長井遺産 〜あの頃の景色をずっと、ずっと。

長井遺産 〜あの頃の景色をずっと、ずっと。
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この、長井遺産に収めた数々の写真の中でも、ひと際、記憶に残っている写真がこの一枚である。ジーンズの部分は立体になっており、横から見ても面白い。一度は入ってみたいところだ。

長井市の中でも比較的色使いの明るい店である。さすがは電気を扱うだけのことはある。ただ、それならばそのシャッターを開けて、より明るくさせたらどうだろうか。

この店は写真ではわかりにくいがなかなか大きい。そしてその大きさを存分に利用した看板が目立っている。駅前の通りに堂々と顔を出しているので店をたたむのは大変もったいないと思う。

店名を見たとき、一瞬牛丼を思い出した人もいるのではないだろうか。ただ、よく見ると「家」では無く「屋」である。ここの面白いところは店名だけでなく、備え付けられた自販機にもある。シャッター越しに半分しか出ていないため、 横から見ると薄っぺらすぎて思わず笑ってしまう。

刃物を研いだり鍵を作ったりすることも行っていたかまや金物店。金物店は全国で閉店が進んでいるが、何とかその重たいシャッターを開けてもらえたらと思う。

フラワー長井線の長井駅を降りて、まっすぐ通りを歩いていると、左手のほうにこの絵が見えてくるはずだ。
描かれている絵からは、長井の人々の地元を愛する想いが伝わってくる。より多くの笑顔を見るためにもシャッターたちには上がってもらいたい。

大町商店街にあるシャッターアート。描かれているのは長井の守り神、黒獅子。地元では「おしっさま」の愛称で呼ばれているほど、この黒獅子は長井を代表する大切な神様である。
この黒獅子は、もう開かれなくなったシャッターに身を潜め、長井の町の行く末を静かに見届けているのだろうか。

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