NORIYOs NOTE

NORIYO’s ダイアリー
2月6日、日曜日。
朝8時に自宅を出発して松島へ向かう。

おにぎりをにぎっていたら、あっという間に時間が過ぎてしまい、
予定よりも30分遅れて出発。

じいちゃんとばあちゃんも乗せ、ついでにクーラーボックスも積んだらワゴン車は満員御礼。

出発してすぐ、多めににぎってきたおにぎりをほおばる。
さすがにばあちゃんのにぎってきた味付けおにぎりはうまい。
山海漬のピリッと辛いおにぎりも私にとっては懐かしい味。


9時、松島に到着。
まだ有料駐車場は何台かの空があった。

そこまでは良かったのだが、カキ焼きのスペースがもうすでにいっぱい。
殻付きカキを買っても焼く場所がない。

食べ終わりそうな人に声をかけると、
「まだまだ焼くからご一緒にどうぞ。」と声をかけていただいた。

さっそく12ヶ1000円の新鮮な殻付きカキを2袋購入し焼き始める。
その大きさにびっくり!

焼きあがったカキの殻をむくと、殻の大きさに比例するかのようなBIGサイズなカキが顔を出す。
結局買い足して、合計4袋48ヶのかきを完食。


子供達もじいちゃんばあちゃんも、その美味しさに大満足。
「きてよかった…」

カキをたらふく食べられるのは、1年に一回の楽しみ。
また来年もみんな元気にいけたらいいな。









いまさら書く事でもないが、母は物忘れが激しい。
新しい年を迎えてからも、幾度となく我が携帯電話を自宅の中で紛失している。

その度に
「みんな静かにして!」
と子供たちを黙らせ、家の固定電話から自分の携帯電話にかける。
大抵はジャンパーやバックに入れっぱなしだったり、台所の食器棚の上だったりする。

ひどい時は身につけているエプロンに入っているのに、必死に探した事もあった。
こんな症状は何科を受診すれば改善されるのだろうか…。

そんなこんなで最近は保育所用の紅白帽が無くなり、必死に三日間探し続けた。

それでも出てこない。
昨日も夕方帰宅してから洗濯機周りを探していたところ、息子が声をかけてきた。

「お母さん、今度は何探してるの?」

「今度は…って。保育所の紅白帽探してるのよぉ。」

「それなら学校にあったよ。今日体育着の袋開けたら帽子2つ入ってたから○○の持って帰ってきたよ。」


「…………あ、ありがとう。」


まあ、こんな調子でも母親業は何とか務まっている。
こんな母に共感してくれる人がどこかにいてくれるといいのだが。



毎年2月の第一土曜日と日曜日に松島で行われるかきまつり。

平成22年2月
ちょっと早起きして車を走らせ、会場へ向かう。
入り口には盲導犬がお出迎え。

奥では自衛隊の専用鍋でお客さんに振る舞うかき鍋汁の仕込みが始まり、
いい匂いを漂わせている。
ちなみに「焼きがき」と「かき鍋汁」は無料配布♪

私達よりも早く来たお客さんたちが、もうすでに特設会場で殻つきかきを買って焼き始めていた。
コンクリートに網を乗せ、炭も入れてセッティングしてあるので、
材料を買って焼くだけである。
とてもらくちん。
他にもホタテやいか、海老などを買い込んでビールを片手に盛り上がっている人達もいた。

