長井市中央地区公民館
▼蒲生直英の思い出
私は昭和10年1月15日生まれ。私が19歳の冬蒲生氏の自宅を訪ねて、自作の詩を見て貰った。その一節に目を止め、「娼婦達はしなやかな罪の陰影を作って僕らの前を流れて行った」というくだりを声を出して読み、若い君がこんな風景を見ていたのか?と、悲しげな表情で私を見た。
その頃から90歳になろうというこの歳まで、誰に見せるでもない「自分の詩を」書き続けてきた。その時の蒲生直英の顔を今でも忘れない。
●2024.08.17
●飯澤 昭三
●編集
→コメントを書く
⇒記事へ
⇒HOME
(C)
powered by samidare