HOME > 長井のうまいもの

【農業×テクノロジー (株)環境彩エン】

  • 【農業×テクノロジー (株)環境彩エン】

農業に“彩り”のある“エンシュツ(演出)”を!
そんな素敵な目標を社名に取り入れ、バイオ苗の生産・販売に取り
組んでいるのが長井市五十川にある株式会社 環境彩エン(代表取締
役 利根川 利雄氏)です(゚▽゚*)

▼株式会社 環境彩エン


現在は主に新白鳥シリーズという品種のイチゴ苗を3種生産し、JA
などを通じて全国に販売しているとのこと。これは“四季成り”と
呼ばれる、上手に栽培すれば一年中実をつけるイチゴで、夏はスイ
ーツのトッピングや加工品として、冬は生食用として販売できるの
だそうです( ̄ロ ̄) 某有名ベルギーチョコレートブランドにも使わ
れているそうですよ!

▼この苗128本が詰まったケースで全国に送られます!


(株)環境彩エンは、もとは長井市にある光学部品メーカーが「山形
県長井市ならではの事業を!」と始めたプロジェクトで、2007年に
会社として独立しました。光学機械レンズ製造などの分野で培った
ノウハウがバイオ苗の生産に活かされています(*^ー゚)

▼工場の中はとても清潔な雰囲気。理科室のようです。




(株)環境彩エンのバイオ苗は工場生産によるウイルスフリー。生長
点を採取し、寒天、そして特製の培養液で増殖させます。こうして
培養した苗は親苗の悪い特徴を受け継ぐことなくスクスクと育つの
だそうです(*'o'*) …う~ん、ちょっと難しいです(^_^;)

▼まずは試験管で生長点を寒天培養


▼次に培養液にいれることで50本ぐらいに苗が増えます


育苗ポットに植え替えられた苗は春先の気候を再現した部屋で管理
され、出荷を待ちます。この部屋の湿度は50~60%に設定されてい
て、温度も快適!冬の乾燥には無縁ですね(*´∇`*)

▼いちご苗の緑がまぶしいです




この部屋にもミストを発生させる機械を設置したり、オゾンによる
殺菌を行ったりと精密部品をつくるのと同じこだわりが随所にあり
ました。育苗用の棚にもさまざまな工夫があり、よりよい環境のた
めに設備を手づくりすることもしばしばだとか。技術者魂を感じま
す( ノ`□´)ノ

▼ミストを発生させる機械は天井に


こうして育てられた苗についた実が、知らず知らず私たちの口に届
いているんですね(^▽^) (株)環境彩エンでは時折、個人に向けた
苗の販売を行っているそうで、昨年は長井市のPRも兼ねて国会の
売店で販売したそうです。イチゴは花もかわいいし、上手に育てれ
ば一年中実を食べることもできるので、お家にあったらうれしいで
すよね♪

▼購入した方からイチゴが実ったとの報告が届いたそうです


新白鳥シリーズの新白鳥4号は個人で楽しむ方にも育てやすい品種だ
と利根川社長が教えてくださいました。


▲株式会社環境彩エン 利根川 利雄 社長
難しい内容を分かりやすく幅広く教えてくださいましたm(__)m

(株)環境彩エンではイチゴの苗はもちろん、栽培に必要な装置や道
具なども販売し、円滑な栽培と収穫に向けてのサポートをしてくれ
ます。バイオ苗を栽培してみたい農業従事者の方はもちろん、興味
のある方は直接ご連絡ください。

株式会社環境彩エン


【この記事は、ながいファン倶楽部のブログです】
☆毎月1日・15日にファン倶楽部会員様へメールマガジンを配信♪
▼お申込はこちらから!

2010.02.09:nagai-fan:[長井のうまいもの]

【日本酒の搾りが始まりました~長沼合名会社】

  • 【日本酒の搾りが始まりました~長沼合名会社】

水のまち長井市の酒蔵は美味しい日本酒の仕込みの真っただ中(*'-')b
銘酒・惣邑の取材をさせていただいている長沼合名会社さんで搾り
の作業が始まると伺い、見学させていただきました。

▼酒蔵の中は今日もキーンと冷えています


前回伺った時は蒸米を行っていました。ちょうど火祭(おひまつ)
のお祈りが行われていて、静かな蔵の中に立ちあがる蒸米の湯気が
印象的でした(^-^*)