かしこい主婦は、おにぎりをにぎり、温かいコーヒーを水筒に入れて持ち込んでいる。

やっと食べ終わった団体の後に場所を陣取りかきを焼き始めると、
これまたなかなか時間がかかる。

取れたてのかきの最後の抵抗だろうか。
はたまた恥ずかしがり屋のかきなのか・・・。

待った甲斐あって、プリッぷりの身を口に入れると、
松島の海そのものの味が広がる。

自衛隊員の方達が作ったかき鍋汁をすすりながら温まれば
もう言うこと無し。

隣で焼いていた大学生らしき団体さんが、そろそろ引き上げようとしていた頃、
会場で販売していたかきの殻むき専用ナイフと未使用の軍手を私達に差し出した。

「来年来るかどうかわからないのでぇー,良かったら使ってください!!」

学生の気持ちをありがたく頂き、その後の夫の殻むきがスピードアップした。
5回に1回は母の口にも入ったので、子供達だけではなく親も十分味わえた。

今年のかきまつりまであと2週間弱。
軍手よし、ナイフよし、水筒よし。

またみんなで行けるように、体調管理をしっかりしなくっちゃ。

夫が昨年の暮れにリサイクルショップで見つけた新品のドラえもんドンジャラ。
ドンジャラとは子供版マージャンのようなもの。

購入して以来、時間を見つけては家族でテーブルを囲みワイワイ楽しんでいる。

反抗期に入った子も、ゲーム好きの子も、口だけいっちょ前の子も、そして忙しい親もしばし同じ時間を共有する。
ケラケラ笑って無心になり、けれど本気で勝負する。

なんとも楽しい時間。
家事は止まってしまうけど、まぁいいかと見てみぬふりをする。

遠い記憶をたどってみると、幼少時に両親は同じ事をしてくれてたっけ。

子供達が大きくなった時に、
「あぁこんな事あったっけ」って思い出してくれて、何かを始めるきっかけになってくれたらなと感じた。


「お母さ〜ん、今日はドンジャラ出来る?」

もう少しブームは続きそうだ。






あけましておめでとうございます。
今年も主婦目線の飾らない文章で書き綴っていけたらと思います。


初売りでキッチンの福袋が欲しかった私は、朝6時過ぎに家を出発してジャスコへ向かう。

着いた頃には長蛇の列。商品券の当たる千本引きの列には、すでに定員いっぱいの千人が並んでいた。

電化製品を買い求める列も長く続いていて、寒さで手を震わせながらも、チラシを何度も眺めて吟味している人の姿が印象的だった。

開店7時。
一斉に目的に向かって店内に入っていく人・ひと・ヒト…。
私も負けじと福フライパンと福圧力鍋をゲットした。

その平台の隣でブランド食器の均一販売をしていたので
気になって人をかき分けて覗いてみると、
大好きなワイルドストロベリーのコーヒーカップ&ソーサーが
2,000円で売っているではないか!!!

迷ってる時間もなく、自分にご褒美と独り言を言いながら2客お買い上げ。
今まで我慢していた甲斐あって、嬉しさも2倍♪

今年は小さな喜びを積み重ねて大きな幸せをゲットしたいと思う。







今日の昼食は、年末恒例の社員みんなで外食。

いつも自宅に戻って昼食を食べる私にとっては、なによりの楽しみである。
上げ膳据え膳の食事は、主婦にはたまらない。

貸切の店内に入ると、店員さんたちがぞろっと出迎えてくれて、
とっても贅沢な感じがした。

美味しい食事に箸を進めながら一年を振り返る。

まだまだやり残した部分もあったけど、
社長をはじめ、みんなに支えられた一年だったな〜とつくづく感じている。

私は社内の雰囲気が大好き。
いつも子供の事や私の体調まで気遣ってくれる社長。
私に少しの負荷をかけて、可能性を伸ばしてくれた。

共に働く社員の方達とは、子育ての悩みや主婦の会話を楽しんだり、
ティータイムには、美味しいコーヒーや紅茶入れてもらって、お菓子を食べながら
エネルギーを補充して、その後の仕事がサクサクと進んだ。

なんだか会社に来て癒されている日々だった気がする。

来年一年も、このメンバーとなら
お客様に喜んでいただけるツールをたくさん提供できると確信している。
昨日はクリスマスケーキを作って食べ、サンタさんから無事プレゼントをもらって、
母はまたひとつイベントが終わってほっと一息ついていた。

「お母さ〜ん、今日のご馳走はなに作る?」

12月26日。母のお年取りの日である。
一応我が家では、誕生日や季節毎のイベントにはご馳走を作っていた。
ご馳走と言っても、子供達が食べたいような品々を並べるだけなのだが…。

