おかんとマーくん



思春期時代の親への暴言の数々は、
親からの絶対的な愛情を前提にしている。

犬のようにキャンキャン吠える僕の髪に、
ぐいぐい手櫛を入れてくる
母ちゃんの怒涛の攻撃の前には、
当時の僕の浅はかなATフィールドなど
全くのハリボテだった。

じれったい愛(古)ならぬ、うざったい愛。

それが、自分という人間の土台を確かに作っている。
2017.02.26:NAO:[読みログ]