東北芸術工科大学:入試課ブログ
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アキラメナイココロ
過去数年分の新入生アンケート「受験生へのアドバイス」から抜粋しました。
●自己推薦を受験してみて緊張や、その場での雰囲気、他の受験者との接触で、私の中で何かが変わり始めていました。そして、自己推薦の合格者作品を見て、同じ問題でもたくさんの物語がありました。単純にこの考え方はすごい!と思わせられるものばかりでした。一般受験までの間は2ヶ月程度あり、やる気を持続させていくには、少し長いかもしれませんが、この2ヶ月は大事です!この間にも色々悩み、他の大学への受験や、専門学校へも考えたりして、無気力な時もあると思います。しかし、それは
ちょっとしたきっかけで、自分のやりたいこと、今、やるべきこと、やらなければならないことがぱっと見えてくる瞬間がある
のです。そこで、本気になってやっていけば合格へつながる1歩をふみ出せると思います。ただ、やりたいことへの道は1つではないので、他の道からつながることもあると思います。また、受験、特に実技は自分で点数をつけられるものではないので、ただ納得いく作品をかいて下さい。これなら自信がある!と、描けてよかったと思えるように。受験者にとって、良い結果になるように、祈ってます。(映像)
●自己推薦から一般入試までの間、自分のかきたいものを学ぶ猶予期間があって、自分らしさを見つけられて本当によかったなぁとつくづく思うし、来年の受験生の方々に
「推薦でおちてもクヨクヨするな!!」
と言うことができます。あとは友達の大切さを学べましたね。私の学校は国公立大学を受ける人が少ないためか、あまり1〜2月まで受験で残ってますという人が少ないところでした。だけど決して受験生がいないわけでもなく、一緒に勉強したりしました。友達がいたから励ましあえたし、友達がいなかったら私は芸工落ちていたと思います。どんな時も、どこにでも少なからず仲間はいて、それをみつける喜び、一緒にいられるたのしさは一般だからこそ味わえました。新しい受験生のみなさんもきっといい仲間がいつもどこかに、そばにいてくれると思います。そういう人をみつけられると安心してリラックスできますよ。本当に一般はいい受験。AOや推薦でおちても最後まであきらめないでがんばって下さいね。(映像)
●私は自己推薦入試を受けて、落ちました。美術の先生からは「落ちるつもりで行け」と言われてて気楽に受けたから落ちたのでしょう。友人は全員受かっていてかなり焦っていましたが、家族・先生・友人の支えのおかげで立ち直り、前期合格できました。私は高校時代は運動部で、いきなり美術系にうつる不安もありましたが、そんなのは自分の気合いと根性、そしてまわりの支えのおかげで頑張れました。グラフィックを受験しましたが、実際に描いてみて色々な人から意見をもらえるのは大事なので友人に見せて感想を聞かせてもらいました。最初は恥ずかしいけど、その意見が自信と勇気を与えてくれます。学科は1科目だけなのでとことんやるのみです。きちんと得意科目を選びましょう。私は失敗して地獄でした。自分の考えをしっかりもっていれば大丈夫だと思います。元気に頑張って下さい。(グラフィックデザイン)
●私は自己推薦が不合格となり、やる気をなくしたが、あきらめず一般入試へ挑んだ結果、合格することができた。一度不合格になればかなりのダメージを受けるが、
“もういいや”とそのまま落ちていかずに辛いだろうが、はい上がろう。
(コンテンツ・プロデュース)
●私は、洋画コースでAO、自己推薦、一般(前期)と芸工大の入試を受けました。倍率が高いこともあり、残念ながら毎回不合格でした。落ちる度になんども泣きました。「もう受験なんかしたくない。」と思ったことも何度もありました。それでも
私は「大学にやっぱり入りたい。」という気持ちがあって、最後まであきらめずに受験勉強に取り組むことができました
。しかし、そればかりではなく、試験後に大学での受験作品の講評会や入試課のアドバイザーの方々からアドバイスがとても参考になりました。また、別の分野に目を向けることも知りました。受験する学科は、AO、自己推薦は1つしか出願できませんが、一般では併願ができるようになり、より多くの可能性も広げられるようになりました。受験にあたって大事なことは、・目的意識を高く持つこと。目的があるとより頑張れる。・1人で考え込まない(かかえこまないこと)いろんな人に相談しよう。そこから見えてくることもある。・自分を信じてあげること。信じることが一番大事。
●私は洋画コースをAO・推薦・一般前期と受験し、前期で合格しました。この3つの試験を通して大事だと思ったことは、「経験」「度胸」「客観視」です。私は
AO、推薦と落ちたことで自分に足りない点や、試験中にしてしまったミスを知ることができました
。そして試験会場や緊張に慣れておくことである程度の度胸もついたと思います。あとは、ウィンターセミナーに参加したことが大きく影響したと思いました。自己推薦の作品の講評や一般入試へのアドバイスを聴き、参加者が持参した作品を見ることでモチベーションも上がりました。モチベーションは試験中も大きく関わってきます。何か上手くいかない、と思ったときはおとなしくトイレ休憩をとって、作品を客観視できる様にしました。緊張して動揺しがちな試験中だからこそ冷静になることは大事だと思います。
