NORIYOs NOTE

大型スーパーの玩具売り場に行くと、クリスマスのディスプレイが
☆キラキラ☆っと輝いている。
配置も少し前とは変わり、高級玩具を前面に出している。
   「アンパンマン」
   「ハートキャッチプリキュア」
   「ゴセイジャー」
   「仮面ライダーオーズ」
   「ポケモン ベストウィッシュ」
今の人気はこのあたりだろうか。
毎年変わるキャラクターの名前。
母はすでに数年前からついていけてない。

今頃サンタさんは、世界中の子供達から届く
プレゼントのリストを見て準備に大忙しだろう。

『サンタさんからのプゼレントは○○でぇ〜、お父さんからは△△がいいなぁ〜』
家でもこんな声が耳鳴りのように聞こえてくる。
"プレゼント"もまだうまく言えてない。

「2人からもらえるかなぁ、サンタさんだけかもよー。」
『なんでー?』

「・・・。 まずさぁ、いつももらってばっかりだから、たまには何かプレゼントしたら?」
『いいねぇー!!』

練習中のひらがなでお手紙を書き、なぜか薬箱をゴソゴソとしていた。

30分後、出来上がったプレゼントを母に見せにきた。
『サンタさんはおじいさんだからシップと、やさしいお手紙をあげれば喜ぶんじゃない?』
「お年寄りにはシップか…。いいアイディアだね。」

介護士にするには、もってこいな人材だと感じた。