援しています。







自己推薦入試まで1週間を切りました。

今日は在学生が書いてくれたアンケートからこんな言葉を。


●とにかく何の情報にも敏感になっていて、不安だった。細かい道具についてや、受験日の服装にいたるまで・・・。
でもホームページの質問コーナーで
“そんな事は自分で考えて下さい”
というような返信を見て何かおかしくなった。
受験は皆不安になるが、当日自分らしさをアピールできなければ意味がない。
細かい所まで色々悩んでいて、もしこのホームページの返信欄を見ていなかったら、気にしすぎてのびのびできなかったかもしれないし、合格しなかったかもしれない・・・。
ある程度の情報はもちろん必要だが、こういった考える力を自分に与えるのも必要だと思った。

●入試に向けて取り組むからといって、
『楽しむ』という事を忘れてはいけないと思いました。
入試はこれから自分達がやっていきたい事と1番近い形の内容で行われます。これほど楽しい受験は他にないのではないかと今思えますが、自分自身時々その事を忘れてしまう事がありました。自分はこうなりたい!こうしたい!やっぱりこれが好きだ!楽しい!と再確認しつつ取り組んでいってほしいと思います。

●面接は変にかざることなく、ありのままの自分を出せばきっと大丈夫です。


さて、自己推薦入試で一番みんなが心配しているのは「面接」のような気がします、人によると思うけど。
入試説明会などで、

「面接ではどんなことを聞かれますか?」

ってよく質問されるんですけど、「面接」って言葉を変えれば「会話」なんだから、普通知り合いと話をする時って

「コレとコレとコレを聞こう」

なんてあんまり考えないで「会話」するでしょ。
だからね、話の流れによるわけですよ、何を聞かれるかなんて。

あとは、どんな面接官にあたるかもわからないわけですが、

この「東北芸術工科大学研究者総覧」で、自分が受験する学科・学系・コースの先生の写真なりプロフィールなりを一通り見ておくと、面接室に入ってから

「あ、あの写真の先生だ」

って思い出して、ぜ〜んぜん見たこともない人に会うよりもリラックスできると思うよ。

というわけで、「在学生からのアドバイス」最終回です。

今日は歴史遺産学科と美術科洋画・彫刻・工芸各コースのよくばりセットをお送りします。

歴史遺産学科
○小論文は基本通りに書けばよいものではない。基礎的な小論文の書き方だけを覚えてはならない。地元の歴史遺産や文化的景観、そして歴史遺産に関する記事に目を通し、自分なりの考えを養うことが必要である。

○私は貴学から届いた入試問題の解答集を見て、歴史遺産学科の出題傾向を調べました。私が受験した歴史遺産学科では例年文化財の保存問題に関する新聞記事等の資料から出題されていることが分かったので、インターネットで文化財関係の記事を検索して読んだり、図書館や書店で関連する本を探して読んだりしました。そして、自分なりに、文化財の保存問題を見つけてそれについて小論文を書き、担任の先生に添削していただきました。試験当日の小論文は、練習したもののなかには無い題材でとても悩みましたが、読んでいた本の内容と絡めて、なんとかまとめることができ本を読んでいてよかったと思いました。私は、芸工大を受験することに決めたのが入試の直前だった為、小論文対策にとても焦ってしまったので、日頃から本などをもっと沢山読んでおけばよかったと少し後悔しました。確かに、文化財や歴史関係の事には興味があったので普段から少しずつ読んだりはしていたのですが、小論文対策の時に色々調べたりする中で、まだまだ勉強不足だったなと、痛感しました。読んだ本は面白い内容のものが多く、中にはトリビアになりそうなもの(決してムダ知識ではないですが)もあり、思わずへえと言ってしまいそうなものもありました。これから、勉強していく上で為になることも数多くありました。従って、これから芸工大を受験する人にアドバイスするとすれば、日頃から本や新聞を読むことと、ただ読むだけでなく、その事柄に対する自分の考えを持つことが大切だと思います。

○小論文は芸工大を受験すると決めてから図書館に通い、歴史や文化遺産に関係する内容を選び、要約を行ったり、ジャンルに合った本を読むことをしたりして、十分に対策した。専門的な知識、自分の進路に対する明確な考えを持つことが大切だと思う。

○歴史遺産学科の試験の小論文対策として、まず地元の歴史や有形・無形の遺産や自然をとにかく調べました。そこで現状や良い点・問題点を自分の言葉で表現する練習をしました。博物館にも足を運び様々な資料を見ました。遺産に関する新聞記事や雑誌などをたくさん読み自分なりに理解することが大事でした。つまり、歴史遺産に対する愛情を自分の言葉で表し、文章を見る人に明確に意見を伝え、論旨にそって答える練習をたくさんしたほうがいいです。

○過去問の小論文を何度も書いて、担当の先生にチェックをしてもらった。最初は頭が真っ白で文にならなかったが遺跡見学や博物館見学を通して徐々に自分の考えを磨くことができた。説明会やオープンキャンパスにも参加して新しい発見をすることができた。だが、科目勉強がなかなか成果がでず、小論文も自信たっぷりとまではできなかった。当日は自分のすべてをだすつもりで受験した。そして合格発表日まで本当につらい気分がした。合格することができてとてもうれしい。


