こやまノート

▼<め>風邪を引いたら喜べ? 23・6・25

<食のめざまし時計プロジェクト>です。

風邪をひいてから4日目になる。真夏日に汗をかいて、扇風機の冷風にあたって、汗を引っこませたのが、いけなかった。 いわゆる夏風邪というヤツである。

流行り(?)の自然治癒力で治そうとしたが、セキで夜も眠れず、家族にも迷惑をあたえるし、老齢となると身体の不調は我慢できず、不安でいっぱい1日、2日は初志を貫徹したが、 3日目、とうとう行きつけの耳鼻科で診てもらった。

●やはり専門の耳鼻科だ。ファイバースコープを鼻から通して診た先生の見立てはー「のどと気管支が赤く腫れてます、抗生物質をだしましょう」ということで5種類もの薬をもらってきました。

●昨日から飲んでいるが、セキは一晩中出るし、目立った効果はみられない。その上、大事に育てた我が腸内の善玉菌が抗生物質の薬で全滅、便秘になるありさまで、かえって不調が増幅してしまった。

●先回も同じだった。そのうち7日もたつとなんとなく回復した。
ふつうの風邪なら、何もしなくても、安静にして7日もたてば治ってしまうものだという説を読んだ事がある。

●写真の「風邪の効用」(ちくま文庫)がこの本で、整体師の大御所、野口晴哉氏が書いたものだ。氏によると、「風邪は病気ではない」身体の偏りを知らせるもので、それ自体が「治療行為」であるから、自然に「経過」させるもの、薬で熱を下げようとしたり、セキを止めようと考えてはいけない。

●風邪を引いたら、それを機会に偏った身体と生活態度を直しガンになるような<鈍い身体>にならないよう自力で経過させることだと自説を展開する。 新潟大学医学部の安保教授も「免疫力」を高めるチャンスだという点で、同じ考えのようだ。

●野口氏いわく、一年に2,3回は風邪にかかる事はむしろ、良い事だ。その都度、免疫力が高まり、大きな病気にかかりにくい身体になる。と推奨してるくらいだ。身体も常に病気に対して「臨戦体制」をとり緊張感を持って防衛を心掛けよ!という事か。

  でも、強い信念がないと、私のように、すぐ腰砕けになり、
  山のような  薬が有り難くみえてしまうのです。

       
        <食のめざまし時計プロジェクト>  代表 狐山 伯堂
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2011.06.25:onestop

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