NORIYOs NOTE

父が白内障の手術をしたので、夜にお見舞いに行った。

手術は一時間ちょっとで終了。
麻酔は点眼ででき、患者の精神的負担は少ない。

局所麻酔のため、終始意識のあるまま行った。

患者の立場からすると、医師と看護師の言葉一つひとつが気になり、想像を巡らせるのが普通。

「あれ?駄目だなー」
「んー、まいっか。」
「…この間、カラオケでぇ…」
「はっはっはー。」

などと父の耳に聞こえてきたという。
正義感の強い父には許せなかったらしく、終了後看護師に思いを告げた。
他の患者に同じような思いをさせたくないという気持ちから。


病院側としては難しい手術ではないから、リラックスしてて私語も出ていたのかもしれない。
医師不足で過酷な労働をしいられ、本日数人目の手術ともなると疲れが出てきて、リラックスするために会話したのかもしれない。

でも、患者からすれば全ての行動が気になる。五感をフルに使って想像するだろう。
歯医者さんに行った時でさえそうなるのだから。

意見は様々だろうが、どうお感じになっただろうか。

病院に限らず、日常の生活の中でも
だれがどこで聞いてるかわからないから、言葉は十分注意していこうと改めて感じながら家路に着いた。