株式会社長井製作所

▼原点を忘れないように

ものづくりをしていると、新製法に挑戦しなければならなかったり、不良品対策をしなければならなかったりします。このような時、現状の製造条件を明確に把握し、どのように条件変更をしたら、どう変化したのかを把握し、目標通りでなかったら、更に条件変更を重ねます。こういったトライアンドエラーを繰り返して問題解決をするのが常套手段ですが、迷路に入った時にスタート時点の条件を忘れると脱出出来なくなる事が多いものです。つまり、原点を忘れずに問題解決しなければなりません。
同じ事が、個人の問題、家庭の問題、地域社会の問題、国家の問題、グローバルな問題にも当てはまるのではないのはないでしょうか。ところが、こういう社会的問題については、敗戦後の教育で戦前の社会を全て悪として無視してるのですから、自分達の原点が分からず、右往左往しているのが、現状ではないでしょうか。
特に個人の問題では、自分の存在のためには、両親があり、祖父母があり、曾祖父母があり、先祖があって初めて存在出来たのです。人間の歴史の中で、個人は中継点でしかないのです。
個人の権利主張も必要ですが、同時に現時点の周囲の人や先祖、将来の子孫の事も把握理解しなければ「原点」と言えないのではないでしょうか。

2011.03.07:長井製作所
[2011.03.07]
同感です (YOSHDA)

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