●入試課から
今日は歴史遺産学科と美術科日本画コース。
歴史遺産学科 ○自分の受けたい科目はなるべくその科目の教科書を徹底的に勉強することと、その科目を奥までとりくんだ方が良い。また、小論文は基本通りに書けばよいものではない。基礎的な小論文の書き方だけを覚えてはならない。地元の歴史遺産や文化的景観、そして歴史遺産に関する記事に目を通し、自分なりの考えを養うことが必要である。 ○私は貴学から届いた入試問題の解答集を見て、歴史遺産学科の一般入試の出題傾向を調べました。一般入試は小論文対策を重点的にやりました。私が受験した歴史遺産学科では例年文化財の保存問題に関する新聞記事等の資料から出題されていることが分かったので、インターネットで文化財関係の記事を検索して読んだり、図書館や書店で関連する本を探して読んだりしました。そして、自分なりに、文化財の保存問題を見つけてそれについて小論文を書き、担任の先生に添削していただきました。試験当日の小論文は、練習したもののなかには無い題材でとても悩みましたが、読んでいた本の内容と絡めて、なんとかまとめることができ本を読んでいてよかったと思いました。私は、芸工大を受験することに決めたのが入試の直前だった為、小論文対策にとても焦ってしまったので、日頃から本などをもっと沢山読んでおけばよかったと少し後悔しました。確かに、文化財や歴史関係の事には興味があったので普段から少しずつ読んだりはしていたのですが、小論文対策の時に色々調べたりする中で、まだまだ勉強不足だったなと、痛感しました。読んだ本は面白い内容のものが多く、中にはトリビアになりそうなもの(決してムダ知識ではないですが)もあり、思わずへえと言ってしまいそうなものもありました。これから、勉強していく上で為になることも数多くありました。従って、これから芸工大を受験する人にアドバイスするとすれば、日頃から本や新聞を読むことと、ただ読むだけでなく、その事柄に対する自分の考えを持つことが大切だと思います。 ○小論文は芸工大を受験すると決めてから図書館に通い、歴史や文化遺産に関係する内容を選び、要約を行ったり、ジャンルに合った本を読むことをしたりして、十分に対策した。試験を終えて感じたことは芸工大の学科は非常に基本的な問題。基礎問題が多かったので、学科で点を落とすことは致命的だと感じた。学科以上に実技に力を入れることが大切だと思う。専門的な知識、自分の進路に対する明確な考えを持つことが大切だと思う。 ○歴史遺産学科の試験の小論文対策として、まず地元の歴史や有形・無形の遺産や自然をとにかく調べました。そこで現状や良い点・問題点を自分の言葉で表現する練習をしました。博物館にも足を運び様々な資料を見ました。次に、過去問を解き、必ず先生方に添削してもらいました。美術・歴史・地理・国語・英語と様々な担当の先生方に見てもらうのが良いです。いろんな視点から意見がもらえるのでとても参考になります。遺産に関する新聞記事や雑誌などをたくさん読み自分なりに理解することが大事でした。つまり、歴史遺産に対する愛情を自分の言葉で表し、文章を見る人に明確に意見を伝え、論旨にそって答える練習をたくさんしたほうがいいです。 ○過去問の小論文を何度も書いて、担当の先生にチェックをしてもらった。最初は頭が真っ白で文にならなかったが遺跡見学や博物館見学を通して徐々に自分の考えを磨くことができた。説明会やオープンキャンパスにも参加して新しい発見をすることができた。だが、科目勉強がなかなか成果がでず、小論文も自信たっぷりとまではできなかった。当日は自分のすべてをだすつもりで受験した。そして合格発表日まで本当につらい気分がした。合格することができてとてもうれしい。 美術科日本画コース ○受験の内容はだいたいどこの大学でも同じですが、本学は他の大学にくらべると時間が短いので手を早くできる様にパレットなど工夫をしました。後、何がでても描くことが出来るように身の回りのものをたくさん描きました。一つの画面が「やわらかいもの、かたいもの、ザラザラしたもの、しっかりしたもの」など一つ一つまったく違うものでも一枚の絵になるように心がけました。 ○入試に向けて取り組むからといって『楽しむ』という事を忘れてはいけないと思いました。入試はこれから自分達がやっていきたい事と1番近い形の内容で行われます。これほど楽しい受験は他にないのではないかと今思えますが、自分自身時々その事を忘れてしまう事がありました。自分はこうなりたい!こうしたい!やっぱりこれが好きだ!楽しい!と再確認しつつ取り組んでいってほしいと思います。 ○技術やそういうことだけでなく、制作に対する気持ちや、作家意識をちゃんと見てくれる学校だと思うので、自分の内面をやせさせないで、毎日を見て感じて豊かにしっかり暮らしていくことが大切だと思います。それは作家としてやっていくときにも大切なことだし、作品はそれを克明に映すから、自分自身もごまかさずに見つめることが合格につながると思っています。 |
シリーズの3回目。
今日は建築・環境デザイン学科と美術史・文化財保存修復学科です。 建築・環境デザイン学科 ○私は、この東北芸術工科大学という存在を知り、そして入学したいと考えた時、まず、どうすれば入学することができるのかを調べました。そして、自己推薦に実技試験があることを知りました。実技で受験することに決め、しかし、最初は何から始めたらよいかわかりませんでした。ですが、何かやらなくてはと思い、過去問を調べ、手を動かしてみることから始めました。初めは、合格者側などを見ながらでも問題にとり組み、それを続けるうち、少しずつ、自分で考えて描けるようになっていきました。美術の先生に添削していただいたりしながら、数をこなしていきました。そして、いざ本番になり、問題を見て少し戸惑いました。問題形式が変わっていたからです。問題文にも、なかなか理解できない箇所があり、手が止まってしまいました。しかし、何か描かなくては終わってしまうと思い、自分のできること、練習してきたことを使い一生懸命とり組みました。そうした作品がどのような評価をいただいたかはわかりませんが、そこで感じたのは、頭でいつまでも考えこんでいないで、手を動かし、その時できることをしっかりやれば、何かを得ることができるということでした。まずは挑戦してみることだと思います。 ○自己推薦の実技試験での受験に向けて、約1ヶ月半前から毎日課題に取り組みました。私が受験をしたのは環境デザイン学科なのですが、過去の問題を大学から取り寄せ、1日に1〜2問をこなすということをくり返しました。最初のうちは全く手が進まず本番の何倍もの時間をかけてやっと完成していましたが、その悩みは枚数をこなし慣れるにしたがって解消されました。また、作品の完成度も初めのうちは過去の参考作品に比べてかなり見劣りのするものだったのですが、担当の先生の熱心なご指導により受験当日は自信をもって試験に臨めるほどに上達することができました。