こやまノート

▼<め> エゲレスに恋いして D健康は鍛えるもの

    <食のめざまし時計プロジェクト>です。

今年1月に出版された、井形慶子さんの最新文庫本「しばられない暮らし」からのご紹介です。

「人間の体は、気をつければ、気をつけるほど弱くなる」とイギリス人は考えているフシがある。
真冬でも、半袖シャツで、とおす人もいれば、風邪ぐらいでは病院には行かない。子供が汗をかいても、ほおりつぱなしだ。

イギリスには国民健康保険制度(NHS)があり、治療費はすべて無料だが、イギリスの人は、風邪をひいても、めったに病院には行かない。薬やハーブティーを飲んで、水分を補給して寝るだけで治すのがふつうだ。

イギリス人は医療費軽減のため、各人が病院に行く代わりに病気の相談で薬局を訪れる。 薬局は待ち時間もなく、患者に親身になって対応してくれる
ので、頼りにされている。

日本人は自分の体調について、イギリス人以上に神経質だ。 風邪気味だと、熱もないのに、すぐ保険証を持って病院に駆け込む。 冷房対策にカーディガンを持って外出する女性もヨーロッパではまれ、あちらでは、わずか数度の温度差に神経質になって体調を管理しようとする考えがない。

そう言われれば、われわれ今の日本人は健康管理にあまりにも神経質、そんなに体を甘やかしていては、ますます抵抗力が衰えて、すぐ体調を崩してしまうのではないか?
昔のように逆境で体を鍛える発想も必要ではないでしょうか? (続く)

   
   <食のめざまし時計プロジェクト>  代表 小山 博道










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2012.03.22:onestop

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