ウォーターインタープリター養成講座(第2期)が閉講しました

平成25年11月17日(日)、第二期ウォーター・インタープリター養成講座の四回目の講座が行われました。
今回の講座は、東北地方整備局の出前講座に来ていただき、1時限目の講義は最上川ダム統合管理事務所長井ダム管理支所支所長の平義則氏に「長井ダムの管理概要」をテーマに講義していただきました。





地元のダムでもある長井ダムの今まで知らなかった事や、一般の方には見えづらい普段のダム管理業務など、豊富なデータと詳細な資料を用いて丁寧に説明していただき、受講生の方々からは活発に質問が飛ぶなどとても有意義な講義になりました。






二時限目の講義は「東北の治水事業に関する話題」をテーマに、国土交通省東北地方整備局最上川ダム統合管理事務所調査課長の髙橋正志氏に講義していただきました。今年、東北地方の各地でおきた水害の事例などを現場写真なども交えて説明や、従来より高性能の雨量観測システム「XRAIN(エックスレイン)」の東北地方での導入状況など、治水に関わる広範な話題も説明していただき、特に最上川では、あの羽越水害以来の最高水位を記録したことなど、受講生の方々も水害の恐ろしさに改めて聞き入っているようでした。





午後からの3時限目は、最上川リバーツーリズムネットワーク代表理事の佐藤五郎氏に「湖沼・地球温暖化と水環境」のテーマで講義していただきました。普段何気なく見ている湖沼にも、水温や深度によって様々な分類に分かれる事や、水中の成分の違いによって貧栄養湖や冨栄養湖などの色々な専門的な呼び名がある事など、ウォーター・インタープリター講座ならではの水に関する深い知識を学ぶ事ができたようです。





最後に今まで学んできた内容を実践的に試す場として、修了検定を行いました。受講生が今まで学んだ15講座の中から好きなテーマを一つ選んで、一人が水の案内人役となって聴衆役の他の受講生を相手に発表しました。皆さんそれぞれに、身振り手振りやフリップを使ってわかりやすい説明をすることができたようです。






そして、いよいよ四か月にわたったウォーター・インタープリター養成講座も閉講式です。最上川リバーツーリズムネットワーク代表理事佐藤五郎氏から講評をいただき、最後には受講生全員で記念撮影をしました。受講生の皆さん、四か月間大変お疲れ様でした。

2013.12.05::[イベント・講座]