NPO法人美しいやまがた森林活動支援センター
▼こころの復興 スイス音楽祭 エピソード その4
スイスとチロルとラ・フランス
この度の音楽祭には、仙台からヨーデル・チロリアンも出演しました。
当支援センター設立時からお世話になっている男性ヨーデル歌手の第一人者佐藤憲男さんと、クラシックアルト歌手として活躍されている高山圭子さん、それに仙台フィルハーモニーのバイオリン奏者長谷川康さんが参加するヨーデルアンサンブルです。世界各地のヨーデルを取り入れたステージは、いつもアルプホルンのイベントを盛り上げてくれます。
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アルプホルンもヨーデルのあの裏声ファルセットもスイス地方で牧童たちの伝達手段に使われたのが始まりと言われています。アルプス山脈の東部に位置するチロル地方は北チロル、東チロルがチロル州としてオーストリアに属し、南チロルは国境を挟んでイタリアの一部だ。スイスにはチロルは無い。日本ではヨーデルもアルプホルンと同じくアルプス音楽として親しまれているので特段私達は意識していないけれど、国、地方ごとにその特徴があるらしい。そんなことから「ヨーデル・チロリアンの出演はスイス大使が会場入りする前に繰り上げてはどうか」との提案もあったようだ。
実は、私達が演奏した1曲目「サイザーアルム2000」は、2000年に世界アルプホルンフェスティバルが開かれたイタリア北部(南チロル)サイザーアルム(Seiser Alm)を題名にした曲だった。選曲のとき少しも気にかけなかった。幸いなことに、配られたプログラムに演奏曲目の掲載は無く、演奏中のMCも無し、と決まったので誰にも気づかれることはなかった。(かな?)本番ではスイス大使を前に緊張して演奏させて頂きました(^_^;)
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その後にプログラム通り登場したヨーデル・チロリアンは、曲間にスイスの伝統文化に触れながらスイスヨーデルを披露して、盛んに会場の喝采を浴びていました。
【スイス大使(左から二人目)と演奏を終えたヨーデル・チロリアンのメンバー】
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帰路、車の中でI代表とYはコンサートをふりかえりながら、Yはふとラ・フランス≠ニいう名前の由来が気になった。設立10周年と音楽祭の開催を祝して織田理事長に手配してもらい送り届けたのが南陽産のラ・フランスだ。「感謝の集い」でも皆さんに振る舞い大変よろこんで頂いた。二人で大笑いしながら二井宿峠を超えた。
2015.11.29:npo-fevent
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