TUAD blog/入試課

▼リベンジへの道1

本学在学生には、自己推薦入試で涙を飲んだものの一般入試でリベンジを果たし、晴れて芸工大生の切符を手にした人たちがたくさんいます。
彼らも自己推薦入試後は、
「一般入試では学科試験が入るから難しいかも」
「一度不合格になったし芸工大はあきらめようか」
「進路変更しようか」など悩み苦しみました。
しかし、それらを乗り越えていま充実した学生生活を送っています。今回はそんな「リベンジ組」へのインタビューを少しずつみなさんにお送りします。

「なんであんな問題なんだ〜、芸工大なんて〜(涙)」
            (グラフィックコース・山形県出身/一般前期で合格)


Q:芸工大を知ったきっかけを教えてください。
A:地元の大学だったので、テレビや新聞でよくとりあげられていて知ってました。高校生の時に、全国模試の山形会場が芸工大で、実際に大学の建物を見る機会があった時は「ここ!」って決めました。

Q:自己推薦入試の試験日から合格発表日までに考えていたことは?
A:傾向が変わったことに愕然。不合格を確信していました。
面接はあまりに楽しかったので余計なことまで話しちゃったかな、なんて考えてました。

Q:自己推薦入試では涙を飲みましたが、初めに考えたことは。
A:覚悟は完了してたけど泣きまくりました。
「なんであんな問題なんだ〜、芸工大なんて〜(涙)」

Q:今思えば自己推薦入試から学んだことは?
A:自己推薦で合格してしまっていたら、その後学科や絵の勉強をきっとしなかったかも。推薦で合格した人に何人か「入学までの間に気が抜けちゃって絵を描いたりしなかった」っていう人がいて、入学してから授業で苦労してたのでその点ではよかったかもしれないです。あとは、時間配分の難しさですね。

Q:進路変更しようとかは考えた?
A:考えました。保育士にもなりたい、と一時期考えていたので。そちらに進もうかと自己推薦の後本気で考えました。

Q:でも最後にはグラフィックと決断したんですね?
A:自己推薦受ける前に、一度「グラフィックをやる」って決めてたけど、不合格になっちゃったから保育士との間でまた揺れちゃって。どちらにしようか悩んでたときはホントに苦しかった。自分が今までどんなこと考えてたっけ、ってもう一度頭を真っ白にして考えました。でも考えれば考えるほど芸工大の校舎が頭から離れなかった。
「やっぱり私はあそこに行きたい、あそこで勉強したい」
それで決まりです。

Q:一般前期入試では学科科目が必要でしたが、不安はありませんでしたか?
A:ありませんでした。1科目だけだったし、日本史が好きだったし。それよりも実技で「次、なにが出るんだろう」ばかり考えてました。

Q:再チャレンジを決めてから一般入試までの取組を教えてください。
A:2時間半の時間をきっちりと計ってやるようにしました。
ポイントは、目覚まし時計のようなちょっと大きいやつにすること。しかもアナログで針のやつ。
デジタルだと頭の中で残り時間を計算しなきゃいけなくなるけど、大きめのアナログ時計ならちらっと見ただけで視覚的に頭に入ってくるから。で、試験当日もその時計を持っていく。
あんまり大きい時計は邪魔になるのでダメですが。

Q:一般入試で合格が決まったときの率直な想い
A:やった!

Q:入学して8ヶ月、芸工大はどうですか?
A:教養科目の「教養の庭」、面白かった!
作品を作るためにも勉強になることが教養の授業には隠されてます。これは専門学校では体験できないですよね。
あとは、他の学科やコースとの境目がないこと。
他の大学にいった友達の話を聞くとこの点は芸工大のすごいところかも。自分が動けば他の学科やコースの知識や技術も知ることができるし、単位にもなる。
いろんな学科の人と交流できるので、話をするだけでも勉強になることが多いです。
いま興味があるのは美術科工芸コースです。

Q:今授業で取り組んでいる課題は何ですか?
A:ナンバーズBOOKです。
これは1つの数字が与えられてその数字から60個のアイデアを出して本にするもの。
自分なりに作っていたけど、
「本」ということでストーリー性がなくちゃ、と気づいた頃には
完成間近でした・・・。
ただ作るだけじゃダメなんだと改めて感じました。

Q:リベンジを目指す受験生にアドバイスを
A:自己推薦でダメだったからといって「自分はダメ」とは絶対に考えないで!
そこからまた芸工大にだけではなく、自分に再チャレンジしないと!!
そして学科はあきらめない。


2005.11.22:入試課1

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