こやまノート
▼<め>肥沃な土壌は不要 (永田農法その6) 5/3
一般の農法では、養分がタップリある肥沃な土でなければ、いい野菜はつくれないと思われています。
●しかし、永田農法では、やせた土地でつくる事が前提で、肥沃な土壌は不要、しっかりと根を張る事ができれば、余計な肥料など与えなくとも植物は自分で土の中から必要な微量要素をとりこむ事が出来るのです。
●次に大切な事は、「水はけ」と「通気性」が良い事です。
乾燥しがちな環境でこそ野菜たちは、わずかな水分を求めて、ぐんぐんと根を伸ばし、たくましく成長するのです。
細かい砂利や小石、土の塊などが残っていても、取り除く必要はない。
むしろ、残しておいた方が通気性は良くなるという考えだ。
●3つ目は、「清潔な土」である事。動物性の堆肥を使ってきた当家の畑がアブラムシに好まれ、病気にもかかりやすく、どうしても、農薬に頼るという皮肉な結果を招いた事からも、うなずける。
●畝(うね)の高さは、ふつうは、10cm位でしょうが、水はけの良くない土の場合、15〜20cm、理想は、30cmと高めを指導されています。
永田農法は、別名、「スパルタ農法」と云われるように、作物自身が持 つ生命力を信じて、過保護にならないよう配慮します。
自立心のある子供の育て方と、共通するものがあり、面白い。
<食のめざまし時計プロジェクト> 代表 狐山 伯堂
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2011.05.03:onestop
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