東北芸術工科大学:入試課ブログ
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AO入試〜その2
さて、昨日に続いて本学新入生アンケートによる「受験生へのアドバイス」特集。
今日はエントリー開始が迫っている美術科日本画、美術科洋画、情報デザイン学科グラフィックの在学生からのアドバイスを御紹介します。
美術科日本画コース
○AO型入試での受験を経験しましたが、次々と課題が来て、期間一杯を使って課題に取り組んだので対策という対策は正直皆無でした。けれど、一生懸命描くこと、絵に込める熱意などきっと伝わるものなので、投げ出さず最後まで気を抜かない事が大事なのではないかと思いました。オープンキャンパスでは初めて岩絵具で絵を描いて戸惑うことはあったものの奥が深い日本画の世界に触れることが出来、これからの意気込みにつながることが出来ました。
○私は高校一年の終わりには芸工大への受験を考え始めました。高校二年では、受験することを決め、担任の先生と話し合い、AO型入試に挑戦することにしました。その時点では、どのような課題が出願されるのかわからなかったので放課後、デッサンや水彩を描くことにしました。AO型入試の案内が届いてからは、出題する課題に向け、少しでも良い作品を作るため、先生の指導の下、毎日放課後絵を描きました。水彩では、静物だけではなく、友人に協力してもらい、人物着彩も練習しました。毎日小さなクロッキー帳を持ち歩き、建物や人を観察しスケッチするようこころがけました。二次試験が近くなると、数人の先生方に協力して頂き、面接の練習をしました。いつでも「芸工大に行く」という気持ちを持って作品制作に取りくみ、その結果、入学にこぎつけたと思っています。どんな課題でも、本番だと思って描くことが大事だと思います。
美術科洋画コース
○私はAO型入試で美術科洋画コースに合格しました。私は予備校などに通っていたわけでもなかったので受験の上でわからないことや、苦労した点も多かったです。入試の課題としてデッサンが何枚か出たのですが、それまで本格的にデッサンを学んだことも描いたこともなかった私は、高校の美術の先生から、デッサンの基礎から指導していただきました。それは高校3年生になってからのことです。今思えばもっと前から勉強していれば、もっとうまく描けるようになっていたはずだと後悔しています。これから芸工大を受験する方々には、もっと早いうちから自分にできることを見つけ、後悔しないような受験の取り組み方をしていただきたいなと思います。
○来年度東北芸術工科大学を目指しているのであれば、AO型入試から受けてはどうでしょうか。AO型入試を受けてダメだったとしても、その次に自己推薦や一般試験があるので何回もチャレンジすることができるからです。一度ダメだったからといって諦めず、何回も何回もチャレンジするということは熱意として大学に伝わりますし、今後のみなさんの人生にも生かされることだと思います。それとAO型入試で私が言えることは、自分の個性を全面に出していくことです。技術的なことよりも自分の個性を出していくのが大切というのは、技術的なことが必要ないというわけではなく、技術というのは後でいくらでもつきますし、誰でもできます。しかし個性というのは、その人がもっている才能であり、誰でもできるものではないからです。ですから、もしAO型入試を受けるのでしたら思い切って自分らしく描いてみてはどうでしょうか?
○AO入試…この入試では、自分をアピールすることが大切なので、そのためにも、エントリーシートを書く段階で、自分のやりたい事や考えを明確にしておくことは重要だと思う。あと、出された課題をやり抜く気力。学校のイベントなどと重なって多忙なときに、これがないとけっこうツライです。他には、基本的なことですが、面接練習は何度もした方が良いと思います。やるだけ自信がつくし、本番で自分を出しきるためにも何回もやる事は大切です。
情報デザイン学科グラフィック
○私はAO型試験で合格しました。選考作品ですが、不出来でいいので自分の全力の個性を出した様々な作品を送ることがベストかもしれません。大学から出される「なぜ本学を受ける気になったのか?」などのA4サイズの作文は最後まで書きましょう。また、その文章を高校の先生に見てもらうことも忘れないようにしましょう。次に、2次選考では大学にくることになるので、あらかじめ予定を「自分」で立てましょう。面接の練習もしっかりとしておくとよいです。面接は個人・複数どちらかは本当にわからないので、両方やっておくとよいです。実際に大学へ行く面接日は初めて会う人ばかりです。ですが、そこで話ができれば、かなり楽になれるので、知らない人と話すことになれているといいかもしれません。3回目に大学に来る時は実技の試験があります。実技を速くおわらせる練習をすることも大切ですが、実技は使える画材が少なく、マーカー・コピック・色鉛筆がほとんどになると思われるので、これらの画材をある程度使いこなせるようにしておくとよいかもしれません。それと、実技では何がおこるかわかりません。私の時は実技時間が少しのびました。ですから何が起こっても冷静に対応できるようになっておくとよいです。 以上が私からできるアドバイスです。どうかがんばってください。
○私はAO型入試で受験しました。AOでは学力もですが何より「自分」という個性を時間をかけてじっくり見られます。私はこざっぱりとした受験、ただテストを受けて選別されるだけではなく、自分という一つの存在を詳しく理解してもらいたいと思い、AOを選んだのですもちろん当日はありのままの自分をアピールしてきました。ここでのポイントは、どれだけ自分を理解しているかということだと思います。
○私はAO型入試でとても自分自身、成長もしましたし、ためになりました。第一回の書類選考では、今までの作品をまとめたファイルを提出しました。ファイルはこれからの大学生活にとても役立つものとして、高校生の時からこつこつ作っていました。まとめることによって、みやすさと伝わりやすさがあるのでこれからも作っていきます。今後自分の宝になるはずです。その中で、自分がやりたいことそのままのコースだったので自由に作品を作り、楽しく受験することができました。一つ言うのなら、やはり「ファイル作り」です。私は、作品を作っている中、制作記録として写真をとり、それをイラストレーターで文章も入れ、制作過程のファイルを作っていました。とてもみやすく、自分がしてきたことを、そのまま相手にも伝わるのでこれはやっていった方が良いと思います。きっと大学でもこういったものを作ると思うので。
2005.06.03:
入試課1
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