farmer`s column「我田引水」
▼エミール・フェンガー
インフルエンザが猛威をふるっているようで〜
娘の中学では、学級閉鎖となりました。
健康管理、充分に気を付けたいものです。
昨日は、新庄神室産業高校へ行ってきました。
「フェンガー記念館」視察のためです。
エミール・フェンガーとは、昭和26年から新庄に赴任した、
デンマーク人の農業技師です。
昭和26年、国の機関で「デンマーク農法指農所」が、設置されました。
ヨーロッパ型農業(特に酪農)の普及を図るためのようです。
その技師として、家族で赴任し、山形・新庄の農業発展のため、尽力された方です。
昭和29年には、契約満了で帰国されたようで、その後住居にされていたところが、
記念館となったようです。
実は、新庄市民・農業者でありながら、その存在を知りませんでした。
温故知新ではありませんが、農時の農業に興味があり、お邪魔したところでした。
記念館は、内部が改装され、写真等が展示されていましたが〜
かなり、さみしい内容でした・・・。
でも・・・、案内してくれた方との話の中で、「何年か前、図書委員会で研究して
まとめた資料がある」とのことで、図書室で資料を見せていただくことが出来ました。
整理されている訳ではなく、段ボールにいろんな資料が詰まっていましたが、
当時を知るいろんなのもが残されていました。
限りある時間で、ざっと目を通す程度でしたが、かなり面白かったです。
もう少し、いろんな人の目に触れることが出来ればと思ったところでした。
酪農をメインとした事業であったようですが、水田の除草に関する記事もありました。
「馬を使った除草機」でしたが・・・
今と機械の理屈はほとんど変わらず〜
要領も同じようで〜
当時から完成されて技術だったのか、今も発展のない技術なのか〜
笑ってしまいました。
旧積雪地方農村経済調査所・旧蚕糸試験場、新庄には農業関係の貴重な財産が
たくさんあります。
その財産の一つとして、大事にしていきたいものではないかと、感じたところです。
〜山形・新庄発〜
イシイファーム
石井昭一
画像 (小 中 大)
2011.01.18:nosya
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