その他に面接の練習もしなくてはならなかったので完ペキに準備が整ったのは本番直前(3〜4日前)でかなりぎりぎりでした。毎日の努力が報われて私はめでたく合格することができたのですが、大切なのはやはり日々の積み重ねなのだと思いました。 ○私は自己推薦の実技型で入学が決定しました。美術はもともと好きだし、家でもよく描いたりしていたけど、建物を描いたことはあまりなくて、とにかく建物のスケッチから始めました。美術についてアドバイスをしてくれる人が周りにいなかったけど、インターネットや本で、基本的な絵の構図を調べて一人で取り組みました。実際の試験は、とにかく時間とのたたかいです。家で何度も、模擬テストとして絵を描いてみる必要があると思います。 ○私は自己推薦試験(実技)を受験しました。空間を描くために図法を全く知らなかったので、美術の先生に相談して一点透視図法をはじめ様々な図法を教えていただき、課題をこなしていきました。初めは簡単な形から、目線の高さを低、平行、高の3パターンで描き、徐々に複雑な形に挑戦していきました。また、試験と同じ条件(時間、用紙サイズ)で過去の問題に取り組みました。それ以外にも、先生から独自の課題を出していただき、それを練習しました。図法に慣れるためにはもちろん、とにかく「描く」ということに慣れるためにそのような練習を多くしていた方が、自信にもつながると思います。 美術史・文化財保存修復学科 ○最初は自己推薦入試を受けましたが、面接の下手さと実技の実力不足から落ちてしまいました。今思えば受からなくてもいいというどうでもよさと、倍率を見ておじけづいていたんだと思いました。でも自己推薦でこのような体験をしたからこそ一般入試を受けようと思いました。一般入試では美術の先生から実技を受けたほうがいいといわれたにもかかわらず小論文を選択したのは自分にはこっちの方があっていると思ったからです。学科も自分の一番好きな「世界史」を選択して今度こそ絶対に大丈夫と言いきかせて試験にのぞみました。大分苦労をしましたが、努力した後のテストの開放感はとても気持ちが良かったです。やっぱり最後は自分の力を信じることと努力をすることだと思っています。 ○大学が催しているイベントにはできる限り参加し、先生方や入試課の人々、在学生の人々の話を聞くことが大切。その上で、自分がやりたいことを一つ一つ確認し、まとめておくこと、欲張らないこと。利用できるものは全て利用すること。自分を囲むありとあらゆるものとの連携を大切に。お金も大切に。これを考えると勉強法はおのずと見えてくる。添削して頂けるのは大変ありがたかった。 ○美・文の実技はとにかく時間が足りないので、モチーフの特徴・質感・立体感のイメージをちゃんともち、できるだけ細かい所まで手早く描写した。第三者に「これは○○だ」とわかるように、形と質には特に気をつけた。これくらいしか言うことがありません。 ○まずは、オープンキャンパスやセミナーなどは積極的に参加し、実技に関してはどのように取り組むべきか、教授の方々にアドバイスやらをいただくようにすること。あとは、家での受験勉強は、時間を決め、その中で徹底的に集中していくよう心がけるようにすること。そのために、実際の試験勉強(例えば、午前に学科、午後に実技・小論など)に合わせて勉強も進めていくことも効果を上げることだと思う。また、AO入試や自己推薦を受け(合格する自信がない場合でも)、本番の空気を多く吸ってみるのも必要だと思う。たとえ不合格だったとしても次回に向けての活力にもなるうえに、1度経験したことで、緊張せずに落ち着いて試験に取り組めるといった大きな利点がある、と思うので。 あとは、努力あるのみ。実技では1日数枚描いて(もちろん集中して)、なおかつ数ヶ月でも継続できるようになれば、どんどん成長していくことを感じとれるはず・・・。 |
朝晩はカットソー1枚じゃちょっと無理かな、というくらい冷え込むようになってきました。
山形市と仙台市は隣同士なので、山形の人は自家用車や高速バス(5〜15分おきに運行しています)を使って仙台に買い物に行くのですが、思いのほか山形はいろいろなショップがあったりします。 そんなショップが揃っているのは七日町(本学学生による七日町活性プロジェクトはこちら)。 先日、七日町のお気に入りショップに行ったらですね、 超クァワイイ&クァッコイイバッグを発見! 値段を見たら「¥35,000」ですよ。 あ〜欲しい。買いたい。持ちたい。 もう一度値札を見てみる。 やっぱり「¥35,000」。 よく見てみたらSALEって書いてあるし。 ショップのお兄さんに 「これってセール前はいくらだったの?」 「それは¥53,000っすね〜」 そりゃお買得じゃないですか。 財布と相談してみました。 そのバッグを自分のものにするためには福沢諭吉が2人分ほど足りない。 悩みましたが、その場ではあえなく断念。 てなことで、皆さんもぜひ時間があったら七日町のショップを覗いてみてね。 さてさて、今日は東北芸術工科大学で動いているブログを御紹介します。 まずは、これまでも何度か御紹介している歴史遺産学科ブログ。 授業や演習の様子が次々とアップされています。 画像も豊富なので、読みごたえがあります。 続いて仙台駅前アエル16階で「映画・アニメ・ゲーム」などのコンテンツを勉強する大学院仙台スクールブログ。 仙台事務所スタッフが日々の様子をアップしています。 で、最後に、ブログ管理人が気付かない間に始まっていたこども芸術大学ブログ。 4月に開学したこどもとお母さんを対象とした全く新しい教育機関です。 本学の学生ももちろん関わっており、こんな授業もあります。 というわけで、これからもブログは増えていく予定ですのでぜひご覧ください。 |
アドバイス&入試体験記〜その1に続き、今日は「その2」をお送りします。
