TUAD blog/入試課

▼自己推薦入試を前に

ときどきご紹介する「新入生アンケート」からの「入試アドバイス」。
時期も時期なので、自己推薦入試に関するアドバイスを抜粋してご紹介。

○面接→正直にかしこまらないでいつもどおりに。「これだけは言いたい」ことを事前に2,3つ決めておく。あ、あと本を沢山読みました。日頃から様々な情報を取り入れておくのが一番かなと思います。[美術史・文化財保存修復学科]

○はっきりとした目標をもつことが、結果的に合格につながると思う。飛び交う情報に紛らわされず、自分に必要なものを見極めること。[美術史・文化財保存修復学科]

○自分の学びたい事とぴったりの学部、教授の方々にめぐりあえたと思える、今の自分のおかれた境遇に自分ながらおどろいている。めぐりあわせとしか思えないが、求めていれば道が開かれたのだとも思う。アドバイスというより、いかに自分がそれを求めているかをアピールすることなのではないか。[歴史遺産学科]

○自己推薦入試の前に、まず絵の完成度を上げるために、時間は切らずに制作して、一週間前からは、タイムアタックと、人体クロッキーに取り組みました。[日本画]

○大学に入りたいからという目的じゃなくて入ってから自分が何をしたいかという考えをしっかりもたないといけないと思います。受験のためにデッサンしないといけないと描くのではなく自分はこう描きたいんだ!って取り組んでいったほうが絶対いい。[洋画]

○私は自己推薦(洋画コース)を受けたので、学科がなく、実技と面接の対策に専念しました。
実技というと、とりあえず技術のレベルを上げなくてはと考えてしまいますけど、私が対策を続けるに当たって大事だなと思ったのは、やみくもに「上手くならなきゃ」と思いながら描くのではなくて、「芸工大に本当に行きたい!」と思い続けることでした。「上手くならなきゃ」と思って描くと、ちょっと上手くいかなかった時でも、ただ落ち込むばかりで、焦って進歩がなかったけど、最終目標を明確に考えたら、少し冷静に上手くいかない理由を考えたりだとか、焦らずにそういう当たり前の事が出来るようになりました。[洋画]

○資料を見て考えるのも悪くないと思いますが、自分の目で大学を見ておくと在学生の方々ともお話ができるし、設備や学校の雰囲気など、資料には載っていない情報も分かってくるので足を運んでみたほうがいいと思いました。自己推薦は自分の考えをまとめておくことだと思います。実技は過去の合格作品を参考にしました。自分に足りないところを意識してデッサンしてました。[彫刻]

○とにかく不安要素を1つでも解消して試験に臨むことだと思います。苦手なモチーフの扱い、時間の使い方等を、自分が「大丈夫!」と思えるまで徹底的に考えては実践して改良するためにまた考えるの繰り返し。まわりの人がいくら「大丈夫」と言っても、自分自身がそう思えないと厳しいと思います。
それと、試験本番までの気持ちのもっていき方がとても重要だということです。特に前日の夜から当日の朝まで。試験のことだけ考えて疲れるよりも、友人や大切な人と電話したりおいしいものを食べたり、すきな本を読んだりしてリラックスして「いけるいける」と良い方向に気持ちを持っていく工夫をしてみてください。やはり実技となると表現ですので、心の状態は作品に大きく表れると思います。[工芸]

○プロダクトデザイン自己推薦・構想表現+面接 普段の生活で不便に思うこと、改善すればいいと思うことを考えておく。[プロダクト]

○入試へ向けての対策は早めに始める事が大事です。(実技も面接も)
何度も何度も練習を重ね、自分の中の伸ばしていきたい部分、改めていきたい課題点などを見極め、それに向かっていくことを進めます。そして、自分の世界だけで考えないで、色々な人の意見を聞いて、参考にすることを忘れないで欲しいです。[プロダクト]

○僕は芸工を受験するにあたって、美術の先生に絵の描き方の手ほどきを受けた。また、自分の受けたのは自己推薦入試だったので、面接の練習をもした。ただ、面接の練習といっても、好きな建築について語るぐらいしかしていない。[建築・環境]

○「受験」というものをあまり重く受け止めなくていいと思います。気楽にというのもおかしいですが…。私は「受験」というものをあまりに意識しすぎて高校受験に失敗しているので、大学では軽い気持ちで受験しました。
でも最終的に自分を評価するのは大学側なので努力は大事だと思います。
夢を持って頑張れ!![建築・環境]

○私は3年生の6月まで部活一色の生活なので、ほとんど絵を描くことをしてきませんでした。なので、部活を引退してからか顧問を解くことと、AO入試の提出課題の作品制作を平行して行いました。私は1枚の絵を仕上げるのがとても遅かったので、2時間半で描き上げられるように美術の先生にテーマを頂き、何枚も描くようにしました。あとは、「これが描きたいな」と思っても何も見ずに描けないと、本番では描けないので、「これが描けない」と思ったものはスケッチブックに資料を見ながら描き溜めるようにしました。今まであまり描くことができなかった絵を存分に描け、とても楽しい受験勉強でした。
AO入試・自己推薦の面接は、形式ばった面接練習よりも、自分の作品をきちんと説明できること、思ったことをまとめて話すことができることが重要なのではないかと思います。[グラフィック]

○とにかく、多くのことを学んでほしいです。映像コースだからと言って、映画をより多くみようではいけないのです。映画をより多く見るということは、言うに及ばないことです。やはり、まず本を読むことです。そして、自分の嫌いな本をより多く読むことです。そして、美術史を学ぶのです。ビザンチン・ロマネスから現代美術まで、一通り勉強してみてください。そこから必ずみえてきます。[映像]

○私は映像コースをAO、自己推薦と受験しました。AOに向けては作品提出が一次であり、私はその時まで、自分でテーマを見つけ、本格的に作品を作ったことはありませんでしたが、この機会に作ってみようと思い、アイデアから考えました。最初はテーマがなかなか決まらず、映像としておもしろいものではありませんでしたが、何度か作り直し、納得のいく作品を作ることができました。しかし、AOでは不合格になってしまいました。時間をかけて作ったので残念でしたが、次の推薦に向けてがんばろうと思いました。推薦に向けては、少しでも自分の事や伝えたいことを表現できるように気をつけました。本番は落ち着いて、自分の考えを表現できました。[映像]

○インスピレーションも大事だけども、素直な気持ちで挑めば道はひらける。そしてやる気があれば今できないことも、やがてできる日が必ずくるという気持ちで受験してもらいたいです。[メディア・コンテンツ]

○自分が何をしているのか、そのためには何をしたらいいか、ちゃんと考える。
何だったらいいなではなく、何が出来るのかを考える。[メディア・コンテンツ]


以上。
こういうのを載せると、

「ブログに○○って書いてあるんですけど、絶対やっておかないとダメですか?」

とかってアドバイスを絶対的にしてしまう方も時々いらっしゃるし、入試前だからそのキモチも分かるんだけど、アドバイスの中にもある通り、

飛び交う情報に紛らわされず、自分に必要なものを見極めること。

が大切。あくまでも「アドバイス」ですから右から左に受け流しつつ、自分なりにうまく使ってくださいな。
2007.10.29:入試課1

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