NORIYOs NOTE

毎年2月の第一土曜日と日曜日に松島で行われるかきまつり。

平成22年2月
ちょっと早起きして車を走らせ、会場へ向かう。
入り口には盲導犬がお出迎え。

奥では自衛隊の専用鍋でお客さんに振る舞うかき鍋汁の仕込みが始まり、
いい匂いを漂わせている。
ちなみに「焼きがき」と「かき鍋汁」は無料配布♪

私達よりも早く来たお客さんたちが、もうすでに特設会場で殻つきかきを買って焼き始めていた。
コンクリートに網を乗せ、炭も入れてセッティングしてあるので、
材料を買って焼くだけである。
とてもらくちん。
他にもホタテやいか、海老などを買い込んでビールを片手に盛り上がっている人達もいた。

かしこい主婦は、おにぎりをにぎり、温かいコーヒーを水筒に入れて持ち込んでいる。

やっと食べ終わった団体の後に場所を陣取りかきを焼き始めると、
これまたなかなか時間がかかる。

取れたてのかきの最後の抵抗だろうか。
はたまた恥ずかしがり屋のかきなのか・・・。

待った甲斐あって、プリッぷりの身を口に入れると、
松島の海そのものの味が広がる。

自衛隊員の方達が作ったかき鍋汁をすすりながら温まれば
もう言うこと無し。

隣で焼いていた大学生らしき団体さんが、そろそろ引き上げようとしていた頃、
会場で販売していたかきの殻むき専用ナイフと未使用の軍手を私達に差し出した。

「来年来るかどうかわからないのでぇー,良かったら使ってください!!」

学生の気持ちをありがたく頂き、その後の夫の殻むきがスピードアップした。
5回に1回は母の口にも入ったので、子供達だけではなく親も十分味わえた。

今年のかきまつりまであと2週間弱。
軍手よし、ナイフよし、水筒よし。

またみんなで行けるように、体調管理をしっかりしなくっちゃ。