●学科試験の対策は、芸工大から過去問を送っていただき、それをもとに出題パターンやメインとなるテーマを確認し、試験(過去の)内容に合わせて、問題集で学習した。試験を終えて感じたことは
芸工大の学科は非常に基本的な問題、基礎問題が多かったので、学科で点を落とすことは致命的
だと感じた。学科以上に実技に力を入れることが大切だと思う。専門的な知識、自分の進路に対する明確な考えを持つことが大切だと思う。(歴史遺産)
●私は運良く、自己推薦で受かりましたが、一緒に受けてだめだった友人は、
まだチャンスがあることをとても有難いと言っていました
。一度だめでもこのチャンスを利用して頑張って欲しいです。(日本画)
●自己推薦入試を受けましたが、面接の下手さと実技の実力不足から落ちてしまいました。今思えば受からなくてもいいというどうでもよさと、倍率を見ておじけづいていたんだと思いました。でも自己推薦でこのような体験をしたからこそ一般入試を受けようと思いました。一般入試では美術の先生から実技を受けたほうがいいといわれたにもかかわらず小論文を選択したのは自分にはこっちの方があっていると思ったからです。学科も自分の一番好きな「世界史」を選択して今度こそ絶対に大丈夫と言いきかせて試験にのぞみました。大分苦労をしましたが、努力した後のテストの開放感はとても気持ちが良かったです。
やっぱり最後は自分の力を信じることと努力をすること
だと思っています。(美術史・文化財保存修復)
●私は、AO、自己推薦、一般と受験をして一般入試で合格しました。AO型入試では、課題が難しく、何を作ったらいいのか、考えるだけで大変でした。自分では、時間をかけ、精一杯取り組んだつもりなんですが、いざ受験当日になると、他人の人の想像力や考えのすごさに圧倒され、自信がなくなってしまいました。実力のなさに、くやしかったけれど、仕方のないのだと、次の自己推薦に気持ちを切りかえました。次は合格しようと、自己推薦の受験科目の構想表現の練習を始めました。まず、構想表現とはどういうものかということを理解するために、参考解答集を3年分読み、過去の問題を受けた人はどういう解答を書いたのかを学びました。次に、自分で実際に構想表現を書いてみました。テーマは過去問題3年分の9テーマで考えました。自分だけではどのようにしたらいいのかわからなかったので、高校のデザインの専門の先生、芸工大の卒業生の先生、芸工大の教授など様々な先生に見てもらい、アドバイス等をもらいました。アドバイスをもらったら、どのようにしたらいいか忘れないために、紙に書き、次、又は受験の時の参考になるようにしました。受験当日は、練習した構想表現が頭に入りすぎてしまい、テーマが少しずれてしまいました。案が2つ浮かんだのですが、迷い、結局後の方を選びました。先の方を選んでいれば…という後悔でいっぱいでした。一般入試への取り組みは、自己推薦への取り組みと同じように、構想表現の練習をできるだけたくさんしました。テーマは先生にもらい、書いたら先生に見てもらう。これをくり返しました。先生からアドバイスをもらうことで、こういう考えもあるんだ!!と、自己推薦の時とは違う考えも持てるようになりました。構想表現は、自分だけではなく、他人にもわかってもらい、なるほど!!と言わせなければならないので、先生などにアドバイスをもらうことはとても役に立つことだと思います。何度も様々なテーマで書いてみることが大切です。そして、
絶対芸工大に入りたい。という気持ちを強く持ち、何よりもあきらめないことが大切です
。(プロダクトデザイン)
●自己推薦を受ける前までの間、最後の定期テストやセンター試験の勉強(少々…)、絵の塾での鉛筆デッサン、芸工大の過去問をやっていた。本番の時、実技の時はとってもわくわくして楽しんでいたけれど、面接はものすごく緊張した。(30分が5分に感じられた)自己推薦で落ちた時、絵は満足に描けたが、文は滅茶苦茶だったと思っていた。けれど、「自己推薦入試合格者作品」を見て、「あ…こりゃ落ちたのが当たり前だ…。」ってやっと心から納得した。それから落ちて良かったと思った。「あんなにドキドキして受かってもためにならない。もっと強い心を持つ機会が与えられたのだ!」と思ったからである。そして前期で絶対に受かってやると燃え始めた。自己推薦後、センター試験にむけて模試を受けたり、黙々と課題をこなしていった。私にとって合格できたのは、グラフィックのことを調べて知った事、受けるまでの3週間、根性で描き続け、自分の思っている事を絵でどう表現するかをたくさん考えた事のおかげであり、周りの人達の協力あってこそ出来たおかげでもあると思う。私は自分のやりたい様にやれたし、アドバイスなんてできないけど、これだけは言えます。
「最後まで諦めないこと!」
。これは本当にそう実感しました。あと、自己推薦を受けておくと、受験がどういうものか分かって次からの全ての受験にあわてなくて良いです。(グラフィックデザイン)
2006.11.16:
入試課1
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