美術館大学構想

2005年度の美術館大学構想事業を冊子にまとめて出版しました。
デザインは本学卒業生の小板橋さん(アカオニデザイン)に依頼し、ベージュの地に白く『TUAD AS MUSEUM』の文字が浮かび上がる装幀で、雪深い山形の印象が反映されたシャープな仕上がりになっています。
昨年10月に開催したシンポジウム『ことばの柱をたてる-美術館大学ことはじめ-』の採録は特に必読。
酒井忠康氏(美術評論家/世田谷美術館長)、芳賀徹氏(文学者/京都造形芸術大学長)、藤森照信氏(建築家・建築史家/東京大学教授)による鼎談はユーモア満載、知的好奇心をくすぐられる内容で、編集の過程で何度も吹き出してしまいました。
3氏が東北文化の読み解き方や、美術館の裏側について語りに語った3時間を、延べ30ページにわたって完全採録しています。

その他にも、『宮本隆司写真展-箱の時間-』関連イベントとして開催したシンポジウムや、『珍しいキノコ舞踊団』レジテンスをサポートした学生によるルポ、民俗学者で本学大学院長の赤坂憲雄氏とアーティスト富田俊明氏の対談などを掲載しています。

現在開催中の『松本哲男展 鼓動する大地』会場で販売中です。


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