こやまノート

▼<め> エゲレスに恋いして J 裏庭の精神

          <食のめざまし時計プロジェクト> です。
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コラムニストの玉村豊男さんが、「英国人にとっての裏庭」について、興味深いリポートをしている。(ロンドン旅の雑学ノート 新潮文庫)
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それによると、英国人の郊外にマイホームを持てた人は、自分だけのプライベート・ガーデンを占有できるという、英国人にとっての最高の愉しみを味わうことが出来る。
 マイホームの前庭は、ほんの申し訳け程度のものだが、裏には、一応バラを咲かせ芝生を育てるくらいのことは出来る裏庭がある。
その裏庭が、英国式マイホーム主義者の「人生の表舞台」なのである。
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 裏庭へは、家族以外だれもやって来ない。塀で隔てられていて隣の人とも没交渉である。ましてや、見知らぬ人が、裏庭から訪ねてくることはない。
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 完璧なプライベート空間で、彼は庭いじりに熱中する。 庭いじりをしなくとも、天気の良い日デッキチェアで一日中、ひなたぼっこをしてもいいし、昼寝をしても良い。
 休日は、家族で、または親しい友人とアフタヌーンティーや、バーベキューパーティーを楽しむのも良い。
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こうして、裏庭というホームグラウンドで草花や野菜、果樹などに囲まれ、小鳥のさえずりを聞きながら、居心地の」良い人生を過ごすことこそ、英国人の理想なのである。
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英国人の個人主義がよく表われていると、感心したしだい、山形にもいよいよ、春の訪れ、ガーデンショップには、春の草花や野菜の苗が揃いはじめました。我が裏庭も、イギリス人に見習って、プライベート空間に育ててみようかなーと今考え中です。
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       <食のめざまし時計プロジェクト>  代表 小山 博道

画像 ( )
2012.04.01:onestop

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