☆避難生活で得たもの☆:山形でクラス被災者日記

山形でクラス被災者日記

▼☆避難生活で得たもの☆

私達家族も、避難生活をおくるようになって、早くも半年が過ぎました。

改めて、思い起こしてみると、確かに辛く、やりきれない事の方が多い毎日ですが、ひとつだけ、確かにこの震災後に得たものが、ひとつだけあります。

それは、

『絆』

です。

言葉にしてしまうと、何だかちょっぴり、飾った、気恥ずかしい気持ちになりますが、唯一私達家族が震災後に良い意味で、変わったものがあるなら、やはり、

『家族の絆』

しか無いかと。。

震災前は、それぞれが、食事を済ませたら、各部屋で過ごす事が多く特に、長女は、年頃という事もあり、なかなか父親とじっくり話したり、長い時間を過ごす事は、ありませんでした。

しかし、避難所生活が始まり、どうしたって同じ空間にいるしか無い状況が続きました。そんな中、今までの普段では、考えられないほど、ふざけて笑ったり、支援物資で頂いたオセロゲームを本気になって親子で勝負したり。。。今まで以上の密な時間を過ごす事ができました。

避難所にいる時は、テレビなど、自由に見る事が出来なくて、不便だなと感じましたが、それがかえって、家族で過ごす時間を楽しいものにしてくれたように思います。

長女が、まだ学生のうちに、こんなにも一緒に過ごす時間がもてた事…
それによって生まれた新たな『絆』。。。

このとんでもない世の中で、唯一感じた家族のあたたかさ、ひとの優しさ…
この経験で感じた全ての思いが、これから先の子供達にとって、絶対にプラスになると、私は信じたい…

2011.09.23：nakamurake

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秋 (nakamurake)
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さ…寒い… (麦チョコ)

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