今日は、メディア・コンテンツデザイン学科(現:情報デザイン学科未来デザイン学系)とプロダクトデザイン学科を御紹介します。 メディア・コンテンツデザイン学科 ●他人と自分の差を比べたり、想像したりしない。心持ちが弱いと何やってても自信にならない。やらないで落ちてはダメです。やって落ちるのはいいです。次の試験でのスタートラインがまるで違います。落ちてもションボリしちゃダメっす。その間にも色々とやれることがあります。とにかくがんばって下さい。 ●「大学に入学するためにはなにをするべきかを考え、行動する」例:予備校へ行く、オープンキャンパスに行く、企画の本を買って読む、友人の前でプレゼンする、学校長と直談をする等、個人次第。少しでも関わったり、後々役に立ちそうな事はやらないよりやったほうがいいですよ。 ●地方での大学説明会で入試課の方とお話しして、自分の特技や好きなことなど話したら、最初希望していたコースよりも自分に合っているところ(未来デザイン?新:メディア・コンテンツデザイン学科)を教えてくれた。入試のことは入試のプロに相談することをオススメします。スケッチの取り組みは美術の先生や塾の先生など客観的に見てもらい、アドバイスをもらうことが大切だと思います。私は実際、元々通っていた画塾の先生と、3年になってから通った画塾の先生に、違う見方で様々なアドバイスを頂きました。やはり先生がいると心強いです。技術面だけではなく悩みなども聞いてもらい、精神的でも力になってくれました。オープンキャンパスでは、実際の授業の一部を体験し、とても興味が増しました。そしてオープンキャンパスで知り合った他県の友達とはその後も連絡を取り合い、相談したり、悩み(受験に関する事)なども聞いてもらったりしながら、共に同じ科に合格しました。共通の目標だとか悩みだとかを持っている友達とここまでうち解けることができたのは、オープンキャンパスでの取り組み方にあると思います。オープンキャンパスでは、全く知らない人達とグループを組み、意見を交換するという企画・商品開発の取り組みでした。最初はとまどったものの、とても楽しく終わりました。受験を通じてたくさんの方々と出会えることができたし、たくさんの方々に支えてもらったと思っています。オープンキャンパスでの出会いもその一つで、参加して良かったなと思います。 ●私は未来デザインの自己推薦入試で、スケッチを選択して受かりましたが、入試の日まで、手はもちろんの事、他の静物をデッサンしたり、毎日少しずつクロッキー帳に手の色々な表情を描いたりして、物のカタチをしっかりとれる様に練習してきました。また、オープンキャンパスでは、自分が今どんな事で悩んでいて、どの科が自分に合っているか、という疑問にもちゃんと相談にのってくださるコーナーもあり、大変ためになります。 ●受験会場の雰囲気にのまれてしまうが、それに勝つ手段はない。緊張当たり前!張りつめた空気上等!!その中でどれだけ、自分のペースを作り、のんびりと課題を楽しめることが大事。テキトウに、いいかげんに、でも真剣に! ●知る前に考え、教えられた事から更に見出し、周囲を観察する習慣を付ける事が重要な技術になります。参考解答や在校生、卒業生の方々の作品、研究を目安にする以前に、自分自身のアイディアを常にストックしておく事が大事です。閃きは突然やってきますから、常にメモを持ち歩き、眠る時も側においていると良いと思います。単なる“入学試験”とは考えず、可能な限り自らの思いを高めて挑めるようジャンルにとらわれない情報を収集し、それを上手に消化して4年間取り組みたい事の方向をある程度決めておきましょう。そして最も大切な事は、憧れを持ち続ける事です。その対象となるものは人によって様々だと思いますが、まず、夢想や憧れは創造においてとても強力な動力源になると考えています。 プロダクトデザイン学科 ●自己推薦を受験しましたが、受験する前に特にがんばったのは情報収集でした。芸工大の情報や、身の周りや、本、TV、などから情報を取り入れる事が大切だと思います。 ●自己推薦が受験できる評定をもっているなら絶対にチャレンジした方がいいと思う。実技系試験は塾で想定問題とかもやった方がいいとは思うが、やはり入試の雰囲気の中でやるのとは別物なので、もしそれで合格できなくても一般入試の時は緊張せずに出来ると思うから、やはり評定で達していればチャレンジしてみるといいと思う。 ●構想表現を受けたけれど実際、問題を出されるまでアイディアを出せないので日頃から生活で不便な所など目を付けておくといいと思う。不便とアイディアはリンクすると思うから。オープンキャンパスやセミナーは参加した方が絶対にいい。モチベーションが上がる。 ●時期が遅いとあきらめずに、信念をもって受験に臨めば大丈夫。実際自分は、部活をしていたため、最後の大会が3年生の10月末まであったので、予備校の授業は4回ほどしか受けれませんでした。回りの人達は、自分のことを合格しないだろうと思っていたとよく言われました。しかし、何が何でも合格してやろうと思ったためか、合格することができました。 ●ふだん、こんな物があったらな〜とか思った事を書きためておいたらよかったと私は思いました。 ●学科科目に関して、特に地歴に関して言わせてもらえば、けして難しい問題ではありません。基本的語句を書けるようにすることが大事!!実技の構想表現に関しては、時間内にすべてにおいてねばるべき!!ドラえもんの道具じゃないってのがけっこう重要な気がした!!それと…作品の目的意識というものがもっとも大切!!! ●自己推薦は…やる気があるならだすべきだ。 ●早めに進路を決めることは大切だ。私は身にしみてそう思う。AO型入試や推薦は挑戦してみる価値は多いにある。私は実際進路決定が遅く、後で試みなかったことに後悔したからである。でもじっくり自分で将来を考え、大学のオープンキャンパスなどに行ってじかに大学の色々な面を見て決めることが最も重要だと思うので受験生の皆さんには、積極的に大学の行う行事に参加することでよりよい進路選択ができると思う。 ●日頃からデザインや環境に関心をよせ、いろいろな物を見たり、いろいろな角度から考え、想像する楽しさを持つようにした。私は前期試験に落ちてしまったが、どうしても芸工大に受かりたかったので、2月下旬から構想表現に真剣に取り組みいろいろと考え、後期試験に臨み、なんとか受かった。最後まであきらめないで、行動に移せば可能性は無くならないと思う。 |
毎年本学の新入生には、「新入生アンケート」に御協力いただいています。
そのアンケートには、 来年度東北芸術工科大学を目指す受験生へ、入試へのアドバイスを自由に記入してください。 という記入欄を設けています。 AO入試の際にもこんな感じで掲載しましたが、AO入試以外についてのアドバイスを今日から何日かに分けて掲載します。 なお、このアドバイスを読むにあたって下記の点に注意してください。 ・記載されている内容はあくまでも新入生個人が感じた、考えた内容です。 「この通りにやれば絶対に合格する!」というわけではありません。 ・あくまでもみなさんの「参考」として読んでください。 ・ちなみに掲載するアドバイスは、2005年度入学の1年生が書いたアンケートから抜粋したものです。現在の2・3年生が書いてくれたアドバイスもありますので、「それも見たい」というリクエストがあったらどうぞ。 さて、どの学科・コースから御紹介しようか迷っているのですが・・・ 今日は、情報デザイン学科(グラフィックデザイン・映像)を御紹介します。 情報デザイン学科グラフィックデザインコース ●入試を入試と思わないでやっていくのが一番楽しかったです。入試はただの通過点であるだけなので、目標をそこに置かないで、もっと先にある自分のやりたい事に向けてやっていくのが良いと思います。そうすれば楽しく勉強できますし、作品も良くなると思います。 ●私はグラフィックコースに入ることを目標としていたので、はじめにグラフィックコースのAO入試を受験しました。高校の美術の先生はAO入試はあまり薦めはしませんでした。しかし、私は、これで受かったらラッキーだという気持ちで趣味で描いていたイラストなどを数点送り、結果を待ちました。結果は不合格でした。自分の中では受かったらラッキーだという感じで受けたのでとても甘い考えをしていたと思います。その時、大学から受験の通知と一緒に、不合格の原因やこれからすべきことが書かれているものも入っており、私はそれを読みそれまで思っていた事や考えの甘さに気づかされました。そのおかげで、こちらの大学に入るという気持ちもより強くなり自己推薦へ向けての勉強も一生懸命取り組めました。また、自己推薦入試でも自分の作品を提出できたのですが、その提出の仕方もAO入試時のアドバイスで具体的にわかっていたので、より見やすいものができたと思います。私は自己推薦でグラフィックコースに入学することができました。AO入試時の大学からのアドバイスが私を変え、今に活かせるんだと思います。どうせ合格しないからといって受けないのではなく、チャンスはすべて活かすことが合格にもつながってくるんだと思いました。合格でなくても何か得られるものがあると思いました。 ●実技の対策は何をすればいいのかよく分からなかったので、毎日ノートの心の赴くままに絵を描いていました。「次はこんなテーマをだされるんじゃないか?」と勝手にテーマを決めて。自分なりに表現したりしました。12月に行われたウィンターセミナーには参加してよかったと思います。あのセミナーを受けたおかげで、グラフィックデザインとは何なのか?という根本的なことを再確認することができました。 ●私はAO型入試を受験して一番に思った事は平面(私はグラフィックコースだったので)だけで、思い・意志を伝える事も大事だけど、その作品にこめられた思い・意志を、ちゃんと日本語として言葉で伝える事も大事だと思いました。あと、人前で、話す表現力や度胸、デザイン以前に、話す力が大事だと思いました。 ●私は一浪しているのですが、試験の模擬問題だけをしていた三年間より、本を読んだり、美術館等にたくさん行ったり好きなように絵を描いていた一年間の方が上達しましたし、身に付いたと思います。要はどれだけ描いたかではなく、どれだけ吸収したかだと思います。また、描き方の型を固めないこと。いろいろ細かい事がありますが、使う画材を固定しないこととかでも少し変わってくるのかもです。あとは努力次第ですね。(試験当日、色鉛筆を忘れて、しかたなしに使ったカラーボールペンが意外といい味出した、なんて事もあります。)実際には、週に一枚ペースで、自分で作った試験対策問題を描き、美術館や展示会に行ったり、花火をしたり、海に行ってカモメにエサをあたえたり、いも煮を食べたりしていました(笑)要は、作品づくりはデスクワークだけでできるものではないということです。 ●過去の合格作品をあまり見ない方がいい。幅が狭くなってしまう。試験時間が長くないので、最小限の作業で最高の効果が出せるように練習した。個性的な絵やアイディアを出せる自信がないので、内容を適格に伝えることを目標にした。極端に考え単純に構成し、内容がストレートに伝わるようにした。自己推薦で合格できなかった時、どうしていけば良いのか分からなかったので、とにかく絵を描いた。芸工大の対策は2週間前から始めただけ。色々な大学の対策をやることでグラフィックデザインの根本みたいなことが見えてきたので、「芸工大はこんな作品が合格するかな?」とかこだわらなくなった。 ●入試説明会やオープンキャンパスは必ず行き、自分の思うことや疑問を積極的にアドバイザーの方に聞くこと。図書館等でたくさんの国や文化の絵、画集を見たり、デザイン関連の本を読む。過去の解答例にはこだわらずに、自分が良いと思うデザインを考える。 ●実技はセンスもあるだろうけど、そんなのなくても努力していたらきっとコツがつかめます。早めに高校の美術の先生や予備校に通い、そこの先生に相談したり、対策課題をこなしアドバイスをもらうなどすると良いのではないでしょうか。あと実技も大事ですが学科試験を甘く見ていると痛い目にあいます。実技に自信があってもぬかりなく努力して下さい。オープンキャンパスはパンフレットやお知らせのハガキではわからないような、でも知りたい情報が多くあります。無理に予定をつけててもなるべく多く参加する事をおすすめします。 情報デザイン学科映像コース ●自分をよーく見つめてほしいです。「やりたいこと」「好きなこと」を自分でもわからない人がいると思う。そんなきもちで受験してはいけないと思う。自分の気持ちを知ってから受験した方が絶対にがんばれると思います。私はAOだったので過去問題や学科についてえらそうなことは言えないけど、とにかく『個性』(あえて個性を出さないのもすてきですが)や『自分の思い』を伝える方法を見つけるべきだと思う。実技試験はより普段の自分を出せるように、普段から自分の出し方を研究するべきだと思います。わたしはオープンキャンパスでともだちができました。その子と自分の作品に対する思いなどメールや手紙で語り合いました。刺激し合いました。わたしにとってすごく大きかったです。周りに同じコースを目指す人がいるといないでは大きな違いです。違うコースでも刺激したりはげましあえますし。だからオープンキャンパスでは積極的に友達を作ってみてはどうでしょうか?? ●実技試験対策としてはとにかく過去問の解答を見て、合格の理由をさがしました。そして本番では誰も思いつかないような答えを書くことを心掛けました。面接試験対策としては、とにかく一見ないような高校生活の中から必死に自慢できるような事をさがし、自分で言うしかないとわりきり恥ずかしがらず自分を紹介できるようにしようと考えました。アルバイトなどで人前で話すことは大丈夫だと思ったけど、本番はかなり緊張しました。アドバイスとしては、自分らしさをアピールし、その他大勢の考え方よりユニークな発想を本番で見せるようにきちんとした準備と心構えをしておく事だと思います。 ●日常生活で思いついたこと、おもしろかった体験、妄想、楽しいと思えることを絵と文字にして「ネタ帳」としてまとめていくこと。 ●論述・実技が必要だったので、高校の美術の先生に個人的に指導していただきました。課題を指示されて→自分でかいて→アドバイスをもらって→また次の課題(やり直しの時もあった)、という感じで練習しました。授業でも美術をとっていなかったので、とて不安だったのですが、練習するうちにほめられることも増えて何とかなりました。実技は、自分ひとりで勉強するよりも、やっぱり誰かに見てもらって教えてもらったほうがためになると思います。学科科目(世界史)は、とにかく基本的なところを徹底しました。授業をしっかり受けていたのが役立ちました。オープンキャンパスは、入試対策というよりも、受験へのやる気が出るという点で、行く価値がすごくありました。 |
