こやまノート

▼<め> エゲレスに恋いして C鉄の女

     <食のめざまし時計プロジェクト> です。

イギリス映画「マーガレット・サッチヤー 鉄の女の涙」を観てきました。

 欧州初めての女性首相となったサッチヤーは、福祉国家型政策から自由市場主義にイギリスを転換させ、財政赤字を克服し、イギリス経済を立て直した。

 1982年アルゼンチン沖のフォークランド諸島で紛争が勃発、アルゼンチン軍の侵略に対しサッチヤーは間髪いれず、艦隊、爆撃機を現地に派遣し、多数の戦艦を失ったものの2カ月の戦闘の結果、アルゼンチン軍を放逐し、英国の威信を守った。 「領土とは国家そのものであり、人命に代えてでも我が英国領土を守らねばならない」との信念を貫いた鉄の女、サッチヤーは国家観と使命感を持った本格的な政治家だったと思う。

 しかし、高い評価を受けた一方で、失業者を増加させ、地方経済を不振に追いやった血も涙もない人間との評価もある。 しかしながら、その見識、信念、リーダーシップは卓越していたと思う。

 日本の政治は英国をお手本にしていると聞くが、彼女の政治家としての実績はよく学んでほしいと思う。我が国においても、財政の健全化が緊急の課題であるし、近隣諸国との領土問題から起きる不測のトラブルも心配だ。

 政党内で内輪もめをしたり、政局に汲々としている時ではないだろう。
世界は日本のどうしようもない政治、国家の劣化を見抜いているのだ。どこまでも日本はあまく見下げられている実態を見るのが辛い。

 今こそ、国家観を身につけた本物の政治家の登場を願っています。

       <食のめざまし時計プロジェクト>  代表 小山 博道
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2012.03.21:onestop

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