この日行われたのはは精撰などと呼ばれる一般酒の搾りです。

▼大きな圧搾機に袋につめた醪(もろみ)を並べていきます




少なくとも4人でこの工程を行うとのこと。タンクから送られてきた
醪(もろみ)を詰めたり、並べたり、息ピッタリのやりとりで作業が
進められます('▽^*)

▼袋を並べる底は深く、身を乗り出しての作業は見ている私たちも
 ドッキドキ( ̄Д ̄;


まずは袋に詰められた醪(もろみ)の自重で液体が流れて出てきます。
その後で圧搾機を使い、ゆっくり丁寧に搾るのだそうです。

▼はじめは白濁したものが、そして徐々に澄んだ原酒が流れてきました


今回は2度に分けて、約4200リットルのお酒を搾るとのこと。キーン
と冷えた蔵での手作業に「お酒も冷たいんですよね?」などと当り
前の質問をする私たち。…笑われてしまいました(;´▽`A

▼圧搾機でしっかりと搾られ、袋には酒粕が残ります


歴史を感じるこの重厚な圧搾機は、最近では使っているところも少なく、
なかなか見ることができない珍しいものだそうです。

2月に入ってから急に寒さが舞い戻り、真冬日が続く長井市ですが、暑
くなるのに比べれば、酒造りに大きな影響はないとのこと。やはりこ
の厳寒が美酒を育むのでしょうか(*'ー'*)


長井市の美味しい日本酒のお求めはこちらから
※ネットショップやまがたタス物産館はPC専用です。携帯電話で買物
 ができるようになるまでもうしばらくお待ちください。
※未成年への酒類の販売は行っておりません。


【この記事は、ながいファン倶楽部のブログです】
☆毎月1日・15日にファン倶楽部会員様へメールマガジンを配信♪
▼お申込はこちらから!

2010.02.04:nagai-fan:[長井のうまいもの]

【伊佐沢特産 大石の凍み豆腐】

  • 【伊佐沢特産 大石の凍み豆腐】

不伐の森に親しむ会の冬事業では大石地区で長年凍み豆腐作りを続
けてきた前司 浩一さんのご家族に豆腐づくりを教えていただきま
したv('▽^*)

▼大石凍み豆腐工房は深い雪の中です


凍み豆腐は雪深い大石地区の冬の主な産業として、かつては多くの
世帯で作られていたそうです。前司さんのお宅では12月20日ころか
ら1月いっぱい生産していました。昭和30年代には干し豆腐にしたも
のを朝、長井駅から貨物列車に乗せて運び、福島県のいわき市辺り
や遠くは茨城県の水戸市まで売りに行っていたそうです。

▼きれいにあらった大豆を機械ですりつぶしていきます。以前は
 石臼に原動機をつないだものでこの作業を行ったのだそうです。


▼鍋に移して火にかけると美味しい香りがしてきました(´▽`)


前司さんの奥様、のぶさんのお話では、もっとも古いお宅で明治5年
から凍み豆腐作りを始めたと聞いているとのこと。前司さんのお宅
は明治35年から始めたそうです。

▼鍋の煮汁を漉して豆乳を搾りだします


▼出来立ての豆乳はとってもクリ~ミ~(≡^∇^≡)♪


長く続けられてきた凍み豆腐づくりですが、時代が変化し冬に働く
方法にバリエーションが出てくると徐々に辞める世帯が増え、前司
さんも10年近く1世帯だけで続けてきました。

▼搾った豆乳ににがりをまぜて、木綿を敷いた木の枠に流しいれます




▼重石をしてしばらく置きます。これは大石で切り出した石だそうですよ


前司さんのご家族も10年ほど前に凍み豆腐作りを引退。その技術
と道具は大石凍み豆腐工房の皆さんに受けつがれ、現在も製造が
続けられています(*゚∇^*)

▼前司 のぶさんは出来上がった豆腐を見事な手つきで一回転!(ノ゚ο゚)ノ


▼せぇ~のっ!


▼10kgぐらいの重さがあるそうです。見事な手つきに拍手が起こりました。


▼出来立ての豆腐はとってもなめらかです!


以前は凍らせた豆腐を唐傘の骨を細く削ったもので刺し、室状にし
た囲炉裏で炭火で乾燥させていたそうです。各家庭に冷凍庫が普及
し、配送技術が向上した現在は凍ったままの状態で販売しています。

▼凍み豆腐にするために短冊形に切る方法は息子さんの英則さんに
 教えていただきました。小学生の時から手伝っているという英則
 さんの包丁さばきに一同注目!