「山形って行ったことある?」
「ないですね〜」 「んじゃ、山形のとなりって何県?」 「(自信を持って)群馬!」 (ノД`)シクシク 群馬の隣ですか、そうですか・・・。 関東地方の仲間入りじゃないですか。 「んじゃさ、一番北は北海道じゃん、その下は?」 「青森!」 「オォ〜!当たり!! んじゃ、その下は?」 (答えは秋田と岩手) 「あ〜なんだ〜、わかった〜」 「わかった?(ワクワク)」 「山形でしょ!」 (ノД`)シクシク(ノД`)シクシク というわけで、昨日東京は池袋で開催された「美術系大学合同説明会」での1コマをお送りしました・・・。 その後も「青森の下」は 新潟 福島 など二転三転。 みなさん、地理って案外大切ですよ。 さてさて、募集要項が資料請求者のみなさんに届きはじめてこともあって、 またいろいろな質問メールなどをいただくようになってきたのですが、 みなさんにもいくつか御紹介します Q.自己推薦入試を受けようと思うのですが、面接は個人ですか。集団ですか。 A.この質問はいろいろなところでいただくのですが、結論から言うと 当日面接室に入ってみないとわかりません。 受験する学科・学系・コースによっても違いますし、 年によっても違うのです。 Q.自己推薦入試の面接では、情報デザイン学科(グラフィックデザイン・映像)で「作品持込可」とかいてあったのですが、それは持っていったほうがいいものなのでしょうか。 A.一つ言えることは、作品を持ち込んだからといって必ず評価があがる、というわけでもなければ、逆に下がる可能性もある、ということです。 一番大切なのは、持ち込んだ作品が、グラフィックデザインや映像の世界にどのように結びつくのか、ということです。面接官(本学の教員)は、プロですから持参された作品に対する評価もプロの視点で見ます。作品を持ち込まれる場合には、作品への取り組みや出来はもちろんのこと、本学のグラフィックデザインコース、または映像コースが欲しいと考えている人材を十分に理解した上、あなたの言葉でしっかりと説明のできる準備をしてください。 |
17日の「オープンキャンパス3〜入試対策セミナー」に御参加いただいたみなさん、ありがとうございました。
予想を超える多くの方に参加をいただきまして、本学スタッフも アタフタしてしまったところがあったのですが、このオープンキャンパスがみなさんの力になればこんなにうれしいことはありません。 アンケートにも「ためになった」「これから頑張ります!」なんて声が多くてうれしかったです。 ただ、当日グラフィックデザインコースで教室変更があり、当日受付で配付した案内と、変更前の教室に大きな掲示をさせていただいたのですが、 「教室に行ったらビデオをやってなかった」 なんてアンケートに書いてあったので、御迷惑をおかけしたな・・・と思いつつ、 ちゃんと読んでよ。ちゃんと見てよ。 と思ったりもするのです。 当日の様子はまた後日御紹介させていただきます。 |
ひさしぶりに会った人から顔をまじまじと見られながら言われたとします。
「太った???」 立ち直れなくないですか・・・ 言われました。サラリと。風のように。 しかも学生に。 ブログ管理人、本日立ち直れません。・゚・(ノД`)・゚・。 せめてさ、 「最近運動してる?」 とかさ、 「最近うまいもの食べた?」 などと、やんわりと遠回しに年上に気を使って言ってくださるのならまだしも、 「太った???」 直球ですよ。たぶん160キロは超えてるね。 逃げるに逃げられない。 格付けのアンケートコメント並ですよ。 と、そんなコメントをしてくれた学生達はこちら↓ ![]() 大学祭(10/8・9)に向けて、学生食堂で開催するイベントのステージ組みをお試ししていました。 ![]() ダンスサークル「MUSIC PROJECT」と音楽サークル「A MUSIC BAND」のメンバーがあれやこれやと重い板を運んで、ゼーゼーしながらやってました。 ![]() 当日は暗幕をかけるので、こちらでは暗幕の縫い直し?中。 しっかりピースして写ってたりもする。 大学祭に向けて学生も動き出しています。 さてさて、はいはい、 やってきました「オープンキャンパス3〜入試対策セミナー」 (主題までやってくるのに行数かかりすぎ) ![]() 入試実技試験参考解答展示や相談コーナーなど準備完了(のはず) ![]() 各種資料も御用意しております。 ![]() ↑こんな「学生の1週間パネル」展示もアリ。 ![]() ↑こちらもそうね。 ![]() 美術科洋画コースの「入試対策講座」会場もモチーフセット完了です。 ![]() 洋画コースでは授業課題の展示も行います。 ![]() こちらは日本画コース。 ![]() 明日は天気もよさそうです。 ![]() 設営してたらあっという間に夕方でした。 というわけで、 明日はみなさん必ず 管理人さんは入試相談コーナーで、帰りのバッグに若干の余裕を持たせてお待ちしています。 |
オープンキャンパス3「入試対策セミナー」は、あさってに迫りました。
今回のオープンキャンパスはあくまでも「入試対策セミナー」が中心ですので、 「いろいろモノを作ってみたい!」 なんて方や 「学生さんの作品をたくさん見られるかな〜♪」 なんて方にはちょっと路線が違ってしまうかも・・ 「かっこいいおにーさま大学生を見たい☆」 なんて方や 「かわいいおねーさま大学生に会いたい☆☆」 なんて方にとってもちょっと路線は違いますね・・・ いや、気持ちはわかりますけどね。 オイラも会いたい 「パインサイダー飲みたい」 なんて方、大学の中ではパインサイダーを販売していませんので あらかじめご了承ください。 なにはともあれ、みなさんとお会いできることを楽しみにしていますので、 必ず さてさて、パンフレットに掲載できなかった企画を御紹介します。 ■TUAD施設見学ツアー【本館1階 受付・総合案内前集合】 <1回目/11:00〜、2回目/13:00〜、3回目/15:00〜 (1回約1時間)> 大学の様々な施設を大学スタッフがご案内します。 ■TUADアートツアー【本館1階 受付・総合案内前集合】 <1回目/10:10〜10:50、2回目/12:10〜12:50、3回目/14:10〜14:50> 本学の学芸員が、キャンパス各所に展示されているアート作品を解説します。 美術作品の見方、学生生活、キャンパスの構造、学芸員の仕事、の4つがわかります。 ■こども芸術大学公開中【随時】 オープンキャンパス2で大好評だった「こども芸術大学公開」を今回も実施します。「こども芸術大学」がどんな取り組みをしているのか、また本学の学生が授業などを通してどんな形で携わっているのかなどを、こども芸術大学のスタッフがご案内します、 ■学生食堂無料体験【学生会館1階】 受付で配付したランチチケット」と引換になります。 メニューごとにカウンターが異なりますので、確認の上御提示ください。 ■画材等が20〜40%OFF【学生会館1階/ショップ】 画材や文房具を扱うショップでは、オープンキャンパス特別セールを開催。 この機会にぜひお買い求めください。 てなわけで、いろいろ御用意しておりますです。 |