クリスマスにかなり体力と銭を使い果たした母は、外食に気持ちが傾いてきた。

「外で食べたいひと〜?」
「はーい、はーい、はーい。回転寿司っ!!!」

もはや私のお祝いを口実に楽しんでいるようだった。

店につき、店員さんに案内されて席に着く。
子供達が一番いい奥の席を陣取り、手馴れた手つきで画面操作を始める。

「今日は何で食べに来たんだっけ?」
一通りお腹いっぱいになった頃をみはからって、忘れかけていた目的を一応確認しておこうと母が聞いた。

「あ、そうだった。お母さん、○○さいのお誕生日おめでとーっ!!!」
突然大きな声で叫び、近くのお客さんが一斉に私の顔をチラ見した。

「ちょ、ちょっとぉ〜大きい声出さないでよぉ」


その後すぐ会計を済ませ、少し早歩きで店を出た。
来年のBIRTHDAYはどんなハプニングが待っているのだろうか。






ホームヘルパーという職業を通して、色んな方との出会いと別れを経験してきた。

そこで感じた事が一つある。

深い悲しみを経験してきた方には、独特の優しさがあるということ。
人が悲しんでいる姿とはどういうものなのか、自分で実体験すると、人を許せる範囲が広がっているように思う。

難しい言葉では言えないけれど、待ってあげられるというか、おおらかに包んでくれるオーラが出ているように感じる。


環境に恵まれ順調に老いてきた人は、他人に対して厳しくなりがち。言葉も荒くなって、相手に対して
「なぜこんな事が出来ないのか」などという言葉も出る。

いろんなプロセスや人生の底を乗り越えてきた人は、人の傷口をわざわざ広げるような事はぜったいにしない。

まだまだ自分はそんな境地にはなれないけれど、今まで教えてくださった利用者様の言葉を忘れないようにしていきたいと思った。
久しぶりの母からの電話。
「たまには子供を預けて息抜きしよう。今日夜出てこれる?」

私の体を心配して連れ出してくれた。
休みの夫に子供達を預け、久しぶりの自由な時間。

母の仕事終わり時間に合わせて、仙台市中心部近くの勾当台公園で待ち合わせ。

仙台は今、夜のイルミネーションがとっても素敵☆
光のページェントや、公園全体を色とりどりの光が包み
多くの人手でにぎわっていた。

ディスプレイは昨年よりも確実にグレードアップしている。

特設のスケートリンクには、親子だけでなくカップルや友達同士で楽しくすべる姿も多く見られた。


色んなことを話しながら、寄り道をしつつ最後に駅ビルの地下で遅い夕食。

こんな時間の使い方もあったんだな…。
多くを語らずとも、さりげなく心配してくれている母に感謝。


本を読んだりメールで文字を送るとき、
活字ばかりで埋め尽くされた文では読みづらい。

言いたい事を伝えるには、
句読点も、
行間も、
余白も必要だと思う。


仕事に例えるなら

働きづめの人の仕事は、
周りの人から理解されにくく、近寄りがたいオーラを放っているように見える。
夢中になりすぎて、周りの不満やアドバイスにも意外と気がつかないものだ。

働きすぎて倒れてしまう前に、
スピードをゆるめて、自分に休養を与える事も大切な事なんだなと感じた。
「ママねむれな〜い」
という子に付き合い、夜の九時半頃から少しだけ電気をつけて折り紙に付き合う。

何気なくテレビをつけて耳で聞きながら、黄色い折り紙でシュリケンを折っていると、NHKの「仕事学のすすめ」が始まった。

ニッチな分野で活躍する、伊藤忠商事取締役相談役の丹羽宇一郎さんを講師として自らの経験を生かした経営方針を熱く語る。

丹羽さんの専門力は、30代の頃に経験した失敗で磨かれた。そこから情報収集と分析力を学ぷ。

最後に頭に残っていた言葉は、
「専門性を磨くとは専門知識を憶える事ではなく、一つの分野で能力と論理力を身につけ、自信を持つ事」

ただひたすら一生懸命やれば儲かるわけではない。

メディアの情報を全て信じるのではなく、現地から正確な情報を得て分析し、先の情況を見通す。

自らの成長を「アリ」→「とんぼ」→「人間」と表現していた。
「ア リ」…最初の10年は黙々と働く
「とんぼ」…複眼的な見方が出来るか勉強する。読書で論理性を磨く。

何でも中途半端に磨くから専門性が身につかない。
仕事は「論理的な思考」
その経験はどの分野でもやっていける。

……昨日の番組ではここまでの話だった。

私の頭では理解するのにかなり時間がかかりそうだけど、
今の自分はまだ「あり」の段階にいるのだろう。


必死にメモを取っていた紙は娘の大事な折り紙。
書いた文字を隠すようにハートを折って何とかなだめた。








5年ほど前に100円ショップで購入した7種類ほどの観葉植物たちが
今では5倍以上に成長し、存在感を増している。

手のひらに乗るほどだったアロエの葉は、年中火傷や虫さされ、擦り傷などに大活躍。

シャコバサボテンは、もう間もなく満開を迎えようとしている。


家族とともに成長してきた植物たち。
水をもらえない日も、何一つ文句を言わず酸素を出し続けてくれていた…。

また鉢が小さくなってきたから、植え替えないと。


今年中には出来るかしら…(^ο^!)



