日々の想い

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今朝、窓の外を見たら、雪らしきものが降っていました。

寝ていても、寒いはずですね…


山の上の方も、うっすらと白く、雪化粧が。。

本当に、寒い毎日ですね。

どんどん、外に出るのが、おっくうになってしまいます。

運動不足には、気をつけないと!




13日に福島県立医科大学にて、子供達の甲状腺の超音波検査を受けてきました。

検査は、5分程度の簡単なものでしたが、検査の結果は、1ヶ月後だそうで。。


待合室には、知ってる顔ぶれがたくさんで、すごく懐かしく、安心しました。

避難先の情報なども入り、やっぱり、みんな それぞれ、大変なようで…

今は、こんな検査などの機会が無い限り、なかなか浪江町の知り合いに会えない状態である事が、すごく 辛いです。

福島県では、今後も20歳までは2年ごと、それ以降は5年ごとに検査を行い、生涯にわたり県民の健康を見守るそうです。

生涯にわたって、健康の不安がある事なんだと思うと、本当にやり切れません。




姫路で開催されたBー1グランプリに浪江焼きそばも出店しました。

結果は、なんと、

四位!!!!


すごく嬉しいです。


テレビなどで、浪江町が度々出てきますが、大抵は、一時帰宅や変わり果てた町の様子などですが、今回のような、浪江町の仲間が頑張っている映像は、沢山の勇気と元気を与えてもらいます。

懐かしい顔ぶれを見ると、とても心強くなります。

これから先、浪江町には、どのような未来が待っているのか分かりませんが、遠く離ればなれになっても、きっと浪江町を愛する気持ちは、みんな一緒だと思うし、いつかあの町で、懐かしい人々に会えると信じて…

頑張るしかないですよね。




今日は、三女がお世話になった小学校の学習発表会があると聞き、三女を連れて行ってきました。

こちら山形市に引っ越してくる前に登校していた学校です。

久しぶりに先生や、お友達に会えて、優しく声をかけていただき、とても喜んでいました。

お土産に、餅つきをしたお餅をいただきました(^O^)

久しぶりのお餅を美味しくいただきました(*^o^*)

同じ避難所でお世話になったママさんにも会えて、お互いの近況報告も出来たので、良かったです。




あの地震から、丸8ヶ月が経ちました。

おかげさまで、こちらでの生活も、少しずつですが、慣れてきたように思います。

本当に、1ヶ月経つ度に、思うのですが、あっという間に時が過ぎていきます。
きっと、これから一年に向けても、速いスピードで月日が流れていくんだろうと思います。

一年が経ち、二年が経ち…

いったい私達は、どうなっているのか。。全然、見当がつきません。

未来を思い描く事が、こんなにも 難しいなんて…


前を向いたり、後ろを振り返ったり…忙しい毎日です。





 『一時帰宅②回目』

昨日の続き.....

浪江町の自宅の中で、持ち出す物を探しながら、散乱している物を片付けました。
片付けると言うよりは、まとめながら足場を作るような感じですが。。

手に取る物全てに、思い出があり、8ヶ月前を思い返しながらの作業でした。
ちょうど、明日で8ヶ月になるんですね…

寝室は、部屋の中に、二段ベッドと布団を敷いていただけなので、倒れる家具などもなく、この部屋だけは、いつものままの状態で、布団には、末娘が大事にしていたぬいぐるみ達が、何の変わりもなく置いてありました。
そのぬいぐるみ達に、心の中で、

「ごめんね、また、来るから…」

涙が、止まりませんでした。
自分の家なのに…

どうして、こんな事に…

前を向こうと頑張ってた自分が、また、あの日に引き戻される…

一時帰宅する度に、こんな思いをしなければならないのかと思ったら、ツラくて、ツラくて。。。


荷物を車に積み込み、家に鍵をかける瞬間…何とも言えない気持ちでした。

必要な物は、沢山あるのに、今のアパートでは、家族6人生活するので、いっぱいいっぱいで、収納するスペースも狭く、ほとんど、持ち出すのを諦めるしかありませんでした。


4時間は、あっという間でした。
時間があまったら、少し 町の中を見ながら帰ろうとも考えていたのですが、気分が落ちて、その気にもなれず、中継地点にまっすぐ戻る事にしました。

我が家のすぐ近くに、中学校があるのですが、その校庭に牛が4、5頭 群れでいました。
有り得ない光景…

中学校を過ぎて、走っていると、道路の真ん中に、白い犬が立っていました。
普通なら、車をよける筈なのに、その白い犬は、私達の車に向かってきました。
危ないので、スピードを落とすと、すがるような目で、ジッと見てるのです。
そのまま車で通り過ぎると、白い犬は、追いかけてきました。
私達は、食べ物を持っていなかったし、もし、車を止めて白い犬に触れたら、きっと 可哀想で置き去りにできなくなってしまう。
そんな思いから、車を止める事は、出来ませんでした。

「ごめんね、ごめんね…」

何も出来ない自分が、情けなく、ツラくて、あの白い犬の 人恋しそうな、すがるような、あの目を忘れられません。

首輪をしていたので、飼い主さんがいるはず。
置き去りにするしか無かった飼い主さんの気持ちを考えると、たまりません…

今、町の中をさまよっている動物達には、人間の都合など関係ないし、放射能とか分からないのに、何の罪もないのに、これから冬になったら、寒さの中 どうなってしまうんだろう…

もう 頭の中が グチャグチャでした。

あの日から、手付かずのままの我が故郷。。

季節だけが、移り変わり、冬を迎えようとしていました。

ただただ、悲しすぎる一時帰宅になってしまいました。




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