山形でクラス被災者日記

▼☆内部被ばく検査☆

今日は、娘達の内部被ばく検査を受ける為に茨城県東海村の日本原子力研究開発機構に行ってきました。
4ヶ月がたち、やっと受けられたというかんじです。

実は、最初の避難した場所“津島”が、かなり放射線の数値が高かったと、だいぶ後から知ることになり、心配で 役場などに問い合わせの電話をしたところ、東電の方が電話口に出て、私は、
『小さな子供もいて心配なので、ホールボディカウンタ測定(内部被ばく検査)を受けさせて欲しい』
とお願いしました。

その返答が、
『一般の人は、内部被ばく検査をする予定は無いので、そんなに心配なら、自己責任で千葉県に受けられる施設があるので、行って下さい』
でした。

この時の気持ちは、一生忘れられないと思います。
今回の原発問題で、被害を受けてるのは、間違いなく 【一般の人】だという事を忘れないで欲しいです。

そんな出来事があり、やっと受けられた検査でした。

結果は、心配してたよりは、数値的には大丈夫でしたが、内部被ばくが確実にゼロではないので、今後の娘達の健康にどう影響するのか…心配と不安は、一生ついて回る事になります。

そして、今日のもう一つの予定…茨城県内の息子さん宅に避難している叔父に会いに行ってきました。おじは、福島第一原発から、1q圏内に自宅があり、未だに、一時帰宅すら出来ずにいる地域に住んでいました。

80歳を過ぎている叔父は、今回の震災のショックで認知症を発症してしまいました。地震の被害だけだったら、今も元気に庭をいじったりして、あの自宅に住んで、穏やかに残りの人生を生きる事が出来たはずなのに。。。
もしかしたら、もう二度と自宅には帰る事が出来ないかもしれません。
このように、認知症を発症してしまったり辛い思いをしている御老人がたくさん、いらっしゃると聞きました。

今日は、やりきれない気持ちと悔しさで、いっぱいの一日となりました。

2011.07.27:nakamurake

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