金華山講(巳待講)

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川樋諏訪神社の鳥居をくぐると右側に池があり、池の中に祠があります。

弁財天(弁天様)を祀っています。

 

また参道と境内には金華山の石碑が三基建立されています。

巳(み)の日に行う弁財天を本尊とする金華山講で巳待(みまち)講とも云います。

 

南陽市史民俗編には川樋で行われていた講の様子が記されています。

 

講が開かれるのは、稲刈りが済んだ頃の巳の日で、講元の佐竹を招いて開かれる。

当日は午後3時頃まで講中の男衆が宿に集まる。

まず祭壇がつくられる。正面に本尊が祀られ、その前に灯明・お神酒・いり豆をつけた団子が供えられる。

一同揃って拝みあげの後、会食する。賄いは精進料理で、酒は二級酒※二升と決めている。

年一回、金華山から佐竹宛にお札が届くので、それを三組に分け、それから各戸に配られる。

 

宮城県石巻市にある金華山は江戸時代(神仏習合の時代)まで、弁財天を祀っていました。

 

引用:南陽市史 民俗編

 

※平成4年まで日本酒には級別制度があり、酒の味は二級酒で覚えました。

2020.07.17:nakagawako:[◇中川地区の歴史]

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