オラこんな村いやだ~
「オラこんな村いやだ~」 と、刺激を求めて新しい世界に漕ぎ出そうとする若者を、 決して止めることはできないと僕は思う。 若者とは、元来そういうものだからだ。 一方で、 人が減って地方の運営が ままならなくなっていることも事実。 自身に置き換えて考えてみれば、 僕をふるさとに呼び戻したものは、 子供時代の体験や記憶が大きいのかナ~と感じる。 近くにいれば鬱陶しいが、 遠く離れれば愛おしいと感じる家族の関係然り、 成長過程でのふるさとと個人との接点が、 それぞれのタイミングで人生に作用する瞬間が必ずある。 大海を悠然と泳いだのち、 誰に教えられるともなく、 生まれ故郷の川へと舞い戻ってくる鮭のように、 広い世界を見渡してきた若者を、 しっかりと受け止められるふるさとでありたい。
2016.02.05