一日の業務が終わり、充実した気持ちで保育所に向かう。
あたりはもう真っ暗で、ポツポツと雨も落ちてきた。

園児達はお天気に関係なく元気にホールで遊んでいる。
お絵描きをする子、ブロック遊びをする子、おままごとする子…。

先生方に見守られながら、想像力をふくらませて楽しそうに時間を過ごす。

「○○ちゃんお迎えだよー」
周りのお友達が母の顔を見て子供を呼んでくれる。

「せんせーさようなら。」

挨拶したあと、教室に入って帰り支度をする。
カレンダーを見て、明日は赤い日(祝日)だから休みだよという事を子に伝える。

「知ってるよー。明日は観覧車の日で保育所お休みだって先生言ってたもん!!」


かんらんしゃ??? かん…かんしゃ?? きんろうかんしゃ!!!

……想像もつかない言葉を聞くと、なぜか疲れも吹っ飛ぶ。
この間は10分の1(秋分の日)って言ってたなぁ。

こんな時期ももうすぐ終わるんだろう。
末っ子ともなると、ゆっくり成長してほしいような、複雑な気持ちになった母である。
大型スーパーの玩具売り場に行くと、クリスマスのディスプレイが
☆キラキラ☆っと輝いている。
配置も少し前とは変わり、高級玩具を前面に出している。
   「アンパンマン」
   「ハートキャッチプリキュア」
   「ゴセイジャー」
   「仮面ライダーオーズ」
   「ポケモン ベストウィッシュ」
今の人気はこのあたりだろうか。
毎年変わるキャラクターの名前。
母はすでに数年前からついていけてない。

今頃サンタさんは、世界中の子供達から届く
プレゼントのリストを見て準備に大忙しだろう。

『サンタさんからのプゼレントは○○でぇ〜、お父さんからは△△がいいなぁ〜』
家でもこんな声が耳鳴りのように聞こえてくる。
"プレゼント"もまだうまく言えてない。

「2人からもらえるかなぁ、サンタさんだけかもよー。」
『なんでー?』

「・・・。 まずさぁ、いつももらってばっかりだから、たまには何かプレゼントしたら?」
『いいねぇー!!』

練習中のひらがなでお手紙を書き、なぜか薬箱をゴソゴソとしていた。

30分後、出来上がったプレゼントを母に見せにきた。
『サンタさんはおじいさんだからシップと、やさしいお手紙をあげれば喜ぶんじゃない?』
「お年寄りにはシップか…。いいアイディアだね。」

介護士にするには、もってこいな人材だと感じた。

毎年この時期になると、小児科は大変込み合う。

20日ほど前に風邪をひいて子供を連れて行った時に、
一緒にインフルエンザワクチン接種を申し込んできた。

すると、受けられるのは最短で2週間後。
土曜日にいたっては最短が30日後…。

やっと順番がまわり、先日無事一回目の接種完了。
母もついでに接種してもらった。

母の分は出費を抑えて辞退しようかと思ったが、介護士は必須。
どうしてもそこは削れない。

先に子供達が接種し、続けて母。
母がどんな顔をして注射をするのか興味津々らしく、
小さな瞳は母の腕と顔を行ったりきたり…。

少し大げさに顔をゆがませると、眉間にしわを寄せて子の顔もみるみるゆがむ…。

「お母さんが一番泣きそうな顔してたねぇー。」
先生が笑って子供達に言った。

「うんうん」とうなずく子供たち。
母に勝ったかの様なほほえみ。

会計を済ませ、2回目の予約をとる。
「こんなに払うなら回転寿司2回は行けたわ…」

マイナスな考えをブツブツ言いながら小児科を出る。

「いけない、いけない…」
先行投資を素直に受け入れようと無理矢理努力する母であった。