▼包丁の刃の部分を利用し豆腐を壊さないように回転させるのが難
 しくなかなかうまくいきません(>▽<;


▼見かねてオーソリティーののぶさんが登場!やっぱり全然違います


包丁を入れていない面を網側にして並べていきます。そして外へ。
外の厳しい寒さを利用して豆腐を凍らせます。日中から出すとスズメ
に食べられてしまうので夕方に出すのだそうです。

▼大きさがバラバラなのはもちろん体験で切ったからです




▼外に網を並べる棚が作られていました。


▼出来上がるとこんな感じ


大石の凍み豆腐は豆腐の栄養や旨さはもちろん、しっかりした弾力
の歯ごたえがたまりません(≧∇≦)b

▼凍み豆腐汁では野菜やダシの旨味を吸ってたまらない旨さです!


大石地区の気候が作る冬のごちそう凍み豆腐!ぜひ多くの皆さんに
食べていただきたい一品ですv('▽^*)

▼大石凍み豆腐工房の凍み豆腐



【この記事は、ながいファン倶楽部のブログです】
☆毎月1日・15日にファン倶楽部会員様へメールマガジンを配信♪
▼お申込はこちらから!

2010.02.01:nagai-fan:[長井のうまいもの]

【カレー×和菓子=不思議スイーツ】

  • 【カレー×和菓子=不思議スイーツ】

巷では「とんかつパフェ」が流行っているのだとか…(-_-;)
驚きの組み合わせというものはいろいろあるんですね。

そう!長井市にもあるんです!それが…

日進堂カレーどら焼きぃ~♪(ドラえもん風に)

地元メディアでは何度も取り上げられている有名商品なんですよ。

▼この皮にカレー粉が練りこまれています


カレー風味の皮で挟んだあんには長井市産のジャガイモを使用!
スパイシーな皮とマイルドなあんの調和が絶妙です。

マサラティーやチリ入りのホットチョコレートなど甘いものとスパ
イスは相性がピッタリd(´▽`)b ぜひ一度お試し下さい。


【この記事は、ながいファン倶楽部のブログです】
☆毎月1日・15日にファン倶楽部会員様へメールマガジンを配信♪
▼お申込はこちらから!

2010.01.27:nagai-fan:[長井のうまいもの]

【冬栽培の行者菜、東京に進出!】

  • 【冬栽培の行者菜、東京に進出!】

長井行者菜生産グループが生産している新野菜・行者菜。疲労回復、
殺菌効果が有り、血液中の脂質を減らして生活習慣病を予防する効
果もあるというミラクル菜っぱですv(*'-^*)

▼見た目はニラのよう。でもかじるとにんにくの風味が 口に広が
 ります!


夏場が旬の行者菜ですが、生産グループの田畝 弘さんは昨年から
冬場のハウス栽培に挑戦!収穫の時期を迎えています(゚∀゚*)
そして来週から東京・銀座のおいしい山形プラザで販売されること
になりましたヽ(^◇^*)/ 長井の行者菜、東京に進出です!

▼冬至にの日にハウスに移したという行者菜。30cmぐらいの高さに
 育っています。


▼出荷間近の行者菜の生育状況をみる生産グループの田畝さんと
 遠藤さん


田植えの前に苗を育てる育苗ハウスを利用しての栽培で、地下10cm
のところに電熱線を入れ、土の温度を15℃程度に保っているとのこ
と。手間がかかるんですね~(~~~)

▼出荷までもうすぐ!上からもビニールをかけて大切に育てます


▼行者菜名人の田畝 弘さん


生のままみじん切りにしたものを麺類の薬味にしても美味しいそう
ですよ!元気がみなぎる味のする行者菜をこんな時期に食べられる
なんて、東京の人がうらやましい~。

▼行者菜を育てているビニールハウスまわりは雪がいっぱいでした


露地栽培は5月の連休明けから9月が旬です。もちろんネットショッ
プでも販売しますので、もうしばらくお待ちください!


【この記事は、ながいファン倶楽部のブログです】
☆毎月1日・15日にファン倶楽部会員様へメールマガジンを配信♪
▼お申込はこちらから!

2010.01.22:nagai-fan:[長井のうまいもの]