「申し訳ありません。現在製作中でして・・・
既に本学へ資料請求している皆様には完成次第お送りいたしますので・・・」 言い続けましたよ、電話で、メールで、説明会で・・・ ということで、やっと完成しました「学生募集要項2006」 いわゆる願書ってやつです。 もう毎日これでもかこれでもかと、皆様から電話やメールが来ていましたよ。 やっとこれでみなさんの御期待にお答えすることができます。 随時発送作業に入りますので、 お手元にお届けになるまでもう少しだけお待ちください。 よく、携帯メールで名前も住所もなし。 「願書ください」 とだけ送ってくださる方がいるんですが、 どこのどなたかわからないと送ることができません。 また、既に資料請求している方が資料請求フォームから 「願書送ってください。願書送ってください。願書送ってください。」 と呪文のように送ってくださる方もいるのですが、 順番でお届けになりますので、お待ちください。 ど〜してもすぐ欲しいぃっっっっっっっ というあなた! オープンキャンパス3で配付しますので、ぜひお越しください。 |
9月に入って日中はまだ蒸し暑さが残りますが、夜を半そでで過ごすにはちょっと肌寒くなってきました。
さてさて、9/17(土)に開催する 「オープンキャンパス3〜入試対策セミナー」 の企画内容をホームページにアップしました。 こちらよりどうぞ |
本学では市民の皆さんへ「公開講座」として様々な内容を開講しています。
また、この「公開講座」は、本学ではもちろんのこと、仙台市などでも開講していますし、高校生の方も受講できます。 ほとんどは事前申し込み制にしているのですが、 もう申込が多すぎて毎日電話が鳴りっぱなしで、お断りするのが大変(汗) だったらいいのに・・・といつも思うのです。 ということで、これからでも申し込み可能な講座をいくつか御紹介します。 問い合わせ、お申し込み先 本学エクステンション担当 TEL:023-627-2091 FAX:023-627-2185 mail Box ■学都仙台サテライトキャンパス公開講座 学都仙台サテライトキャンパス、市民公開講座の一環として東北芸術工科大学が参加して行う公開講座です。 ●10月1日(土)時間/13:10〜14:40 講師/山下英一 (未来デザイン学系情報計画コース 助教授) テーマ/「宝さがしから地域・デザインを考える 〜やまがた宝さがし活動を10年続けて〜」 内容/山形に生活する一人ひとりが大切に思っているコトやモノを「宝」と呼び、その「宝」を探し集めるところから地域・デザインについて根本的に考えていこうという「やまがた宝さがし」活動を10年続けて、見えてきたことについてお話します。 対象/一般 定員/50名 申込受付期間/〜講座開始10日前 ※単発の方は、当日参加もできます。 受講料/800円 会場/日専連ビーブ ■「くらしのための身近なアート&デザイン」 〜講義と実践によるアート・デザイン体験〜 生活の中に存在する「もの」について、身近なアートとデザインの観点から見つめ直していきます。この講座は、本学教員による講義や実技体験を通して、「もの」の見方や場の感じ方を考えていき、受講者各々の日常生活がより豊かになるような講座です。 ●第1回:9月24日(土) 「暮らしのなかの伝統建築」宮本長二郎 (歴史遺産学科教授) 内容/日本の伝統建築はアート&デザインに優れ、かつ百万神々に守られた生活スタイルを墨守した長い歴史があります。 現在の状況は一見華やかで利便性に長けた洋風生活が伝統文化を駆逐する勢いであるが未来は? ●第2回:10月1日(土) 「あこやの里を描く」番場三雄(美術科日本画コース助教授) 内容/今回の写生の地域は、千歳山の麓に位置する平清水を選びました。平清水は古くより歴史のある場所です。あこや姫伝説、平泉寺等々、写生参加の皆様が初秋の1日、この地をたずね、ゆったりとした心持ちにて思い思いの場所を写生します。普段、何気ない景色も写生することにより、その他の美しさや深さを知り、写生する楽しさを感じて下さい。 ●第3回:10月15日(土) 「アーキテクチャー/空間が家具のように動くことによって、暮らしが変わる」 鈴木敏彦(生産デザイン学科助教授) 内容/空間がまるで家具のように動き出すと、暮らしはどのように変わるでしょうか。たとえば、現代の暮らしの中の小さなスケールの中でさえ、空間に移動性、可変性という自由度が持ち込まれることによって、まるで昔の大きな民家のように、一軒の家に100年間住み続けるというライフスタイルも可能となるでしょう。この講座では、移動可能性という視点から空間の持続可能性について考えます。 ●第4回:10月22日(土) 「環境デザイナーの視点から風景を読む」廣瀬俊介(環境デザイン学科助教授) 内容/「束の間の一瞬にも豊かな過去がある……茂みの中を通る小道が踏み固められてできたのはおとといのことではない......」。ポーランドの詩人ヴィス ワヴァ・シンボルスカは、こんな詩を書きました(沼野充義訳)。例えば、山のかたちにも、川底の石ころの色にも理由があります。それだけでなく、古い村 や町や街道や田畑や果樹園のつくりにも、わけがありました。風景にはさまざまな意味が見え隠れしていて、それらの一つひとつを読みこなしていくことで土地の歴史を知り、ふさわしい将来を考えることができます。環境デザインはそんな仕事ですが、まずは皆さんに風景を読む楽しみについて紹介します。 ●第5回:10月29日(土) 「大理石でペーパーウエイトを作る(彫刻)」前田耕成(美術科彫刻コース教授) 内容/最初に適当な大きさ(300〜500グラム)の大理石をダイヤモンドカッターとカップで削って、ペーパーウエイトの原型を作ります。次に原型を砥石と耐水ペーパーで形を整えながら表面をなめらかにして、最後に仕上げのつやだしの工程を行います。作業工程は難しくないため小学生から年配の方まで楽しく参加できます。 時間/13:30〜15:30(第2・5回は13:30〜16:30) 対象/一般 ※第2・5回は実技ですが、経験のない方でも受講できます。 会場/東北芸術工科大学 定員/各回30名 受講料/5回通し7,500円 (単発の受講も可。その場合は、第1・3・4回は1,200円 第2・5回は、各回2,500円(第5回は材料費を含みます。) 申込受付期間/5回通し、第1・3・4回:〜各回開始1週間前 第2・5回:〜各回開始2週間前 ■土と火と食の伝統文化 〜土器から東北文化を学ぶ〜 東北の縄文や弥生の遺跡で発掘される美しい土器の数々は、いったいどのように作られ、そしてどのように利用されていたのでしょうか。