NAOのブログ

SDGsは、ある種西洋的で脱近代的な文脈だと思うが、 日本人はたぶん昔からやっている。 そういう文化が（京都以外にも）いっぱい残っている。 大事なことは、それを伝統（残存産業）として 手厚く守るのではなく、 新しい文脈で何回もリノベーションしていくこと なんじゃないかなーと思う、今日この頃。 どれ、NUKADOKOろっかな。

インターネットが生まれて、 世の中のスピードは速くなった。 手放しに良いことばかりではなく、 功罪が、あると思う。 だけど、パーソナルでも、コミュニティでもない、 ネットワーク特有の、ゆるやかな繋がり方や距離感が、 程よい場合ってのがたまにあって、 そういう時には、やっぱり有り難いなーと思う。 近いだけが良いわけでもなく、 強いだけが良いわけでもない。 優しい距離とか、 優しい届き方っていうのがもしかしたらあって、 そういう意味でインターネットは、 もっと優しく使えるのかも知れないな。

ギバー（Giver）かテイカー（Taker）かみたいな話は、 最近よく聞かれるようになりましたが、 ギバーにも2種類あるなーと思っていて、 相手から求められたことに何でも応えてあげるタイプと、 相手が求めていることを読み解いて 進んで与えることができるタイプと、 後者であれば、商売だろうが恋愛だろうが、 何だって上手にやれる人なんだろうけども、 これってやっぱり中々にハードルが高い。 良かれと思ってギブっても、 外したら逆にありがた迷惑やお節介になっちゃったりもするわけで、 結構注意も勇気も必要だよなーと思います。（結構やっちゃう） 単に心根が優しいってだけでは、 本当に優しい事はできないので、 この手の読解力や想像力は、 やっぱ子供時代から鍛えておいた方がいいんだろうなーとか思ったり。 もっと本とか読んどきゃ良かったかなーと後悔したり。 まあでも、気持ちが嬉しいって場合も沢山あるからね。 写真は、良かれと思ってぬいぐるみの中に埋められてしまう娘3。

20年くらい連絡を取っていなかった、友からの手紙。 メールもLINEも電話すら知らなかったので、 どこかで元気に生きていることが分かるまでに、 半月以上かかった。 この20年の間に通信技術は遥かに進歩したが、 コミュニケーションコストは、 かけた分だけ心が動くことが分かったし、 せいぜい10行にも満たないやり取りだったが、 情報は多けりゃいいってもんでも無いことが 改めて分かった。 デザインも、プロジェクトも、コミュニケーションも、 総じて余白が大事ってことなんだろうね。

幸せとは、その人の欲求が満たされた状態のことだと、 以前誰かが言っていた。 したがって、欲求というコップがでかければでかい程、 幸せを実感するためのハードルは、 自ずと上がることになる。 腹へった～から世界平和まで、 人の欲求は多種多様で限りがないが、 反対に欲というものがあればこそ、 人はそれを満たすために行動ができるとも言える。 満たされていないはどのコップか。 手放してもいいのはどのコップか。 応援されやすいのはどのコップか。 コントロールは出来ないまでも、 自分の欲求と常に向き合っていることが、 幸せの近道なのかもしんないな。 写真は「おかわり～」と言って 家にあるいちばんデッカいコップを探してきた娘3。