美術科洋画コース
○目標は高く、自分にきびしくひたすら努力、自分ときちんと向かい合ってデッサン力をつけること。道具になれておくこと。5時間での油彩は特殊。時間配分も考えて。
リラックスして、いつもどおり描くこと。

○私は実技試験そのものに不安はなかった。ただ自分に自信がなかった。必死になればなるほど自信をなくしていった。美術の先生の言葉なんて耳に入れたくなくって無視した。実技練習も毎日毎日上手くなっていけば幸せだし、受験生はそうあるべきだとさえ思ってた。でも実際はそうはいかなくって、そんな時美術の先生が正面から向かい合ってくれた。
「毎日上手くいかなくてもいい。全てが上手くいくなんて思わなくてもいい。昨日より1つでも何かができるようになる。それだけでいいんじゃないかな。先生を信じて。」と言ってくれた。
それからは先生を少し信じてみるようになったら不安も自信のなさも不思議となくなった。受験中はとにかく楽しく、いつもの通りに、いろんな人達への感謝をモットーに作品を作った。
受験で私が学んだコトは人を信じる。自分を信じる。だったと思う。

○デッサンの基礎的な技術面ではもちろん日々の努力で実力をつけ、さらに自分なりの個性や描きたい所をどう見せるかなど、研究し絵を磨く!!つねに1つだけでも目標をもちそれが伝わるくらいがんばることが大切だとおもいました。あとは当日の気合い!!ためになったのは去年とかの合格作品が見れたこと!

○私はAO型入試から洋画コースを受験しましたが、合格したのは一般入試の前期です。2度落ちて、3度目に合格しましたが、助けてくれたのは多分、高校2年生の夏から始めていた実技の勉強の経験だと思います。私も何度も挫けてしまいましたが、チャンスは何度もあるので、地道にコツコツ頑張ってほしいと思います。

○写実力(描写力)は必ず必要になってくることなので、しっかりデッサンやクロッキー等をして描写力をつけておくこと。全体として、生活のリズムを作ること。ちなみに私はPM11:00に寝てAM5:00に起きる。というサイクルで生活していました。生活にリズムができると、体の調子もよくなり、絵や勉強にも集中できます。(原則として、三食きっちり食事をとり、睡眠時間をしっかり確保すること。)朝食をとると、とらないときにくらべて、頭の回転が2倍も速くなるらしいですよ。最後に、試験時間にあわせて、実技の練習を何回もやっておくことが大切だと思います。

○昨年度合格作品参考例は絶対見た方がよい!(全部の入試において)また、本学説明会・オープンキャンパスでの入試課の人や教授方の話は絶対参考になるので実際にキャンパスに行って聞くことをオススメします。そして、1番は、あきらめないで何度も受験することです!本当に受験を考えるならば美術予備校(私は洋画だったので)に通うことも考えてみてはいかがでしょうか。夏期・冬期でもかまいません。実力や経験の高い先生の指導はとても参考になり、予想以上に実力がつくはずです。(個人的なエピソードになりますが、私はずっと東北育ちで都会の東京の美術の予備校に通うことを怖がっていました。ところが一般入試を前にどうしても実力がうまく身につかず、東京にいる姉のアパートで下宿しつつ、3週間通いました。冬期と初めての都会での生活で2週間は風邪をひき、駅でまよったり、予備校での講習で、どうしたらうまくなるだろうと本当に考えたり、たくさん悩みました。しかし講習の内容はかなり濃く、しかも周囲の同じ美大への受験生の作品は大きな影響力を持ち、「自分もがんばろう」と思わせます。そして一番先生の言葉で残っているのは「ヘタクソでもいいから言いきれ!」です。)一生懸命は必ず合格へ導きます。受験生のみなさんがんばってください。

○高3の秋に受けることを決意し、それまでデッサン中心に練習していて油絵も使い方がメチャクチャで間に合うのか!?という気持ちでしたが、とにかく描きました。はじめの方は要領がつかめず1枚描くだけでも悪戦苦闘でも、描くごとに少しずつ確実に変化していきました。実技は練習あるのみだと思います。あきらめずに練習することが大事なんだなと実感しました。やっと自分らしいと言える絵の調子ができたときに思いました。あとは練習として描くときも楽しむことで絵もどんどん良くなったように思います。