そこには、今日の東北の伝統文化の基層に引き継がれる土と火と食に関する豊かな知恵と技術が凝縮されていると言えます。この講座では、土器作りから食物の調理までの過程を体験しながら、考古学、保存科学、民俗学の視点から、土器から見えてくる東北の伝統文化について学んでいきます。(3回連続講座) 講師/北野博司(歴史遺産学科助教授)、六車由実(同助教授)、米村祥央(同講師) 開講日 ●第1回:10月15日(土)「土器作りと胎土の観察」講師:北野博司、米村祥央 ●第2回:10月22日(土)「野焼きの科学実験」 講師:北野博司、米村祥央 ●第3回:10月29日(土)「土器で作る郷土食」 講師:北野博司、六車由実 時間/13:00〜16:00 対象/一般(土器や東北の食文化に関心のある方・ 遺跡発掘に関心のある方) 定員/20名(当日の受付はご遠慮下さい。) 申込受付期間/4月1日(金)〜9月20日(火) 受講料/10,000円(3回連続・材料費は含まれています。) 受講に必要なもの/雑巾(第1回)、軍手(第2・3回) ※土器作りや野焼きをしますので、汚れてもよい服装をしてきて下さい。 会場/東北芸術工科大学 |
夏もそろそろ終わりですかねぇ・・・
スカパー!で去年のライジングサンロックフェスの様子を見ながら、 「飛びたい、跳ねたい、舞いたい、叫びたい」 と部屋の中で悶々と思いつつ、去り行く夏を名残惜しむ今日この頃です。 で、 9/17(土)に「オープンキャンパス3〜入試対策セミナー」を開催します。 これは学科説明や実技体験などが中心だったオープンキャンパス(5月、8月)とは内容が異なり、より入試を見据えたスキルアッププログラム(模擬試験、持参作品講評など)が中心です。 現在案内チラシを製作中です。 資料請求者のみなさんには完成次第お送りいたします。 とその前に、 9月に入るとまた全国各地で開かれる「大学合同説明会」に本学も参加いたします。日程はこちら。 みなさんからの本学に対する疑問・質問にアドバイザーがお答えしますので、ぜひ足を運んでください。お待ちしています。 |
(C) Tohoku University of Art and Design
今日は歴史遺産学科と美術科洋画・彫刻・工芸各コースのよくばりセットをお送りします。
歴史遺産学科
○小論文は基本通りに書けばよいものではない。基礎的な小論文の書き方だけを覚えてはならない。地元の歴史遺産や文化的景観、そして歴史遺産に関する記事に目を通し、自分なりの考えを養うことが必要である。
○私は貴学から届いた入試問題の解答集を見て、歴史遺産学科の出題傾向を調べました。私が受験した歴史遺産学科では例年文化財の保存問題に関する新聞記事等の資料から出題されていることが分かったので、インターネットで文化財関係の記事を検索して読んだり、図書館や書店で関連する本を探して読んだりしました。そして、自分なりに、文化財の保存問題を見つけてそれについて小論文を書き、担任の先生に添削していただきました。試験当日の小論文は、練習したもののなかには無い題材でとても悩みましたが、読んでいた本の内容と絡めて、なんとかまとめることができ本を読んでいてよかったと思いました。私は、芸工大を受験することに決めたのが入試の直前だった為、小論文対策にとても焦ってしまったので、日頃から本などをもっと沢山読んでおけばよかったと少し後悔しました。確かに、文化財や歴史関係の事には興味があったので普段から少しずつ読んだりはしていたのですが、小論文対策の時に色々調べたりする中で、まだまだ勉強不足だったなと、痛感しました。読んだ本は面白い内容のものが多く、中にはトリビアになりそうなもの(決してムダ知識ではないですが)もあり、思わずへえと言ってしまいそうなものもありました。これから、勉強していく上で為になることも数多くありました。従って、これから芸工大を受験する人にアドバイスするとすれば、日頃から本や新聞を読むことと、ただ読むだけでなく、その事柄に対する自分の考えを持つことが大切だと思います。
○小論文は芸工大を受験すると決めてから図書館に通い、歴史や文化遺産に関係する内容を選び、要約を行ったり、ジャンルに合った本を読むことをしたりして、十分に対策した。専門的な知識、自分の進路に対する明確な考えを持つことが大切だと思う。
○歴史遺産学科の試験の小論文対策として、まず地元の歴史や有形・無形の遺産や自然をとにかく調べました。そこで現状や良い点・問題点を自分の言葉で表現する練習をしました。博物館にも足を運び様々な資料を見ました。遺産に関する新聞記事や雑誌などをたくさん読み自分なりに理解することが大事でした。つまり、歴史遺産に対する愛情を自分の言葉で表し、文章を見る人に明確に意見を伝え、論旨にそって答える練習をたくさんしたほうがいいです。
○過去問の小論文を何度も書いて、担当の先生にチェックをしてもらった。最初は頭が真っ白で文にならなかったが遺跡見学や博物館見学を通して徐々に自分の考えを磨くことができた。説明会やオープンキャンパスにも参加して新しい発見をすることができた。だが、科目勉強がなかなか成果がでず、小論文も自信たっぷりとまではできなかった。当日は自分のすべてをだすつもりで受験した。そして合格発表日まで本当につらい気分がした。合格することができてとてもうれしい。
美術科洋画コース
○目標は高く、自分にきびしくひたすら努力、自分ときちんと向かい合ってデッサン力をつけること。道具になれておくこと。5時間での油彩は特殊。時間配分も考えて。
リラックスして、いつもどおり描くこと。
○私は実技試験そのものに不安はなかった。ただ自分に自信がなかった。必死になればなるほど自信をなくしていった。美術の先生の言葉なんて耳に入れたくなくって無視した。実技練習も毎日毎日上手くなっていけば幸せだし、受験生はそうあるべきだとさえ思ってた。でも実際はそうはいかなくって、そんな時美術の先生が正面から向かい合ってくれた。
「毎日上手くいかなくてもいい。全てが上手くいくなんて思わなくてもいい。昨日より1つでも何かができるようになる。それだけでいいんじゃないかな。先生を信じて。」と言ってくれた。
それからは先生を少し信じてみるようになったら不安も自信のなさも不思議となくなった。受験中はとにかく楽しく、いつもの通りに、いろんな人達への感謝をモットーに作品を作った。
受験で私が学んだコトは人を信じる。自分を信じる。だったと思う。
○デッサンの基礎的な技術面ではもちろん日々の努力で実力をつけ、さらに自分なりの個性や描きたい所をどう見せるかなど、研究し絵を磨く!!つねに1つだけでも目標をもちそれが伝わるくらいがんばることが大切だとおもいました。あとは当日の気合い!!ためになったのは去年とかの合格作品が見れたこと!
