日々の想い

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今日で、震災から1年6ヵ月が経ちました。

節目節目で思い出したかのように、テレビでも少し取り上げられていました。

1年6カ月が過ぎ、いま 想うことは。。。

あっという間に過ぎ去っていった1年6ヵ月の日々…
何が変わったか…

何も本質の部分は変わっていない。

浪江町では、現在5回目の一時帰宅が行われています。

私達は、3回目までは、申し込みをして帰宅しましたが、前回も今回も一時帰宅の申し込みは しませんでした。

先週末、母は、お墓参りがしたいと、兄と一時帰宅しました。

今までもそうでしたが、今回も 家の周りやお墓の草刈りや掃除を目的として帰宅してました。
今回は、帰宅して早々に、
「疲れてしまって何も出来ずに帰ってきた」
と言っていました。
家に入って ぐちゃぐちゃの中、少しでも片付けようとしたら、ネズミのフンがあり、散らばっていた服の中でネズミの赤ちゃんが産まれたばかりの姿で、数匹いたそうです。
そんな有り様を見て、力が抜けたらしいです。

玄関などの雨漏りもあり、今後 何年もこのままでは、きっと家は ダメになる。

「どうせ、住めないんだから、草刈りなんかしなくても、いいでしょ」

今、言うべき言葉ではないと、分かっているのに…
もどかしくなり、言ってしまいました。

私は、幼稚園の時に、父を亡くしました。あの家は、大工だった父が建てた、大切な大切な家なのです。

いくら新しい土地に、新しい住処を用意されても、納得のいく問題ではありません。
浪江の家のご近所さんも、帰宅できる時には、草刈りや家の回りの掃除などをしているようです。
帰れるか、希望は薄いハズなのに、みんな 家への想いを捨てきれずに…

私は、家の様子も気になるし、少しでも片付けたいと思うけど、帰れずにいます。
あの現状を目の当たりにすると、本当に精神的なダメージがひどく、いつまでも引きずってしまい、また、情緒不安定になってしまいそうだから。。。


帰りたいのに帰れない…

いつ、この問題に決着がつくのでしょう?



2012.09.11:nakamurake:count(2,341):[メモ/コンテンツ]
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