2020年度 理事長所信

公益社団法人 長井青年会議所
2020年度理事長
齋藤 圭央

はじめに

54年の長きに渡り長井青年会議所は常に時代の流れを捉え、地域の課題に目を向け、自分たちに何ができるかを常に考え運動を起こしてきました。青年会議所しかない時代から青年会議所もある時代になり存在意義や価値を問われることも少なくありません。しかし、青年会議所ほど地域に寄り添い、様々な角度から課題に向き合い運動を起こしてきた団体はないと思っています。54年という長い歴史の中には私たちでは計り知ることのできない苦労と努力があったと思います。青年会議所運動に対してしっかりと自分の意思を持って参画し、時には意見の相違がある中で議論を繰り返し、自分たちの出した答えに向かって運動を起こしていく。青年会議所の価値は、その過程と自己の成長にこそあるのではないかと思います。その価値を自らの意思で見出してきたからこそ、地域に必要とされ運動を展開し続けることが出来た理由の一つではないでしょうか。私たちの周りには成長のチャンスがたくさんあります。その機会を得るには、自分たちが地域を動かしていくという強い意思が必要なのです。55年目を迎える長井青年会議所がこれからも地域で輝き続けるために私たちは歩み続けます。

 

地域の宝を育てる そして地域の未来を育てる

今、子どもたちを取り巻く環境は日々刻々と変化し、子どもたちの心の成長を不安視する声は少なくありません。子どもたちには健康で安全に、そして何より幸せに育ってほしい。そう願うのは全ての大人たちの願いです。そのためには多くの人と関わることで多様性を受け入れ、好奇心を糧にたくさんの経験を経て成長していくことが求められます。指先一つで簡単に情報を得ることが出来る便利な世の中ですが、ネットで検索して出てくる答えでは過程を経験することはできません。様々な価値観を受け入れ、自分の考えをしっかりと持ち、自分の力でやり遂げる環境を作っていくことが、子どもたちの心の成長に繋がり無限の可能性を広げていくのです。

人と人の関わりが希薄化している背景には人口の減少が挙げられ、地域のコミュニティーが機能しにくくなり、大人と子どもが関わる機会だけでなく大人同士が関わる機会も減っています。私が幼い頃、近所の大人たちは親と変わらない存在でした。挨拶を交わし、良い所があれば褒めて、嬉しいことがあれば一緒に喜び、危険な事や間違いがあったらしっかりと叱ってくれました。親だけでなく地域が私を育ててくれたのだと思います。そして今でも顔を合わせれば家族のように受け入れてくれるこのふるさとが大好きです。人と関わり、地域と関わることは愛郷心の醸成にも繋がり、他人を思いやる心や道徳心をも育みます。子どもたちは私たち大人の姿を見て育ちます。家庭での時間が一番であることは当然のことながら、私たちができる子育てがあると思います。私たち長井青年会議所は、このふるさとを愛してやまない大人たちの集まりです。そんな私たちの姿が、子どもたちだけでなく親や多くの大人たちに共感をもたらし、意識を変えていくことに繋がります。豊かな感受性と愛郷心を育み、地域の未来を照らす子どもたちを地域全体で育てていきましょう。まちづくりはひとづくり。子どもたちの健全な成長が地域に好循環を生み出すことを信じて。

 

持続可能な青年会議所へ

「感謝」
2020年度、私たち長井青年会議所は創立から55年を迎えます。創立当時から今日に至るまで、行政関係者の皆様、関係諸団体の皆様、そして今日まで運動を起こしてこられた先輩諸兄の皆様をはじめ、多くの方々の支えがあったからこそ、55年の長きにわたり歴史と伝統を紡いでこられたものと拝察します。積み重ねた喜びと苦労、たくさんの夢と笑顔が詰まった55年の歴史に深い感謝の意を表し、私たちは未来に向けた新たな一歩を踏み出していかなければなりません。これからも地域に必要とされる長井青年会議所であるために、メンバー一丸となって55年目の歩みを進めていきましょう。

 

「会員拡大」
私たちが運動を行っていく中で、メンバーの力は欠かせません。青年会議所が継続して事業を行えるのも、常に様々な知識や価値観を取り入れ、課題の解決に向き合ってきたからです。地域を想う青年経済人を増やし、未来を創る仲間を増やすことは青年会議所の担いでもあり、その結果が明るい豊かな社会の実現に近づく1歩であると確信しています。 長井青年会議所で共に活動している仲間たちは、それぞれが魅力に溢れ、ふるさとに対する熱き想いを持っています。私たちが動けば必ず賛同してくれる仲間がいます。多くの仲間が集まり、お互いが刺激し合いながら事業を起こせば、地域の対する働きかけは広く力強いものとなります。地域の未来を輝かせるために。更なる組織の発展のために。長井青年会議所メンバー全員が当事者意識を持ち、会員拡大に取り組みましょう。

 

「人財育成」
物事を行う上で経験は最大の武器であり、積み重ねた知識、見識、胆識は青年会議所運動だけでなく、仕事やプライベートでも活かされます。日本青年会議所や東北地区協議会、山形ブロック協議会への出向や、青年会議所内での役職、運動や事業など、全ての機会が成長のチャンスです。限られた青年会議所の時間の中で、より多くの経験を積むことは、今後行う事業に対する取り組み方を変え、より大きな運動を展開させる力になります。 過去の事業にもさまざまなドラマがあり、経験した人にしかわからない苦労や楽しさがあります。その経験や共に過ごした仲間たちは、必ず財産として自信となり、地域を支える原動力としてネットワークを形成し続けます。一人ひとりが地域から求められる人材になるために、目の前にある成長の機会を有意義なものにしていきましょう。

 

結びに

私が長井青年会議所に入会したのは2013年。それから7年が経ち、たくさんの経験を積み、多くの仲間に支えられ今日まで活動してきました。多くの価値観に触れ、礼儀作法や人との付き合い方を教わり、まちづくりやひとづくりに携わることが出来たのは、支えてくださった多くの仲間達のおかげです。これまで長井青年会議所では、一人ひとりの意志ある行動で事業を起こし、自ら汗を流し、時には社会変化の大きい時代に柔軟に対応しながら、人や地域の輝く未来のために率先して行動してきました。55年目の新たな一歩が「明るい豊かな社会」の実現に近づくために、一つひとつの事業に真摯に取り組んでまいります。この1年間でしか得られないたくさんの経験を活かし、共に持続可能な青年会議所運動を目指しましょう。

 

Just Do it!!

2020.06.02:nagai-jc:[理事長所信]

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