ピーバップ

オーストラリアの放浪時代、
たまたま泊まったバッパーの安宿に、
ビーバップが全巻置いてあった。

異国の地で再会した、
まさかのジャパニーズ・オールド・ヤンキー・カルチャーに、
「何でやねん」とツッコミながらも、
思わず丸2日かけて読破してしまった。

誰が仕掛けたトラップかは知らんが、
粋な奴もいたもんだと、
嬉しくなったのを覚えている。

誰かの旅は、自分の旅に繋がっていて、
自分の旅は、誰かの旅に繋がっている。かも知れない。

なるべく粋なやつを仕込んで死にたい。
2021.10.04:NAO:[メモ・雑感]