ライフスタイルをつくろう
RESAS で表示される山形県の社会増減人口のグラフ。 震災の年(2011年)に福島からの受け入れで一時増えたが、 それ以外はほぼ「10:0」といった割合になっている。 学びを求めて旅立つひと、 仕事を求めて旅立つひと、 刺激を求めて旅立つひと、 理由は人によって様々だと思うが、 経済だろうと人口だろうと、 流動性は大事だから流出自体は決して悪ではない。 問題は流入がほとんど無く、 生活地として選ばれていないということだが、 これまでと同じように資本主義をベースとした 同一の(平準化した)価値観の中で競うならば、 この先もきっとジリ貧ではないかなと思う。 価値観の多様化という近年の社会変化を、 追い風にできるかどうかがカギになるだろう。 風を受ける帆の向きを変える必要がある。 僕たちがこれからやるべきなのは、 刷り込まれてきた既存の価値観を追いかける事ではなく、 新しい(その土地固有の)ライフスタイルを創造する事だ。
2018.05.31