美術館大学構想

■写真上中:クレーンで吊り上げられる巨大な手。もともとはパチンコ屋の看板として使われていたものを西さんが譲り受け、もう片方の手を合わせて製作したものです。これまで神奈川県民ホールや広島市現代美術館の個展で大量の石膏の瓦礫と組み合わせて展示されてきました。芸工大のキャンパスでは、本館前の池の中心に、まるで眼下に広がる街や山形の山々を両の手に受けとめているように、空の白い器ような佇まいでスッと置かれました。

■写真下:水上能舞台のアプローチに整列する石膏製の二宮金次郎像。原型は彫刻家のアトリエがある埼玉県飯能市の廃校に立ってたものだそうです。斜めに立てかけているのはある神社に奉納されていた子宝祈願の金精様を型取りしたもので、その他、不発弾や仏頭、蓮座など、聖俗・性死にまつわる象徴的なカタチがズラリと整列し、28日17:30、舞台上で森繁哉教授の舞踏『時の溯上』とともに一気に積み上げられます。


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