farmer`s column「我田引水」
▼やんだやんだ
田んぼに、来年用の土壌改良剤の散布を始めました。
通常はトラクターで散布するのですが、雨続きで水がたまっていて、
機械が入れません。あきらめて手散布を始めました。
写真の道具に20kgぐらいの土壌改良剤を入れ、田んぼを歩き、散布します。
ぬかるみを歩くため、けっこうな重労働です。
先日、従兄弟とこの道具の話になりました。
彼は、これを「やんだやんだ」と呼んでいました。
僕は「???」と思いましたが、聞いてみると納得。
〜ちなみに「やんだ・やんだ」は方言で、共通語では「いやだ・いやだ」となります〜
この道具は手を左右に振りながら、遠心力を利用し肥料などを散布していきます。
その姿が、手を左右に振りながら「嫌だ・嫌だ」と駄々こねる子供に似ているのです。
だから「やんだ・やんだ」。
重い肥料などを背負っての作業で、手を左右に振るたびに「嫌だ・嫌だ」と
言葉が出てしまうほどの仕事なので、「やんだ・やんだ」
どちらにせよ、楽しい仕事ではなさそうですね。
明日からも「やんだやんだ」がんばらねば〜
石井昭一
画像 (小 中 大)
2009.10.23:nosya
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