食のめざまし時計プロジェクト

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もみ殻だけを取りのぞいた玄米は、精製された白米と違いビタミンB1、ビタミンE、鉄分やミネラルなど、身体に必要な栄養素を、たっぷり含んでいます。
 とくに、「若返りのビタミン」といわれるビタミンEは疲労回復、老化防止に役立つ抗酸化作用を持っています。

●また、ご存じのように、食物せんいが多く、白米の5倍あると、云われています。食物せんいは、大腸の活動をより活発にさせて便通を良くさせる働きがあります。 玄米は、「不溶性食物せんい」で、こればかりですと、お腹が張ったり、便が固くなる恐れがありますから、「水溶性の食物せんい」も充分に摂ってください。リンゴやバナナなどの果物類、昆布やわかめなどの海藻類、きのこ類もいいと思います。

●一方で、玄米には、「種子」特有の毒、「アプジシン酸」が含まれています。 胃腸の弱い人が、玄米を食べすぎると、それを排泄出来ず、だんだん顔色が黒ずんでくることが、あります。玄米食の,やりすぎです。
従って適量は、1日、1回程度、白米7に対し玄米3の割合が望ましい、と
新潟大医学部の安保徹先生は、アドバイスしています。

●圧力鍋で炊いたものは、比較的やわらかに出来上がりますが、土鍋や電気
釜で炊いたものは、固めおようですので、よーく噛んで食べないと不消化になりやすいのでご留意ください。

   ★玄米食シリーズは今回で終了です。ご愛読に感謝します。


           <食の目覚まし時計> 代表 小山 博道

玄米が炊きあがり、家族みんなで食べるときは、内鍋から、よそってもいいのですが、上品にかつ美味しく食べたい人は、「おひつ」に移しかえましょう。
 おひつの木部が余分な水分を吸って、いつも適度の加減を保ちますので、より美味しく感じられます。

●一度に食べきれないときは、小分けして、1食分づつ冷凍保存します。
また、自分しか玄米を食べないというご一家では、ひとり分だけ、その都度炊くというのは不可能ですから、自分用に、1食分づつ小分けして冷凍しておけば、いつでも、気兼ねなく、食べることができます。

●冷凍は、ラップをして、熱が通りやすいよう、薄型に整えます。解凍は、電子レンジか、蒸し器でラップのまま入れます。

●小さなおにぎり型にしておくと、お弁当にもなります。解凍したら、ゴマやシソを振ったり海苔を巻いたり、応用がききます。おにぎりの型枠を利用すると、さらに、おしゃれになるでしょう。

●大人数で食べる時や、ほかへ運ぶときは、何度も炊いて「保温器」にまとめるのも、いい方法です。タイガージャーに1升,1.5升、3升、のものがあります。  

     ★次回は、玄米食の効用、注意点について、考えます。


          <食のめざまし時計> 代表  小山 博道

玄米にいろんなものを、入れて炊くと、変化が楽しめます。

写真の炊きあがり玄米ご飯は、古代米の「黒米」を入れました。 鶴岡市 白山の富樫俊悦さんが、有機栽培でつくったもので、「白山紫黒」という、商品名です。

小豆(あずき)をいれると、お赤飯のように、ほんのり赤く染まります。
8穀米とか15穀米といって、いろんな穀物をミックスしているものもあります。
これは、白いご飯にいれてもいいですね。

★写真は
下段左から 黒米、ハト麦
中断左から 高きび、小豆、黒豆
後段左から 実そば、美十穀、充実雑穀(ミックス)です。

●次回は、冷凍保存について、考えます。

        <食のめざまし時計> 代表  小山 博道

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