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岩部山三十三観音めぐり紀行 番外編

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岩屋堂地蔵尊

こぶし荘さんの北側にある岩屋堂には第2番から第5番の観音様が彫られています。

岩屋堂には洞穴があり、その中に一基の地蔵尊が鎮座しています。

享保御絵図(享保2年・1717年)には「岩屋戸 此処の中に地蔵あり」と

記述されていることから、観音様よりも古く300年以上前から鎮座しています。

2020.06.09:nakagawako:コメント(0):[◇岩部山三十三観音]

岩部山三十三観音めぐり紀行13

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第13番「石光山 石山寺 如意輪観世音菩薩」

 

後の世を 願ふ心は かろくとも 仏の誓ひ おもき石山

 

現世を重んじて、後の世を願う思いは軽くても

石山寺の観音様のご誓願は、石山のように重く揺るがない。

 

◇「かろく(軽く)」と「おもき(重き)」が対句になっています。

また、おもき「石山」と「石山寺」をかけています。

 

第13番の観音様は8番・11番と共に眺岩に彫られています。

岩の上に彫られていますので、見落とさないようお気をつけください。

2020.06.08:nakagawako:コメント(0):[◇岩部山三十三観音]

岩部山三十三観音めぐり紀行12

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第12番「岩間山 正法寺(岩間寺) 千手観世音菩薩」

 

水上は いづくなるらん 岩間寺 岸打つ波は 松風の音

 

水上を訪ねて行くと、岩間寺にたどり着いた。

水はやがて川となり、さざ波は松風の音のよう

 

◇水は「智水」※とし、「岸うつ波」は観音浄土の補陀落を表しているとすると、

「智水の源を求め、浄土のような岩間寺へ向かう。」と解釈できます。

※仏の智慧を、煩悩を洗い流す水にたとえた語

また、「岩間寺(いはまでら)」を古語の「いはまほし」(言いたい)とかけているとすると

「智水を求めるならば、浄土のような岩間寺へと伝えたい。」とも解釈できます。

2020.06.05:nakagawako:コメント(0):[◇岩部山三十三観音]

岩部山三十三観音めぐり紀行11

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第11番「深雪山 上醍醐准胝堂(醍醐寺) 准胝観世音菩薩」

 

逆縁も もらさで救ふ 願なれば 准胝堂は たのもしきかな

 

逆縁とは「仏の教えを信じないこと」(順縁の反対語)

そんな人々も皆、准胝観音様は慈悲の心で救ってくださる。

なんと頼もしいことだろう。

 

◇「逆」と「准(順)」が対句になっています。

「准胝堂(じゅんていどう)」と「巡礼道」をかけていると考えると、

「巡礼を行うことで、観音様が救ってくださる。」とも解釈できます。

2020.06.04:nakagawako:コメント(0):[◇岩部山三十三観音]

岩部山三十三観音めぐり紀行10

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第10番 「明星山 三室戸寺 千手観世音菩薩 」

 

夜もすがら 月を三室戸 わけゆけば 宇治の川瀬に 立つは白波

 

夜通し、月の明かりを見ながら三室戸寺への道を分けて行くと、宇治川の瀬に白波が立ち騒いでいる。

 

◇月を「見よう」と「三室戸(みむろと)」をかけています。

月は「真如の月」※とし、白波は観音浄土の補陀落を表しているとすると、

「煩悩の闇の中、明月に照らされ、浄土のような三室戸寺で心の迷いが晴れわたる」

と解釈できます。

※明月が闇を照らすように、煩悩の迷いが晴れること。

2020.06.03:nakagawako:コメント(0):[◇岩部山三十三観音]