○私はAO型入試から洋画コースを受験しましたが、合格したのは一般入試の前期です。2度落ちて、3度目に合格しましたが、助けてくれたのは多分、高校2年生の夏から始めていた実技の勉強の経験だと思います。私も何度も挫けてしまいましたが、チャンスは何度もあるので、地道にコツコツ頑張ってほしいと思います。
○写実力(描写力)は必ず必要になってくることなので、しっかりデッサンやクロッキー等をして描写力をつけておくこと。全体として、生活のリズムを作ること。ちなみに私はPM11:00に寝てAM5:00に起きる。というサイクルで生活していました。生活にリズムができると、体の調子もよくなり、絵や勉強にも集中できます。(原則として、三食きっちり食事をとり、睡眠時間をしっかり確保すること。)朝食をとると、とらないときにくらべて、頭の回転が2倍も速くなるらしいですよ。最後に、試験時間にあわせて、実技の練習を何回もやっておくことが大切だと思います。
○昨年度合格作品参考例は絶対見た方がよい!(全部の入試において)また、本学説明会・オープンキャンパスでの入試課の人や教授方の話は絶対参考になるので実際にキャンパスに行って聞くことをオススメします。そして、1番は、あきらめないで何度も受験することです!本当に受験を考えるならば美術予備校(私は洋画だったので)に通うことも考えてみてはいかがでしょうか。夏期・冬期でもかまいません。実力や経験の高い先生の指導はとても参考になり、予想以上に実力がつくはずです。(個人的なエピソードになりますが、私はずっと東北育ちで都会の東京の美術の予備校に通うことを怖がっていました。ところが一般入試を前にどうしても実力がうまく身につかず、東京にいる姉のアパートで下宿しつつ、3週間通いました。冬期と初めての都会での生活で2週間は風邪をひき、駅でまよったり、予備校での講習で、どうしたらうまくなるだろうと本当に考えたり、たくさん悩みました。しかし講習の内容はかなり濃く、しかも周囲の同じ美大への受験生の作品は大きな影響力を持ち、「自分もがんばろう」と思わせます。そして一番先生の言葉で残っているのは「ヘタクソでもいいから言いきれ!」です。)一生懸命は必ず合格へ導きます。受験生のみなさんがんばってください。
○高3の秋に受けることを決意し、それまでデッサン中心に練習していて油絵も使い方がメチャクチャで間に合うのか!?という気持ちでしたが、とにかく描きました。はじめの方は要領がつかめず1枚描くだけでも悪戦苦闘でも、描くごとに少しずつ確実に変化していきました。実技は練習あるのみだと思います。あきらめずに練習することが大事なんだなと実感しました。やっと自分らしいと言える絵の調子ができたときに思いました。あとは練習として描くときも楽しむことで絵もどんどん良くなったように思います。
○面接は少し考えていたけれどその場で思ったこと、感じた事を素直に言おうと思っていたが、少し緊張していたせいか、上手く自分の伝えたい事が伝わらなくてとんでもなくトンチンカンな答えを返してしまい、大学の先生に笑われるし、もう落ちたと思った。もう少し自分の言いたい事はまとめておいた方がよいと思った。絵の方は部活が毎日あって描いていたので自画像などは部活で先生にアドバイスをもらって描いた。先生にはやはり最後までいまいちと言われ続けた。私自身完全に納得のいく作品が描けたわけではない。だからこの学校に入れてしまった驚き、そして喜びは計り知れない物だった。私みたいな半人前を入れて下さった先生方に感謝し、と同時にこの生徒を選んでよかったと、技術はまだまだだけれど人一倍努力する人間になりたい。そして努力すると共に本当に技術もつけていきたいし、一番上手くなりたいとも思っている。けれどそれはこれからの私自身の努力にかかっているので言葉だけに終わってしまわないように、やっていない時に誰かに叱ってもらいたいし、友達同志一生懸命やる雰囲気を作ってみんなと共に絵も心も成長させて行きたい。
○とにかく「絵」は、よく「見る」こと。(僕も「見る」ということに関してはまだまだたくさん勉強しなければならない。僕は「見る」という重要なことが、他の人より欠けていたように感じるから。)
美術科彫刻コース
○私の場合は、高校に美術科はあるものの、私はそこへ入学できず、普通科(進学)での合格だったので受験勉強はとてもきついの一言だった。1年〜3年までの高校の授業のカリキュラムに『美術』の授業が一回も入らなかったので、授業でも美術をすることはできませんでした。本格的に美大へ行こうと思った時は高2の秋。先生には少し遅すぎだと言われ、部活よりも絵を描く事に専念しました。放課後は、美術科のアトリエに通い、毎日、8時くらいまでデッサンをしました。朝も早く行って、授業がはじまるまで一人でアトリエでデッサンをしました。それまで思っていた美術が楽しいと思えなくなり、正直向いてないのかなと悩みましたが、そんな甘いもんではないと自分に言いきかせ、夢中でデッサンをしました。だんだんデッサンのコツをつかむと『楽しい』と思えてきて、だんだんうまく描けてくると、『超楽しい』と思えるようになり、もっと写真みたいに、もっと本物近づけるために、もっとまるでそこにあるかのように、つかめる位にと思えてきて、『超超楽しい』と思えてきて、デッサン1つでも作品として愛着が沸き、もっとうまくなろうという向上心までも手に入れることができました。はっきり言って自分のレベルは低いと思いますが、日々うまくなってると自分に言い聞かせ頑張っています。受験はAOだったので学科の試験はなく、正直、絵だけ勉強できたのでAOで良かったと思います。実技対策としては、とにかく描く、描く描く…だったので対策っていう対策はなかったです。あと、うまい人のデッサンを研究する事。 オープンキャンパスには来てよかったと思っています。山形ってどこにあるんだろう?って思っていたし、パンフレットだけでは、つかめない情報もあります。自分の場合、大学案内のパンフレットをすみからすみまで読み、実際大学へ来てみると写真で見たあの景色が…建物が…教室が…!!って感じでまるでディズニーランドへ来てしまったような、わくわく感もありました。この人見た事ある!!って思えたり、写真で分からなかった情報も得る事ができ、オープンキャンパスに来てよかったと思えました。なので、もっとオープンキャンパスに来るようにした方がいいと思います。
美術科工芸コース
○自分は自分。他人(ヒト)は他人(ヒト)。周りを気にして自分を見失うことが一番こわい。だから自分を信じることが一番大切ですね。
○美大受験は容易ではないと思います。特に毎日が勉強や部活におわれている現役生にとっては困難な道だと思います。一番必要なのは精神的な強さや前向きさ、向上心だと私は考えます。常にチャレンジ精神を持つことが、少しではあるけど上達の速さと関係してくるのではないでしょうか。技術がついていかない所は気合いと根性でカバーできます。具体的な対策として試験で出題の可能性がある事は一通りやりました。入試対策といっても楽しむことを忘れてはいけないと思います。画面にそのまま表れるので。普段からものをよく観察する事を心がけるといいと思います。なにげなく見てたものでもいろいろな発見があっておもしろいし、勉強になります。季節ごとのセミナーや試験直前にあるセミナーに行くこともお勧めします。他の人が持参した作品を見る機会もあるので、知らなかった事を知るチャンスだと思います。
○推薦入試では、実技の練習はもちろんだが、面接の練習もしないと、本番でふっとんでしまいます。
○試験の2ヶ月前に受験を決めた。毎日放課後、美術室でデッサンや造形を先生に教えて貰った。大事なのは、試験当日、自分らしい作品を作ること。
○すぐ粘土をさわらず、モチーフからイメージしたものを描くことからはじめました。描くことで、何通りかのイメージをつくることができました。イメージが出来てから粘土に触れましたが、そのことでらさにイメージを膨らますことができました。時間の配分なども身に付けた方が良いと思います。身体で時間を覚えられると制作していても焦ることが少なくて済みます。オープンキャンパスに参加したことによって、芸工大で学べることや、先生方、在学生の方のことを身近に感じることができました。そして「自分が芸工大生になったら、ここに居ることができるんだ」と思うことができました。いろいろ悩んでいる時期でしたが、オープンキャンパスに参加したことで、その迷いもふっとびました。
本学の現1年生から入学時に協力をもらった「受験生へのアドバイス」は以上です。
(忘れている学科・コースはないですよね・・・)