TUAD blog/美術館大学構想

▼西雅秋・彫刻風土の旅〈3〉ー山形古道具屋めぐりー


■写真上:七日町の居酒屋『こまや』カウンターで。コケシ収集家の店主から提供された飾り物の小さな金精様(尾花沢産)を手にする西さん。
■写真中:上山の古道具屋で養蚕用の藁籠を7枚入手。これは展示会場造作の一部として使用する予定。
■写真下:制作する西さん。原型に塗布したシリコンラバーの上に、さらに石膏でバックアップ処理を施しているところ。

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週末に設定した休養日も、西さんは精力的に山形市内の古道具屋や蚤の市をひとまわり。夜は郷土料理屋でも飲みがてら情報収集をおこなっていたらしく、週明けの月曜日、西研究室は古い徳利から、陶製の二宮金次郎、コケシ、大根やホッケ(!?)など、大小さまざまなモノ・モノ・モノで溢れかえっていました。

その他、型取り材料として大量の粘土と石膏とシリコンも運び込まれ、アトリエでは収集した様々な「カタチ」の型取り作業が本格的にスタート。かなり手狭になってきた研究室で、西さんは息子さんよりずっと若いアシスタント達と会話を楽しみながら制作を続けています。
原型収集は予想以上の成果で、型取り作業はフル回転です。

美術館大学構想室学芸員/宮本武典
画像 ( )
2006.09.06:miyamoto

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