NORIYOs NOTE

一日の業務が終わり、充実した気持ちで保育所に向かう。
あたりはもう真っ暗で、ポツポツと雨も落ちてきた。

園児達はお天気に関係なく元気にホールで遊んでいる。
お絵描きをする子、ブロック遊びをする子、おままごとする子…。

先生方に見守られながら、想像力をふくらませて楽しそうに時間を過ごす。

「○○ちゃんお迎えだよー」
周りのお友達が母の顔を見て子供を呼んでくれる。

「せんせーさようなら。」

挨拶したあと、教室に入って帰り支度をする。
カレンダーを見て、明日は赤い日(祝日)だから休みだよという事を子に伝える。

「知ってるよー。明日は観覧車の日で保育所お休みだって先生言ってたもん!!」


かんらんしゃ??? かん…かんしゃ?? きんろうかんしゃ!!!

……想像もつかない言葉を聞くと、なぜか疲れも吹っ飛ぶ。
この間は10分の1(秋分の日)って言ってたなぁ。

こんな時期ももうすぐ終わるんだろう。
末っ子ともなると、ゆっくり成長してほしいような、複雑な気持ちになった母である。