食のめざまし時計プロジェクト

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山形市の西部,沼木に建設中であった特別養護老人ホーム  ”山静寿”
が、ほぼ完成し、近くの人たちのために本日、内覧会をおこなった。

 私たち老夫婦も将来のためにと、見学してみた。
ユニット型個室で、100名分の収容ができる3階建ての大型施設である。


 今、老齢化社会で、相対的に施設が少なく、入居を希望しても、なかなか入れないそうである。 運よく入れた人は、家族も本人も幸せだろう。

 しかし、ぜいたくを言えば、これらの施設や病院などは管理された、自由のない社会であり、老人たちが、今まで暮らしてきた自然や家族やペットとのふれあいは少ない。

 ケアのスタッフは、親切にしてくれるだろうが、うるおいの少ない空間で、養護されているだけの毎日だ。
自分で歩けるうちはいいが、寝たきりとなり、胃に管をつながれ、栄養を人工的に補給され、ただ、生かされているだけの人生になれば、希望もなくなる。

 長生きもいいが、辛いこと、悲しいことも多い。自分のことは自分でやれる。 死ぬまで働いたり、遊んだりして、他人や家族に負担をかけず、ある日突然、ポックリと逝くのが、老人本人の理想、美学ではないだろうか?

 今日、76歳の誕生日を迎えて、感じること、しきりである。

     (写真は個室を親切に案内してくれた、イケメンのスタッフ)

          食のめざまし時計 小山 博道
2011.03.27:onestop:count(1,816):[メモ/コンテンツ]
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