TUAD blog/入試課
▼大学での勉強は就職に直結しなければならないもの?
12月に本学の3年生が六本木ヒルズを訪れました。
目的は、ご存知楽天株式会社で働いている本学卒業生を訪問するためです。
と、ここまで書いておきながら当日の様子の写真はないんだけど・・・
訪問した学生にとって、ものすごく刺激になったようで。
この方は宮城県出身で、本学を卒業後山形で地元タウン誌やモンテディオ山形ファンマガジンの編集チーフ・編集長などをされていました。
その後楽天株式会社に入社されています。
今回は「Web業界の仕事と求められるキャリア」というテーマ。
とはいえ、いまや楽天は様々な業種を持っている会社ですので、本学が東北の大学ということもあり、
「楽天イーグルスの運営に興味がある方がいる場合は、イーグルスを運営する楽天野球団のスタッフもお待ちしています!」
なんてご配慮もいただきました。
社会人として学生へのアドバイスとして、以下のような言葉がありました。
・会社にとって欲しい社員というのは「自分の会社に1円でも多くの利益をもたらしてくれる人物」です。
・99%と100%の違いを考えること、100%と101%の違いを考えること。
・「自分自身の力によって何かを変えることができた」と思える瞬間が訪れるまでは、入った会社を辞めないこと。
いま彼は、「コンテンツ企画推進部」という部署でディレクターの仕事をしています。
ウェブ制作におけるディレクターの仕事とは、
・わかりやすいナビゲーションの配置
・楽しくて簡潔なページ(企画)の作成
・ニュースや企画ページなどからユーザーを誘導
など、ユーザーの目に触れるコンテンツを作る最前線の仕事です。
さて、この卒業生は本学のどの学科の卒業生だと思いますか??
メディア・コンテンツデザイン学科だと思う人が多いでしょうねぇ。
彼は、美術史・文化財保存修復学科の卒業生なんです。
「大学の学部・学科」と「職業」をどうしても結びつけて考えてしまう高校生や親御さん(高校の先生方もそういうところがありますね・・・)にとっては、理解していただくのが難しいかもしれませんが、社会ってこういうものだったりするんですよ。
ちなみに、先ほどご紹介した楽天イーグルスを運営する楽天野球団にも、本学の卒業生がいます。
楽天野球団 スタッフインタビュー[東北楽天ゴールデンイーグルス]
これを見て、「楽天に入るためには、美術史・文化財保存修復学科を卒業すればいいんだ!」なんて単純に考えられてしまうと困るんだけど(笑)。
逆に、「美術史・文化財保存修復学科を卒業しても、美術や文化財の仕事にはつけないんだ!」なんて勘違いをされちゃっても困るんだけど。
大学での学びをもとにして、社会ではいろんな仕事にいかす方法があるんだよ、ということを伝えたいわけよ。
2007.01.16:入試課1
[2007.01.26]
これはこれは (かんりにん。)
[2007.01.26]
記念に長いコメントをば。 (楽天株式会社の杉山です。)
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