NORIYOs NOTE

昨日はクリスマスケーキを作って食べ、サンタさんから無事プレゼントをもらって、
母はまたひとつイベントが終わってほっと一息ついていた。

「お母さ〜ん、今日のご馳走はなに作る?」

12月26日。母のお年取りの日である。
一応我が家では、誕生日や季節毎のイベントにはご馳走を作っていた。
ご馳走と言っても、子供達が食べたいような品々を並べるだけなのだが…。

クリスマスにかなり体力と銭を使い果たした母は、外食に気持ちが傾いてきた。

「外で食べたいひと〜?」
「はーい、はーい、はーい。回転寿司っ!!!」

もはや私のお祝いを口実に楽しんでいるようだった。

店につき、店員さんに案内されて席に着く。
子供達が一番いい奥の席を陣取り、手馴れた手つきで画面操作を始める。

「今日は何で食べに来たんだっけ?」
一通りお腹いっぱいになった頃をみはからって、忘れかけていた目的を一応確認しておこうと母が聞いた。

「あ、そうだった。お母さん、○○さいのお誕生日おめでとーっ!!!」
突然大きな声で叫び、近くのお客さんが一斉に私の顔をチラ見した。

「ちょ、ちょっとぉ〜大きい声出さないでよぉ」


その後すぐ会計を済ませ、少し早歩きで店を出た。
来年のBIRTHDAYはどんなハプニングが待っているのだろうか。