蕨生行(わらびのこう)。
地元(中津川)で撮ったのは知っていましたが、
姥捨山伝説というショッキングなテーマが、
当時の若い自分にはヘビー過ぎて、
実は途中棄権しておりました。
この度、当時この映画のプロデューサーを務めていた方とひょんな事でご縁があり、改めて見直してみた次第です。
生と死、郷と野、男と女、自然と人間。
人生の半ばを過ぎてから観たこの映画は、
当時の印象とは随分違っていて、
とても美しく、意味のある作品だと感じました。
「死ぬまで生きる」
という作り手の強烈なメッセージが、
腹の奥の方にズボっと刺さって中々抜けなくなるので、
一応閲覧注意です。