NORIYOs NOTE

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残業して夜遅くに帰ってきた夫。
おかずだけは残っていたが、主食のご飯がからっぽ。

最近、特に細身の兄ちゃんがよく食べる。
一杯目はご飯だけで食べ、二杯目にやっとおかずと一緒に食べ始める。

恐るべし成長期…。

冷凍庫をごそごそとあさり、数日前にストックしていたご飯を見つけて"チン"して出す。
そのご飯を一口食べて一言。

「…これあめってない?」
突然、知らないワードが出てきた。


十数年かけてようやく津軽弁をマスターしたかと思っていた矢先、
またまた未知の言葉と出会ってしまった…。

ご飯を何度も嗅ぎ、臭いを確かめているジェスチャーから
意味は理解できた。

たぶんあめっているように感じたのは、
切身の隣に仲良く寄り添っていたご飯だったからなのだろう。

津軽弁は奥が深い。
「どさ?」
「ゆさ。」
こんな代表的な会話も、初めは理解できなかった。

心地よい津軽弁のイントネーションは、関西弁ともまた違った味を持っている。

次はどんなワードに出会えるか楽しみだ。

どこにあるのか幸せ〜♪
きっと気付いてないだけ〜♪
だってお前 いい女〜♪

このフレーズを聴いたことがある人は多いはず。
最近までサビしか知らなかったけれど、
夫が最新の曲をレンタルして車でかけていた中に入っていた。

1107とは「いい女」
   ・
   ・
   ・
 お前は自分の魅力に全然
 気付いてないのがもったいないぜ
 でもそれがね いじらしいぜ

 お前は世界にひとりの女
 誰にも似ていない 唯一の女
 それなのにね おごらないね

 お化粧もしないで一生懸命
 なり振り構わずに一生懸命
 やることをやる
 することをする

 それでも誰より光ってるんだ
 とりこにするのさ 不思議な電波
 俺には見える
  ・
  ・
  ・

何かジーンときた。

作詞作曲をした横山剣さんは
よくぞ主婦の日常を切り抜いて、褒め称えてくれたものだ。

自分の魅力なんて考える暇も無かったけど、
少しは流行に乗って自分に投資するのもいいのかな、って感じた1曲だった。







父が白内障の手術をしたので、夜にお見舞いに行った。

手術は一時間ちょっとで終了。
麻酔は点眼ででき、患者の精神的負担は少ない。

局所麻酔のため、終始意識のあるまま行った。

患者の立場からすると、医師と看護師の言葉一つひとつが気になり、想像を巡らせるのが普通。

「あれ?駄目だなー」
「んー、まいっか。」
「…この間、カラオケでぇ…」
「はっはっはー。」

などと父の耳に聞こえてきたという。
正義感の強い父には許せなかったらしく、終了後看護師に思いを告げた。
他の患者に同じような思いをさせたくないという気持ちから。


病院側としては難しい手術ではないから、リラックスしてて私語も出ていたのかもしれない。
医師不足で過酷な労働をしいられ、本日数人目の手術ともなると疲れが出てきて、リラックスするために会話したのかもしれない。

でも、患者からすれば全ての行動が気になる。五感をフルに使って想像するだろう。
歯医者さんに行った時でさえそうなるのだから。

意見は様々だろうが、どうお感じになっただろうか。

病院に限らず、日常の生活の中でも
だれがどこで聞いてるかわからないから、言葉は十分注意していこうと改めて感じながら家路に着いた。