○面接は少し考えていたけれどその場で思ったこと、感じた事を素直に言おうと思っていたが、少し緊張していたせいか、上手く自分の伝えたい事が伝わらなくてとんでもなくトンチンカンな答えを返してしまい、大学の先生に笑われるし、もう落ちたと思った。もう少し自分の言いたい事はまとめておいた方がよいと思った。絵の方は部活が毎日あって描いていたので自画像などは部活で先生にアドバイスをもらって描いた。先生にはやはり最後までいまいちと言われ続けた。私自身完全に納得のいく作品が描けたわけではない。だからこの学校に入れてしまった驚き、そして喜びは計り知れない物だった。私みたいな半人前を入れて下さった先生方に感謝し、と同時にこの生徒を選んでよかったと、技術はまだまだだけれど人一倍努力する人間になりたい。そして努力すると共に本当に技術もつけていきたいし、一番上手くなりたいとも思っている。けれどそれはこれからの私自身の努力にかかっているので言葉だけに終わってしまわないように、やっていない時に誰かに叱ってもらいたいし、友達同志一生懸命やる雰囲気を作ってみんなと共に絵も心も成長させて行きたい。

○とにかく「絵」は、よく「見る」こと。(僕も「見る」ということに関してはまだまだたくさん勉強しなければならない。僕は「見る」という重要なことが、他の人より欠けていたように感じるから。)


美術科彫刻コース
○私の場合は、高校に美術科はあるものの、私はそこへ入学できず、普通科(進学)での合格だったので受験勉強はとてもきついの一言だった。1年〜3年までの高校の授業のカリキュラムに『美術』の授業が一回も入らなかったので、授業でも美術をすることはできませんでした。本格的に美大へ行こうと思った時は高2の秋。先生には少し遅すぎだと言われ、部活よりも絵を描く事に専念しました。放課後は、美術科のアトリエに通い、毎日、8時くらいまでデッサンをしました。朝も早く行って、授業がはじまるまで一人でアトリエでデッサンをしました。それまで思っていた美術が楽しいと思えなくなり、正直向いてないのかなと悩みましたが、そんな甘いもんではないと自分に言いきかせ、夢中でデッサンをしました。だんだんデッサンのコツをつかむと『楽しい』と思えてきて、だんだんうまく描けてくると、『超楽しい』と思えるようになり、もっと写真みたいに、もっと本物近づけるために、もっとまるでそこにあるかのように、つかめる位にと思えてきて、『超超楽しい』と思えてきて、デッサン1つでも作品として愛着が沸き、もっとうまくなろうという向上心までも手に入れることができました。はっきり言って自分のレベルは低いと思いますが、日々うまくなってると自分に言い聞かせ頑張っています。受験はAOだったので学科の試験はなく、正直、絵だけ勉強できたのでAOで良かったと思います。実技対策としては、とにかく描く、描く描く…だったので対策っていう対策はなかったです。あと、うまい人のデッサンを研究する事。 オープンキャンパスには来てよかったと思っています。山形ってどこにあるんだろう?って思っていたし、パンフレットだけでは、つかめない情報もあります。自分の場合、大学案内のパンフレットをすみからすみまで読み、実際大学へ来てみると写真で見たあの景色が…建物が…教室が…!!って感じでまるでディズニーランドへ来てしまったような、わくわく感もありました。この人見た事ある!!って思えたり、写真で分からなかった情報も得る事ができ、オープンキャンパスに来てよかったと思えました。なので、もっとオープンキャンパスに来るようにした方がいいと思います。

美術科工芸コース
○自分は自分。他人(ヒト)は他人(ヒト)。周りを気にして自分を見失うことが一番こわい。だから自分を信じることが一番大切ですね。

○美大受験は容易ではないと思います。特に毎日が勉強や部活におわれている現役生にとっては困難な道だと思います。一番必要なのは精神的な強さや前向きさ、向上心だと私は考えます。常にチャレンジ精神を持つことが、少しではあるけど上達の速さと関係してくるのではないでしょうか。技術がついていかない所は気合いと根性でカバーできます。具体的な対策として試験で出題の可能性がある事は一通りやりました。入試対策といっても楽しむことを忘れてはいけないと思います。画面にそのまま表れるので。普段からものをよく観察する事を心がけるといいと思います。なにげなく見てたものでもいろいろな発見があっておもしろいし、勉強になります。季節ごとのセミナーや試験直前にあるセミナーに行くこともお勧めします。他の人が持参した作品を見る機会もあるので、知らなかった事を知るチャンスだと思います。

○推薦入試では、実技の練習はもちろんだが、面接の練習もしないと、本番でふっとんでしまいます。

○試験の2ヶ月前に受験を決めた。毎日放課後、美術室でデッサンや造形を先生に教えて貰った。大事なのは、試験当日、自分らしい作品を作ること。

○すぐ粘土をさわらず、モチーフからイメージしたものを描くことからはじめました。描くことで、何通りかのイメージをつくることができました。イメージが出来てから粘土に触れましたが、そのことでらさにイメージを膨らますことができました。時間の配分なども身に付けた方が良いと思います。身体で時間を覚えられると制作していても焦ることが少なくて済みます。オープンキャンパスに参加したことによって、芸工大で学べることや、先生方、在学生の方のことを身近に感じることができました。そして「自分が芸工大生になったら、ここに居ることができるんだ」と思うことができました。いろいろ悩んでいる時期でしたが、オープンキャンパスに参加したことで、その迷いもふっとびました。



本学の現1年生から入学時に協力をもらった「受験生へのアドバイス」は以上です。
(忘れている学科・コースはないですよね・・・)